人影まばらな高尾山を走る~高尾山から南高尾山稜
3/24 高尾山口~高尾山~城山~大垂水峠~草戸山~高尾山口
トレランのトレーニングに行きたい。いや、いかねばならない。
でも夕方の飲み会にもいかねばならない。
なので東京から近く、そしてサクッと登れる高尾山に行こう。高尾山だけだと物足りないので南高尾山稜を縦走しよう。
でも高尾山イメージは、山頂まで列をなす人、人、人。そして山頂には渋谷スクランブル交差点のような人混み。
しかし、まだまだ肌寒い早春の三月、朝早ければ人もいないだろう。
京王線新宿駅から高尾山口行きの始発列車に乗る。
思惑通り車内はがらがら。
高尾山口は見たこともないほど人がいない。
さすがにまだ風は冷たく、手袋をはめる。
ケーブルカー清滝駅も人影はまばら。
まだ動いていないから当たり前か。
駅前のベンチに座ってサンドイッチを食べ、身支度をして出発。
稲荷山コース登山口。
高尾山にはいくつか登山道?遊歩道?があるが、稲荷山コースは終始トレールで、一番登山らしい登山ができる。
こんな感じのトレールで斜度もあまりないので走りやすい。
肌寒い中にも青々とした常緑樹の森がきれいだ。
稲荷山の展望台。
大都市東京を一望。でも今日はちょっとモヤがかかっていて、ビルの森が霞んで見える。
う~む、走りにくい。
長い階段がでてくると頂上は近い。
山頂に到着。思った通り人は少ない。いいね、人影まばらな高尾山。
しかし、逆にケーブルカーがまだ動いていないのに、薄ら寒い山頂に人がいるのがすごい。
山頂の西のはじにある大見晴台からの展望。
雪を抱いた富士山と丹沢の山並みが大迫力で眼前に迫る。この時期の高尾山は初めて来たけど、この景色を見にくる価値はある。
ここから西へ城山に向かう。
このあたりがもみじ台かな。
今の時期、枯れ木しかないけど、富士山と丹沢は相変わらずすばらしい。
城山へは、階段の多いトレールをいったんコルまでまた登り返す。
城山に到着。梅が満開。
城山茶屋は開いているが、ハイカーの姿はない。
ここからは以前、TOKYO八峰マウンテントレイルで走ったルート(「第7回Tokyo八峰マウンテントレイル参戦」)をたどる。
高尾山のほうへちょっと戻ると大垂水峠への分岐。
急な斜面をひたすら下る。
そして森の中に入り、細い沢が現れると大垂水峠は近い。
大垂水峠。歩道橋を渡る。
ここから南高尾山稜の尾根を縦走するようにたどってゆく。
尾根上の小ピーク、大洞山。
トレールはほぼ尾根沿いに忠実についているので、細かなアップダウンが多い。ピークは7つあるらしい。
尾根はそんなに広くないが、木が多くて展望があまりきかない。
しかし、南側が伐採されているところがあり、丹沢、富士山、そして津久井湖が見渡せる。
突然現れたふくろう。
広場のような三沢峠。城山湖や津久井湖、高尾山口へ通じる道が分岐している。
三沢峠の先にある、忘れられない階段。
あれは、最初にTOKYO八峰マウンテントレイルを走ったときのこと(「第4回Tokyo八峰マウンテントレイル参戦」)、トレランを始めたばかりでペース配分が下手で、和田峠から足が攣って痛みをこらえながら走り続けていた。そして、ここでこの段差が大きい階段。一段下り足が地面につくたびに、激痛でのけぞりそうになりながら下りた。
草戸山。立派な鳥居。
ここまで来ると時間のせいもあるだろうが、ハイカーが多い。
山頂から長い下りが始まる。
下りだけかと思いきや、最後の最後まで小ピークをちょこちょこ登り下りする。
ほんの少しの登りだが、傾斜が急でザラザラと崩れるのでとても登りにくい。TOKYO八峰マウンテントレイルのときは、登りの足を使い切って、本当にうんざりした。
南高尾山稜はまだ続くが、高尾山口へ下山するために左へ尾根をはずれる。
ゴールの高尾山口はもうすぐ。列車や車の音など、街の喧騒が聞こえてくる。
車道にでたら、そのまま高尾山口駅のすぐ裏にある高尾山温泉・極楽湯へ走ってゆく。
本当にいいロケーションに温泉があるな。
ここの食事処はメニューが豊富。いつも何を食べるか悩むが、だいたいかつ丼&ビール。
温泉に入って、ビールを飲んで、お腹いっぱいになって帰途につく。
いい一日だった、と、なんか一日が終わった気がしていたが、これから飲み会だった...
(南高尾山稜、完)
参考:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…