富士山を駆け登り、山頂で凍える~富士登山競走試走
7/6 富士山駅~佐藤小屋~富士山山頂~富士スバルライン五合目
先月は富士登山競争の試走に五合目まで走った(今年も富士山の季節がやってきた~富士登山競争・五合目コース試走)。
7月1日に山開きがあり、山頂まで登れるようになったので、山頂まで試走する。
始発列車に乗って富士山駅にやってきた。高速バスのほうが楽だが、渋滞に巻き込まれると山頂まで行けない。
スタートの富士吉田市役所はカットして、金鳥居から走り始める。
なんとなく浅間神社に寄り道。
浅間神社から中の茶屋までが、道幅の広い車道なので、本番ではそこでどれだけ前に出れるかが勝負。
中の茶屋到着。
汗だくになって頑張ったが多くの試走ランナーに抜かれた。
ここからは道幅が狭く、路面が悪く、登りの傾斜もきつくなってゆく。いかにペースを落とさないかが勝負。
馬返し。ここからトレイルの登り。
山頂まで行くには1時間5分でここを通過しなければいけないと言われている。でも私はロードが苦手でトレイルが得意なので1時間10分ならなんとか行けるのではないかと踏んでいる。
ちょっと休んでチョコバーで補給。本番は補給をどうするか悩むところだが、今日は全面的に有料エイド(小屋の売店)にたよるつもり。
きょうの天気は、曇りで時々日がさす感じ。
雲切不動神社を通過すれば五合目佐藤小屋は近い。
五合目佐藤小屋に到着。五合目コースのゴール。山頂コースのゲート。去年はここで涙をのんだ。
小屋でコーラを買う。
富士登山競走連覇中のずーみんが店番をしていた。今日はすでに山頂まで往復したとのこと。
さて、ここからが勝負。もう足はクタクタだけど。
6合目からのうんざりする眺め。ザラザラの火山礫の斜面をひたすらジグザグに登る。
どんな山でも、自分の足で登ってきたルートを振り返って見るのはよいものだ。
7合目から溶岩の急な岩場が始まる。手を使って体を引きずり上げつつ登る。
八合目で岩場終わり。
水が少なくなってきたので、思い切って小屋でコーラを買う。コーラの値段が標高に比例して高くなっている。
岩場は終わったが、まだ両手を使って登っているランナーがいる。
終わりの見えない登りに、それくらい足がやられるのだ。
有名な?1円玉の刺さった鳥居。
次から次へと登ってくる。
空は完全に雲に覆われ、冷たい風も吹いて寒い。ウインドブレーカーを羽織る。
山頂はすぐそこ!
山頂に到着。
疲れた、本当に疲れた。
腰を下ろして一休みしてチョコバーを食べようとするが、風が冷たく手がかじかんで袋が開けれない。手袋をしてなんとか開ける。
チョコバーを食べられたのはいいが、じっとしているとガタガタ震えてくる。
いかん、さっさと下りよう。
吉田ルート下山口にはなぜかロープが張られている。
ここからひたすらブルドーザーがつけた火山礫のザラザラの斜面を走り下る。
スバルライン五合目への下山は、ひたすら道標に沿って進めばよいだけ。でも間違って一瞬須走ルートに入ってしまった。登りの足は使い切っているので、少しの登り返しがきつかった。
7合目あたりから雨が降り出した。砂ぼこりが立たないのはよいけれど、かわりに靴が黒い泥でドロドロ。
雨の中、ひたすらスバルライン五合目を目指して走る。
五合目に入るゲートで呼び止められた。入山料を支払った証のリストバンドは?と聞かれる。入山料は払ってあるけど、馬返しから登ったからリストバンドなんてもらえなかったよ。
そこで、下山してしまったので不要だが、改めてリストバンドをもらう。
スバルライン五合目からバスで河口湖に下り、いつものふじやま温泉へ。
ゆっくりお湯につかり、食事をして、もちろんビールを飲む。
雨を降らせた雲は消え、夕方の薄明りに富士の姿があった。
今年こそは、あの山頂のゴールを踏むぞ!
(富士登山競走試走、完)
参考:
地図
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…