未知なるトレールをつないで走る~八ヶ岳・阿弥陀岳から権現岳(1)

6/15 美濃戸口~阿弥陀岳~赤岳~権現岳~天女山

梅雨入りの時節だが、天気予報は晴れ。
八ヶ岳の花の時期は今くらいだと聞いたことがある。ならば行ってみよう。
メジャーな道はだいたい歩いているので、いつも眺めるばかりで登ったことのない阿弥陀岳と、途中まで登ってエスケープした三ツ頭への道、この2つの未知なるトレールをつなぐことにする。

20240615 八ヶ岳・美濃戸口

夜行バスで美濃戸口に5時前に到着。
夜はすっかり明けていて、多くの登山者が歩き始めていた。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根登山口

別荘地を抜けて、御小屋尾根の登山口。御小屋尾根は、御小屋山をへて阿弥陀岳へと至る。
御小屋山は、日本三大奇祭にも数えられる諏訪神社の御柱祭で用いる樅の巨木を切り出す山だ。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根のつつじ

早速ツツジがお出迎え。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根のトレール

トレールは全体的に、針葉樹の森のなかを単調に登ってゆく。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根の小さな花

すっごい小さい花。なんでしょう。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根の舟山分岐

舟山十字路からのトレールと合流。2人のハイカーが登ってきた。
舟山十字路は、公共交通期間でアプローチするのは大変。舟山十字路にマイカーをとめて阿弥陀岳を往復するのだろうか。

20240615 八ヶ岳・御柱山山頂

御小屋山山頂。山頂と言われなければわからないような山頂。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根不動清水

水場がある。
水はたっぷりあるので通過。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根のスミレ

ぽつりぽつりと足元に咲く黄色いスミレはよく目立つ。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根の卒塔婆?

登山道に沿って、この卒塔婆のようなものがたくさんあった。

20240615 八ヶ岳・御小屋尾根から権現岳をのぞむ

ずっと展望のない針葉樹林のなかを登ってきたが、やっと木々の間から山が見えるようになった。
これから行く権現岳、奥は南アルプスの山々。

20240615 八ヶ岳・権現岳の登り

権現岳への急登が始まる。

20240615 八ヶ岳・権現岳の岩場

大した岩場ではないのだけど、ロープがぶら下がっていて、まるでリードをしてもらっているように見えるね。

20240615 八ヶ岳・阿弥陀岳中央稜の道標

登り切ったところに立派な道標。下に「阿弥陀岳中央稜」とある。広河原沢に下りる岩稜のバリエーションルートだ。バリエーションルートの入り口にきちんと道標がたてられているのは珍しい。さすが岩の殿堂八ヶ岳。

20240615八ヶ岳、阿弥陀岳山頂

阿弥陀岳山頂到着。時間が早いせいか、山頂にははしゃぐ1パーティーのみ。
ここまで細い岩尾根を歩いてきたが、山頂は広々としている。

20240615八ヶ岳、権現岳と南アルプス

山頂からは360度の展望。
南にはこれから行く権現岳、その奥には南アルプス。

20240615八ヶ岳、中岳のコルへ

次に向かうは赤岳。阿弥陀岳山頂から中岳のコルへ急な斜面を下る。

20240615八ヶ岳、中岳のコル

中岳のコル。行者小屋への道が分岐する。
横岳西面は襞をなす岩壁。むかし登った岩やアイスのルートが思い出される。

20240615八ヶ岳、赤岳の登り

いよいよ赤岳の登りにかかる。
ここから見ると赤岳山頂直下もかなり岩っぽい。ルートを知らなければ登れんのか?と思いそうだ。

20240615八ヶ岳、文三郎尾根分岐

文三郎尾根の分岐。ここからはよく知った道。
6月とは思えない澄んだ青空。横岳、硫黄岳、天狗岳、そして遠く蓼科山まで見える。

20240615八ヶ岳、赤岳頂上直下の岩場

赤岳頂上直下の岩場。下から見るほど傾斜はきつくなく、鎖がベタ打ちなの心配には及ばない。

20240615八ヶ岳 赤岳直下で振り返る

岩場で振り返る。登山者が次々と登ってくる。

20240615八ヶ岳 赤岳山頂

赤岳山頂に到着。
赤岳頂上山荘は本当に赤岳の頂上の真横に建っている。

次回に続く)

参考:
地図

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