トレーニング始動!のはずが...~今熊山から丸山

3/17 武蔵五日市駅~今熊山~生籐山~浅間峠~丸山~笛吹バス停

4/26から行われるFUJI100(旧UTMF)にエントリーしている。
気がつけばもうあとひと月ちょっとだが、山を長い時間走るトレーニングを全くしていない。こんなことで100マイル(約166km)走り切れるのだろうか。

思い立ったらとにかくトレーニング始動!
まずは勝手知ったるハセツネコースの前半を走ることにする。


6時前に家をでる。すでに空は明るい。春だな~。
でも、フリースにウインドブレーカーだとちょっと寒い。

五日市線の車内にハイカーの姿は少ない。
武蔵五日市駅から都民の森へ向かうバスは、いつもは行列だが今日は楽に乗れそうだ。
私はバスに乗らず、駅前から歩き始める。

空気はひんやり、フリースとウインドブレーカーを着たまま歩く。

20240317 ハセ前半・広徳寺への道

広徳寺への分岐。
歩いていたら暑くなってきたので、ウインドブレーカーを脱ぐ。

20240317 ハセツネ前半・スミレ

道端にも春の気配。

坂道を登っていたら汗をかいてきた。
広徳寺の前でフリースを脱いで、トレールに入り、走り始める。

20240317 ハセツネ前半・稲荷神社分岐

変電所で道路に出て、稲荷神社まではロードを走る。走りなれた道。

20240317 ハセツネ前半・梅が満開

梅が満開だ。

20140317 ハセツネ前半・稲荷神社

稲荷神社に到着。今日の無事を祈願し、表参道に入る。ここからがトレールの本番。
すぐにガチランナーに抜かれる。今日は天気が良く暖かいので、ランナーも多そう。

20240317 ハセツネ前半・今熊神社へ展望台

今日は、雲一つない青空。しかし、春霞か遠くの山がかすんで見える。

20240317 ハセツネ前半・今熊神社のしめ縄

紙垂のつけられたしめ縄をくぐり、今熊神社の聖域に入る。

20240317 ハセツネ前半・今熊神社の分岐

今熊神社の分岐。ここは左の尾根道へ。

20240317 ハセツネ前半・入山峠へ

入山峠へはアップダウンの少ない走りやすいトレール。
今の時期の山は、特に目を引くものはなく地味である。

右足の親指がチクチクするので、入山峠で休憩。
靴下を脱いでみると、靴下の親指部分に空いた穴を塗った糸が指先に当たって、ちょっと赤くなっている。ケチるのも考え物。テーピングで応急処置。

20230317 ハセツネ前半・市道山分岐

スタートからおよそ10km、市道山分岐。
多くのハイカーを抜き、多くのガチランナーに抜かれる。
風がないときはTシャツで十分なくらい暖かい。絶好のハイキング日和。地味な山だけど。

市道山分岐から醍醐峠へ下る斜面を、下から快調に駆け登ってくる女性とすれ違った。すげー、と思ったら、富士登山競争の絶対王者、ずーみんさんだった。ずーみんさんとすれ違うのは、これで2回目。
2週間後にここでハセツネ30Kが開催される。

20240317 ハセツネ前半・醍醐丸

醍醐丸から笹尾根に入る。
ハセツネ当日は、ここには鳴り物を持ったボランティアが並び、「ナイスラン!」「ガンバです!」の掛け声が飛び交い、休憩したいけど走り続けないといけないような気になる、賑やかな雰囲気。しかし、今日はベンチで数人のハイカーが静かに休憩しているだけ。

20240317 ハセツネ前半・連行峰

すれ違うハイカーは多いのだが、山頂には人がいないことが多い。静かな山旅が続く。

20240317 ハセツネ前半・タテハチョウ

冬眠から目覚めたか、ベンチの上でタテハチョウが日向ぼっこ。

20240317 ハセツネ前半・茅丸

晴れていれば、笹尾根のピークからは富士山がよく見える...いや、今日は空気がモヤモヤしていて、全然見えない。

20240317 ハセツネ前半・軍刀利神社

生籐山を越えて軍刀利神社に到着。ここまで来るとハイカーはぐっと少なくなる。

20240317 ハセツネ前半・ハセツネの道標

ハセツネの道標。回収し忘れたのかな?

20240317 ハセツネ前半・浅間峠

浅間峠についた時には、いつの間にか空は厚い雲に覆われていた。
まだ13時だというのになんとなく薄暗く、暖かな日差しはどこへやら、風も冷たい。

久しぶりに走ったので、ちょっと疲れた。こんなんでFUJI100は大丈夫だろうか。

20240317 ハセツネ前半・日原峠

出発からおよそ25km、日原峠。
予定より20分遅れている。天気も下り坂だし、なんとか先を急がねば。でも足が重い...。

20240317 ハセツネ前半・土俵山

土俵山に登ると雪が多くなってきた。
かすむ御前山と大岳山。遠景がかすんでいるのはモヤかもしれないが、近景も黄色っぽくかすんでいる。これはスギ花粉だな。幸い、私は花粉センサーがないので全く影響なし。

20240317 ハセツネ前半・丸山

丸山までくると、トレールが完全に雪におおわれてしまった。一度融けて固まった雪で、気温も低くなってきたので滑って走れない。少し先まで行ってみたが、これより先は、ずっとこんな感じのようだ。
すでに予定から30分遅延。トレールがこの状況だと、遅れを取り戻すどころか、どんどん遅くなるのは目に見えている。

ここでエスケープして、笛吹バス停に下山することを決意。

武蔵五日市駅行きのバスの時間まであと30分。本気で走ればぎりぎり間に合いそうだ。

20240317 ハセツネ前半・笛吹バス停に下山

本気で走るどころではない。
道は少しえぐれていて溝のようになっている。そこに雪が吹き溜まっていて、足を置くと踏み抜いてすねまでもぐる。雪の薄いところはドロドロぐちゃぐちゃ、藪に逃げれば、枯草に積もった雪は滑る滑る。

バスに乗り遅れまいと、走りにくいトレールを必死で走る。

20240317 ハセツネ前半・笛吹バス停

笛吹バス停が見えた時、ちょうどバスがバス停の前を通り過ぎたところだった。
どうしよう...

時刻表を見ると、反対方向の数馬行きのバスは10分ほどでくる。よし、気を取り直して、数馬の湯で温泉に入ろう。

20240317 ハセツネ前半・数馬の湯

数馬の湯でお湯につかり、ほっと一息。
そして、食事処で今日使ったエネルギーを補給。ここの食事処は、以前はなかなかのものだったが、いつのころからかメニューが変わってちょっと残念なことになっている。
これは唐揚げ定食。好みの問題もあるけれど、唐揚げはからっと揚がっていてほしいな...

それにしても、こんなへなちょこで、FUJI100は大丈夫なのか?

(今熊山から丸山、完)

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