日光白根、侮り難し
3/25 丸沼高原スキー場~白根山、座禅山鞍部~丸沼高原スキー場
週末、山スキーに行きたい。天気予報は土曜日は全国的に荒れ模様、日曜日は太平洋側晴れ、日本海側雪。雪があって、なんとか晴れ間がありそうな微妙な山を探し、日光白根山に登ることにした。登山口の丸沼高原スキー場はやはり微妙な天気。

ゴンドラ一本でゲレンデトップ。天気はガス&小雪。景色は見えない。来てしまったものはしかたないので、シールを付けて二荒山神社の鳥居をくぐって登り始める。鳥居がだいぶ埋もれている。今年は雪が多いような。

ゲレンデトップからしばらく、樹林の中の蛇行するスノーシューのトレースをたどる。そして、10分ちょい行ったところでトレースを外れ、左の沢に下りる。ここからまた沢沿いにず~っと樹林の中を進む。雪は舞っているものの、風はなく穏やかで、新雪のまっさらな雪面にスキーでトレースをつけていくのが心地よい。

ひたすら沢沿いに進み、沢が右に大きく曲がって台地状の場所に出ると、ほどなく七色平だ。おそらくここは春から夏の花、秋の紅葉と七色に変わる湿原なのだろう。そして今は雪原の白、やっと現われた空の青。
七色平の片隅に避難小屋がある。雪がのっても潰れない、丈夫な木造の小屋。
小屋からちょっと戻って、座禅山と白根山の鞍部から流れ出る沢に入る。距離ではこのルートが白根山に最も近い。
沢を詰めるに従ってどんどん傾斜が急になり、雪の下は滝か?と思わせる場所がでてくる。おまけにエッジをなんども蹴りこんでやっとかかるほどの硬い氷になる。さらに、その氷の上には新雪が積もり、氷の面が弱層になっている。その上悪いことに、風も雪もどんどん強くなり、冷たい風が唸りながら沢の下から吹き上げてくる。たまらん。左の樹林の尾根に逃げる。でも樹林の中の雪面もカチカチの氷で、滑り落ちないように慎重にエッジを蹴りこみ、徐々に高度を上げる。

やっと座禅山と白根山の鞍部に出た。ここでスキーをデポして山頂を往復しようと思っていた。しかし、まるで大同心のように真っ白になった岩壁と、びっしりと雪が詰ったルンゼが立ちはだかる。えらい雪多くないか?早々に断念する。白根山、侮り難し。
ここから右に回りこみ、東面から山頂を狙うこともできるのだが、この吹雪ではやる気が起きない。はい、本日はここまで、撤収。
本当は来た沢を下りたいが、弱層を確認してしまったのでそれはできない。座禅山の山腹を下ることにする。まずは座禅山の火口へ。真ん中がくぼんでいて見事な火口の形をしている。しかし、その中が森になっているのが不思議。
座禅山の山腹は…びっしりと潅木が茂った藪だった。久しぶりに藪スキーを堪能する。私は生まれて初めての山スキーが、いきなり井戸壁のモロ藪だったのでこれぐらいでは驚かない。が、他のメンバーはそれどころではなく、枝にひっぱたかれたり、スキーで幹を挟んだり、ターンできず詰んだり、泣きそうなくらい苦労している。

悪夢のような藪と格闘していたため、予定を2時間も超過してボロボロになってゲレンデトップに戻ってきた。そう言えば今日はついにシールをはずすことはなかった…これは初めての体験だ。

すっかりガスが晴れ、ゲレンデから大きな白根山を望む。日光から見ると真っ白い斜面が印象的な姿だが、こちらから見ると岩と雪、と言った男性的な感じで印象が全く違う。
今日は写真に写っている左端あたりまで行ってきた。ガリガリに凍ったゲレンデをかっ飛ばして終了。予定よりだいぶ遅くなったので、渋滞を恐れ、温泉にも入らず帰京した。
(日光白根、完)





赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…