人影まばらな北高尾山稜~北高尾山稜から高尾山(1)
2/8 高尾駅~富士見台~堂所山~城山~高尾山~高尾山口
今年はハセツネ30Kにエントリーした。
山に雪が積もるこの時期、どこにトレーニングに行こうか?
そうだ、まだ走ったことのない北高尾山稜へ行くことにしよう。あそこなら雪があっても大したことはないだろう。
北高尾山稜は、JR高尾駅の北側に連なる稜線で、陣馬山から南下してくる奥高尾縦走路と景信山付近でつながるコース。走りやすく、トレイルランナーに人気のルートらしい。
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6時前に家を出る。外はまだ薄暗く、刺すような冷気。
この日は今冬一番の寒気が日本列島を覆っていた。新潟では観測史上最高の積雪、名古屋でも雪が降っているというニュースが流れていた。
京王線の車内にはポツポツとハイカーの姿。季節や天気に関わらず高尾山は人気の山だ。
高尾駅に降り立つと、もうすっかり明るくなっていた。やっぱり寒い。
駅前で立ったままコンビニのサンドイッチを食べて、7時30分に歩き出す。
しばらくは住宅地の舗装路を行く。空は抜けるような快晴で、これから向かう稜線がくっきり見えている。テンションが上がる。
ただ、登山口への道が少々わかりにくい。
県道から右に曲がるポイントが特にわかりづらい。
右折すると正面に神社の鳥居。ここを左折すると、登山口の道標が現れる。
道標に従ってさらに進んでいくと、中央自動車道の高架が目の前に現れる。
高架をくぐる。すると、すぐに本当の意味での登山口だ。
ここが稜線の取りつき。ちょっと岩の多い、急な登りが始まった。
汗ばんできて、ダウンを脱ぐ。
急登をこなして登り切ると、赤い帽子とよだれかけが愛らしいお地蔵様が迎えてくれた。ここが地蔵ピーク。
今日の登山の安全を祈願する。
北高尾山稜は、高尾山・陣馬山の縦走路と比べて人影はまばら、静かな山歩きが楽しめるルートだ。
東京都と神奈川県の境をなす稜線ではなく、八王子市の北部に連なる尾根で、高尾山エリアの”裏コース”的な存在といっていい。
地蔵ピークを過ぎると、細い尾根にしっかりと踏まれた、走りやすいトレールが続く。
最初は常緑樹に覆われた結構な急登。真下を走る中央自動車道の車の音がうるさいが、それも稜線に出るとだんだん遠くなっていく。
やがて植林の暗い森の中に、見落としそうな小さな道標。熊笹山のピークだ。
細かいアップダウンが続く。走れるところは走り、急なところは歩く。
風が強くなり、冷たくなってきた。薄手の手袋1枚では指先の感覚がなくなってくる。耳も痛くウインドブレーカーのフードを被る。
そうして登り上げると、富士見台(520m)に着いた。
切り開きの先に、真っ白な富士山がどーん。
素晴らしい。この冬一番の寒気が、空気を磨き上げたのだろう。富士山の白が目に沁みる。
ここでニット帽を被り、オーバーグローブを装着。
本日見かけた初めての人、山頂で休憩している第一ハイカー発見。本当に人が少ない。
ここから淡々と、植林の変わり映えのしない尾根を行く。
この稜線、あちこち手書きの道標があって、妙な味わいがある。
黒ドッケ付近で坂を駆け上がってきた「ガチ」のトレイルランナーに抜かれる。登り坂を走っている、すごいな。若いっていいな。
途中、黒ドッケの先で一瞬、林道に飛び出す。
道標に従ってすぐまた登山道へ。手持ちの地図には記載されていないのだが、道標には水場が示されている。
冬枯れの明るい尾根になる。冬の低い太陽が長い影を作っている。それでも陽射しは暖かい。
変りばえのしない細かいアップダウンの尾根が続く。トレーニングになるが、ちょっと飽きる。
三本松山は、縦走路上の目立たない小ピーク。道標がなければ通過していたに違いない。
走り始めから約2時間が経ち、お腹が減ったので大福を食べる。
気がつけば、杉の葉がザックや服にやたらとペトペトとくっついている。う~ん。
空気が冷たい分だけ、空気は澄んでいる。北の方角に山々がはっきり見える。奥に見えるあのピークはなんだろう。
賑やかなハイカーの声が聞こえてくる。陣馬山から高尾山への縦走路は近い。
雪のついた登りをとろとろと走り登る。
堂所山、到着。
う~風が冷たい。写真を撮って早々と通過。
山頂には女性が1人、景色を眺めながら静かにタバコを吸っていた。
(次回に続く)
参考:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…