残された3000m峰をつなぐ山旅~南ア・塩見岳から北岳(1)
9/14 鳥倉林道ゲート(越路)~三伏峠~塩見岳~熊ノ平小屋
日本には3000m以上の山が21座ある(国土地理院HPの日本の山岳標高一覧から)。
その中で私にとってたった一つ残された3000m峰が、南アルプスの塩見岳(3047m)。今まで何度も登山を計画したが、中止になったり、途中で断念したりして、塩見岳を含む三伏峠から北俣岳分岐までが空白地帯になっている。
週末の天気が良さそうなので、一泊二日でサクッと塩見岳~北岳を縦走しよう。
—
いつも使っている毎日アルペン号の夜行バスで、竹橋23時発。
登山には半端な季節だがバスは満席。そして不幸なことに、隣に座った人がやたらでかい。彼の半ズボンの足が私の足にべったりくっついていて生暖かい。肩はひじ掛けからこちらにはみ出ている。 おちおち寝てもいられない...
3時20分に鳥倉林道へのバスに乗り換える。 乗り込むなりウトウトするが、隣がまた同じ人でべったりくっついている...
4時半に鳥倉林道ゲートに到着。よく眠れず少し頭が痛い。ゲート横の駐車場は満車。トイレにも行列。
外はうっすらと明るく、ライトがなくても歩けそうだ。朝の風は冷くゴア雨を羽織る。
サンドイッチを頬張りながらアスファルトの道を登山口まで歩く。
登山口に到着。ゴア雨を脱いで身支度をし、荷物を整理して出発。
樹林の中の急な登りを登り始める。 前回きた時(20年くらい前?)は楽だった記憶があるが、結構な急登。
大きな荷物を背負った若い人が、どんどん登ってきてどんどん追い越してゆく。自分も学生のときはどんな大きな荷物を背負っていても、登りで登山者に抜かれることはなかった。でも今は軽い荷物でも追い抜かれる。
稜線に上がった。
トラバースに入ってからもかなりだるい登り。あまり寝ていないのでそう感じるのかもしれない。
じわっと汗をかくがしたたるほどではない。さすがに標高が高いので気温が低い。
秋の山にも花がある。蜂が忙しそうに蜜を集める。
道は尾根の北側をトラバースするようについている。
峠が近づくにつれ、景色が見えるようになってきた。中央アルプスを遠くに臨む。
三伏峠到着。ザックを下ろしてひと休み。
すっかり日は昇り日差しは暑い。テント場の半分ぐらい埋まっている。到着する人、出発する人とたくさんの人が行き交う。
やっぱり寝不足のせいか、たいして歩いていないのに疲れた。ゆっくり行きたい。でも先は長いうえにすでに予定より遅れ始めている。
三伏山の山頂からは、南アルプスの山々を見渡す絶景が広がる。正月にここだけ来ても、お手軽で楽しいかもしれない。
三伏峠から塩見岳を目指して、樹林帯のなだらかな道を北上。
本谷山山頂。日射しを受けると暑い。風が吹くと涼しい。
南アらしい苔むした樹林が続く。
塩見小屋への登りで樹林が終わり、展望が開ける。
緑濃き南アルプス。左から仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳。
塩見小屋。
塩見岳の手前は岩場が続くとは聞いていたが、ここから見ると岩そのもの。
昔、正月登山を計画した(悪天で中止になった)が、吹き曝しの凍った岩場を登るのはしんどそうだ。
ハイマツの陰で日射しを避けてしばし休憩。まだ、小虫の羽音がかすかに聞こえる。
ポールをザックにしまって出発。
すぐにザレ交じりの岩場にでる。そして、トラバースや一枚岩には長い鎖をたどり、さらにルンゼを登って高度を稼ぐ。赤岳直下の登りみたいだが、もっとずっと長い。落石に気を使う。
尾根にのれば岩場は続くも斜度も緩む。ひと休み。
来た道を振り返る。登ってきた岩場は足元にあるが、崖のようになっていて覗き込まないと見えない。
尾根をちょっと歩いて、塩見岳西峰山頂に到着。
ここは先に見える東峰山頂より広そうなので、ザックを下ろして休憩。おにぎりタイム。
やっと日本の3000m峰すべてを登り切った。日射しは暑いが、風は心地よい。
塩見岳東峰から荒川三山方面の眺め。聖は見えていないかな?去年登った荒川三山(「欠けた3000mピースをうめる山旅」)は大きい。
ここから見る三伏沢は緩やかな流れ、それに対して塩見沢は急峻、やさしい沢とのことだが本当に登れるの?
南アルプスの中央部に位置する塩見岳からは、北から南までずずずいっと南アの山並みが見渡せる。
これから行くルートもばっちり見える。間ノ岳の後ろに北岳も頭をのぞかせている。
それにしても...今日のサイト場、熊ノ平はまだまだ遠いな...
(次回に続く)
参考:地図
|
|






















赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…