塩見岳を越えて...熊ノ平が遠い...~南ア・塩見岳から北岳(2)

9/14 鳥倉林道ゲート(越路)~三伏峠~塩見岳~熊ノ平小屋

前回の続き)

塩見岳西峰から東峰へは短い釣り尾根。東峰はザックを置く場所がないように見えたが、反対側にあった。多くの登山者が休んでいた。

20240914 塩見岳・塩見岳東峰

東峰のピークも踏んでおく。

20240914 塩見岳東峰から熊ノ平へ向かう

東峰から熊ノ平へ縦走路を下る。山頂には登山者がたくさんいたが、縦走路にはいるととたんに少なくなる。
西峰の登りは岩尾根だったが、一転して崩壊の激しいザレザレの尾根道になる。

20240914 塩見岳・北ノ俣岳分岐からの急な下り

蝙蝠岳への道を右に分けると、ザレザレの急で長い下り。急すぎて下が見えない。
滑ったらそのままザッーッと落ちていきそうだ。滑らないように小股で小走り。ザレ好きにはたまらないかもしれないが、私は嫌だ。
そういえば、ここは蝙蝠岳に登った時に登ったはずだが...まったく記憶にない。

20240914 塩見岳・ザレの花

ザレの斜面にも花が咲く。

20240914 塩見岳・塩見岳を振り返る

ザレが終わったところで靴を脱いで、靴の中に入った砂や小石を全部払う。
振り返ると塩見岳に雲がかかり始めている。

20240914 塩見岳・熊ノ平へ草原の道

道は大井川のほうの、樺が生えた草原の斜面をトラバースする。大井川の対岸の白根南陵がよく見える。学生の頃行ったな...
それにしてもどうしてこんなところに草原ができるのだろう。そして、道はなぜか草原の中を蛇行してついている。右へ左へじれったい。

20240914 塩見岳・ガレの広い尾根

突然、草木の生えぬざれた尾根に出る。そのどんずまりが北荒川岳。
塩見岳山頂から休んでいないことを思い出して休憩。
三伏峠までのペースが速すぎたし、塩見岳の登りも結構きつかった。すでに登りの足を使い切って、小さなピークの登りもしんどい。

いつの間にか、稜線上の大きなピークは雲に覆われ始めている。

20240914 塩見岳・
新蛇抜山分岐

北荒川岳を下るとまた草原。そして南アらしい樹林帯に突入。
新蛇抜山の分岐だ。行ったことがあるからパス。というか、すぐそこなんだけど、足が重くて全く行く気にならない。

20240914 塩見岳・地衣類の花園

地衣類の花園

山々はガスに覆われて何も見えない。
大井川のほうのガスの中から、遠い高速道路のロードノイズのような音がする。

20240914 塩見岳・滝ノ沢

音がする方をじっと見つめていると、一瞬ガスが切れて、大きな滝が2つ見えた。
大井川の支流、滝ノ沢だ。

20240914 塩見岳・竜見見晴

細い岩尾根のピョコ、竜見見晴。
そうか、滝ノ沢を天に昇る竜に見立てたのか。

20240914 塩見岳・再び樹林帯、きのこ

再び樹林帯へ。なんとなくおいしそう。

20240914 塩見岳・安倍荒倉岳分岐

安倍荒倉岳分岐。
山頂はほんの数メートル横だけど、行かない。もう疲れた。少しでも早く熊ノ平につきたい...

森林限界のピョコを1つ越して、樹林帯を下る。

20240914 塩見岳・熊ノ平小屋

おお~、やっとついた!熊ノ平小屋。う~、遠かった~。
予定より1時間遅れ。今日は本当に調子が悪い。バスの太もも男のせいで眠れなかったからだな、きっと。

上り下りがしんどいので、小屋に近いところにツエルトを張る。
小屋のテラスには、7,8人の人がおつまみなど広げて、山を眺めながら飲んでいる。外国人もいて賑やかだ。
このサイト場は水が豊富で、洗濯をしている学生らしき集団も。

ツエルトの中で、ピーナッツをつまみながらビールを飲んでいるうちに、ちょっと寝てしまった。
起きてトイレに行くと、テラスの正面には夕陽色に染まる大きな農鳥岳があった。
朝陽に染まるフィッツロイやトレスデパイネは素晴らしかったが、日本の山もなかなか素晴らしい。

夕食を食べて7時ころ就寝。
隣のテントからすごいいびき、何度も目が覚める。今晩も眠れないのか...

パラパラという音で目が覚める。来たか。天気予報でにわか雨と言っていたが、夜半に来た。
にわか雨というより、打ち付けるように強くなったり弱くなったりしながらずっと降っている。
心配になって懐中電灯で見ると、足元に水が溜まり始めている。天井からも雨漏りが。
ツエルト生地は、木の枝から滴る大きな水滴が当たると水が通ってしまうのだ。
シュラカバにも一面に霧吹きで吹いたように水滴がついている。濡れていけないものはビニール袋に入れてあるが、念のため確認する。

(次回に続く)

参考:地図

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