フィヨルドの極夜の街を訪ねる航路~スカンジナビア北極圏の旅(8)

1/2 スヴォルヴァー~トロムソ

前回の続き)

6時半に目が覚める。エンジン振動も感じずよく眠れた。
部屋は暖かいが、空気はすごい乾燥していて喉が少し痛い。

シャワーを浴びて朝食のレストランへ。エレベーターで8階に上がる。

20241227 スカンジナビア・フェリーのレストラン

お~、すごい、豪華なビュッフェ。船とは思えないほど。
乗客はご年配が多いようだ。老後にのんびりとフェリーの旅。ただし、お金が必要。

20241227 スカンジナビア・フェリーの朝食1

朝から爆食。スモークサーモンを人生初の大人食い。
ただし、みんなが食べている北欧の硬いパンはやめておく。

20241227 スカンジナビア・フェリーの模型

これが今乗っているフェリー。

ロビーや外の景色が見渡せる廊下では、人々が思い思いの時間を過ごしている。
私はランドリーで洗濯をしよう。

20241227 スカンジナビア・フェリーのサンタクロース

船は複雑に入り組んだフィヨルドの島々の間を抜けてゆく。
陸地に挟まれた海峡は波がほとんどない。そのため、船に乗っているのに揺れを感じない。

船内アナウンスが寄港を告げる。デッキに上がる。
外は今までになく寒い。風が当たり顔が痛い。

20241227 スカンジナビア・FINNSNESに寄港

海霧の中、フィンスネス(FINNSNES)の港が近づいてくる。
スヴォルヴァーをでてから5つ目の寄港地だが、他はぐっすり寝ていて気がつかなかった。

20241227 スカンジナビア・FINNSNESに着岸

霧と雪と極夜に包まれた港。
11時だというのに夜明けのような雰囲気。

20241227 スカンジナビア・フェリーの前方のラウンジ

違う景色を眺めるために、デッキを移動。
船の前方の展望ラウンジを横切る。室内でぬくぬくしている人たち。

20241227 スカンジナビア・FINNSNESでの乗船風景

ここでも乗船する人が列をなす。

20241227 スカンジナビア・FINNSNESを出港

船は静かに港を離れる。

20241227 スカンジナビア・霧に閉ざされるFINNSNES

幻であったかのように街は霧に溶けてゆく。
美しくも静かで冷たい景色。
小さいころに見たアニメ・ムーミンの最終回を思い出した。

20241227 スカンジナビア・フェリーのロビーの案内表示

ロビーには寄港を案内するディスプレイがある。
この船は、フィヨルドの沿岸のいくつもの街に寄港しながら、ノルウェーの北の果ての街を目指す。

船内に戻り、部屋やラウンジでのんびりと過ごす。

20271227 スカンジナビア・フィヨルドの島々の海峡を船は行く

フィヨルドの島々を縫って船は進む。狭い海峡では両側に山が迫る。
ツルツルの硬い氷が張ったデッキでは、乗客が無言で氷河に浸食された山々を眺めている。
チリでフィヨルドの海を2000km北上したNAVIMAGのフェリーの旅を思い出す(2000km彼方のプエルト・モン目指して出航!)。

20241227 スカンジナビア・フィヨルドの島の灯り

海岸には、ぽつりぽつりと灯りがともる。こんなところにも人の営みがある。
前半が世界有数の無人地帯だったチリの船旅とは違うところだ。

でもあの山、スキーをしたら楽しそうだ。

20241227 スカンジナビア・トロムソが近づいてきた

次の寄港地、トロムソの灯りが見えてきた。

次回に続く)

参考:

コメントはお気軽にどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です