最後まで波乱続き、日本に帰れるか?~スカンジナビア北極圏の旅(16)
1/7 オスロ~コペンハーゲン~ローマ~羽田
(前回の続き)
今日は往路を逆に戻り、コペンハーゲンを経由して日本に帰国する。
連れはロンドンに寄って帰るとのことなので、スーツケースは連れが持っていき、私はいつものようにバックパックに荷物を詰める。ダウンの防寒着や防寒靴が入りきらないが、これは着て行ってもいいだろう。
オスロ中心部からオスロ・ガーデモエン国際空港は遠い。9:55発のコペンハーゲン行きに搭乗するために、朝食も食べずに6時前にホテルを出る。朝食ビュッフェを食べたかった...
外はまだ真っ暗。昨夜から激しい雪が降り続き、積雪は増している。
車道は除雪され、バスが走っている。
歩道は雪が深く、すねくらいまでもぐる。除雪されているところを選びながら、時に雪に足を取られながら、オスロ中央駅へ向かう。防寒靴を履いていてよかった。
この感じだと線路にも雪が積もっているに違いない。空港行きの列車は動いているだろうか...
オスロ中央駅に到着。
オスロ中央駅から空港までは、エアポート・エクスプレスと在来線の2つの選択肢がある。所要時間はほとんど変わらない。
しかし、今日はエアポート・エクスプレスは間引き運転をしながらも、通常どおりの所要時間で行けるらしい。在来線はよくわからない。
もちろん高くても、エアポート・エクスプレスに乗る。
ホームには早朝にもかかわらず、列車を待つ人が多くいた。
エアポート・エクスプレスが入線。吹雪をものともせずやってきた。
車内は広くて快適。スカイライナーのようだ。
車窓はまだ明けやらぬ雪景色。線路には雪が積もっていて、2本のレールが黒く見えているだけだが、そんなの関係ね~、と列車は疾走する。
空港について、すぐにチェックイン。
雪の影響が不安だったが、順調にやってきた。掲示板にもコペンハーゲン行きは定刻出発と表示されている。
ひと安心。
安心したところで朝食。搭乗ゲートの前のカフェで、卵サーモンサンドとコーヒー。ちょっと物足りないけど、今日は座っている時間がほとんどだし、コペンハーゲンで日本行きに乗れば、すぐ食事がでてくるだろうからこれでよし。
定刻より少し遅れて搭乗。
しかし、時間になっても機体は動き出さない...
窓の外を見ると、他の機体がキルケネス空港で見た雪払い(「氷のホテル、そして最後の贈り物」)をやっている。もしかしてあれを待っている?
やばい、やばい!
じりじりしながら、時計を見ながら待ち続け、離陸したのは定刻より50分遅れ。コペンハーゲンでの羽田行きのトランジットの待ち時間は50分。
ダメじゃん、間に合わないよ...
機内でコーヒーを飲んで気を落ち着ける。
コペンハーゲン空港の着陸前に、日本行きにトランジットする人は係員にお尋ねくださいと機内アナウンス。
う~ん、ノールランストーグ(「ノールランストーグでアビスコ国立公園、のはずが...」)、ロフォーテン行きバス(「北極圏の街で絶体絶命」)に続き、ここでも吹雪で足止めか。
この旅は、最後まで波乱続きだな。明後日から仕事なのに日本に帰れるのだろうか...
飛行機から下りてすぐ、ゲートカウンターで係員に尋ねる。
羽田行きはすでに離陸してしまった。国際線なのでシェンゲン外へのゲートのカウンターで聞いてほしいとのこと。
ざっくり言えば、ヨーロッパ外の国際線カウンターで聞け、とのこと。
シェンゲンのゲートは来るときに通過したが、ここからは遠い。ゆっくり歩いたら10分くらいかかりそう。
できるだけ速足で、小走りを交えて向かう。ダウンの防寒着に防寒靴が暑い。
シェンゲンゲートのカウンターでは、焦っていたので何を言っているか聞き取れなかったところあった。係員はそんな私にも丁寧に応対してくれ、航空券を手渡された。
出発まで10分くらいしかない!そこに印刷されたゲートへ走る。
さっき、飛行機を下りた隣のゲートだった...
息を切らし、汗だくで搭乗。
雲間にうっすらと太陽が見える。陽の光がまぶしい。地上で陽の光を見たのは何日ぶりだろうか...少し気持ちが上向く。
ああ、疲れた。座席に深く沈み込む。もう正午だ。お腹減ったな~。
航空券に印刷された行先は、ローマ。
北欧のノルウェーを出発し、何の因果か、ヨーロッパを縦断して南欧のイタリアに向かっている。
ローマ空港でピザでも食べられたらいいな...そうしたら疲れた甲斐もあるってものだ。
ヨーロッパアルプスの眺めを期待したが、雲に覆われて見えなかった。残念。
ローマ空港に向けて降下を始めると、いかにもイタリアっぽい集落が見えてきた。
イタリアにきたぞ~!
ローマ・フィウミチーノ空港に無事到着。
しかし、機内で航空券を確認して気になっていたのだが、ローマでのトランジット時間はほぼゼロ。
飛行機を下りて係員に確認すると、とにかく急げと。
なんだかわからないが急ぐ。
羽田行きはシェンゲン外の隣のターミナル。遠い。両側に立ち並ぶショップやレストランを横目に走る。
ローマは暑い。防寒着に防寒靴を着ているやつなんていない。場違いな格好をしたやつが、防寒靴をパカパカ言わせながら走っている。
バックパックを背負っている背中が汗でグショグショだ。
途中で、掲示板を見たら、目的の飛行機は”Delay”となっていた。なんと、出発時間の遅延も考慮して、コペンハーゲンから羽田までの代替ルートを計算していたのだ。すごいな。
羽田行きの搭乗ゲートが見えてきた。広いロビーに人の姿は係員が2人。こちらに手を振っている。変な服装で必死に走っているのですぐにわかったのだろう。
最後の乗客として搭乗。
ああ、これで日本に帰れる。本当にぐったり。
太陽は西に傾きつつある。今日は、これまで食べたのは、オスロ空港の卵サーモンサンドのみ。飲んだのはコーヒー3杯。それなのに、サウナスーツみたいな防寒着を着て2回走った。体重が1kg以上減ったんじゃないか。
せっかくローマに来たのだからローマの街並みでも見たい、と外に目を凝らすがわからず。
ローマに来るなんて思ってもいなかったので、ローマ市街がどっちにあるかも知らない。
待ちに待った食事。
ITA(旧アリタリア航空)はイタリアの航空会社なので、ちょっと期待したがいまいち。量も少ない。
これだったらSASのほうがいいかな。
ウクライナ戦争からロシア上空が飛べなくなった。
コペンハーゲンへの往路は、北極圏を経由しての東回りだったが、羽田への復路は、中央アジアをつないでの東回り。往路復路で地球一周。
腹ペコで寝付けない。
夜食。
朝食。
ひもじいよ~!
正午ごろ羽田に帰還。
トランジットし損なってローマ経由で帰った。それでも、当初の予定から4時間ほどしか遅れていないのは驚異的だ。すばらしいオペレーション。
腹ペコで降機。寝不足より腹ペコ。
羽田でランチして帰ろうと思い、ターミナルビルのレストランの店先をうろうろ...私はまだ北欧にいるのか!?
あまりの値段の高さに驚き、地元の松屋で食事をすることに決めて列車に乗る。
(北極圏の旅、完)
参考:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…