氷のホテル、そして最後の贈り物~スカンジナビア北極圏の旅(13)
1/5 キルケネス~オスロ
午前中の予定はないのでゆっくりと朝食。
このホテルの朝食ビュッフェにも満足。
部屋の窓の外の景色。
天気は吹雪時々晴れ。晴れていれば夜明けくらい明るい。吹雪いていると真っ暗で何も見えない。
部屋で昼食にアルファ米とカレーを食べる。
食事を終えて、ホテルをチェックアウト。
午後はスノーホテルツアーに参加。
着こめるだけ着込んで外に出る。激しい吹雪で外は真っ暗。スノーホテルの送迎バスは15人くらいをのせて出発。
バスは住宅地を抜けて内陸へと向かう。
途中、吹雪がやんだと思ったら、暗い中、雪の積もった道路の端をランニングしている人がいる。それも、見かけたのは一人ではない。なんというランニングへの執念。
私には無理だ。そもそも何日も太陽の光を見ない極夜自体が耐えられない。テンション下がる。
スノーホテル(Snow Hotel)は、ヒルケネスの街から10kmくらい離れたところにあるリゾートホテル。そこを見学する。
ガイドの後について敷地内を巡る。
トナカイの餌やり体験。
絡まった糸のような地衣類を手に持っていると、トナカイが物欲しそうにやってくる。
犬ぞりも体験できる。全行程6kmの犬ぞりツアー。
犬ぞりの出発前は、つながれている犬も犬小屋で待機している犬も、なぜか両方とも興奮状態で落ち着きなく吠えている。ところが、犬ぞりが行ってしまうと、残された犬は途端に静かになる。
雪を盛った山に鉄の扉がついている。
扉を開けるとそこがホテル。氷の通路に氷の部屋が並んでいる氷のホテル。
ここはバーカウンター。
客室...ベットは氷...とても寒い。ちょっとここに泊まるのは、私には無理。
このホテルは、シングルでも5万円以上する。それよりずっと安いスカンディックホテルの方がいい。
廊下が真っすぐに続いている。
壁にはぶあつい霜。
ルームナンバーも寒々しい。
何を見ても寒い。
そろそろおいとまの時間なので、バスが出発する氷ではないロビーに戻る。
途中、もう一度トナカイに会いに行く。
オスとメスが仲良く雪に半分埋もれている。たぶん、ああやっていると暖かいのだろう。
バスで、荷物を預けていたホテルに戻る。
ロビーで17時まで2時間ほど、空港へのバスを待つ。外はまた吹雪。
オーロラどころではないよ。
また真っ暗のなかバスに乗って空港へ行く。
ヒルケネス空港。
ちょうど夕食時だ。カフェか売店かあるといいけど。
雪のためフライトスケジュールが大幅に乱れ、空港から人があふれている。搭乗を待つロビーにはカフェがあるようだが、人でいっぱい。
こんな時のために買っておいた、パンとバナナ、そして自動販売機のコーヒーで夕食を済ます。
休みなく雪が降り、どんどん翼に積もるため雪を払っている。
我々は、無事にほぼ定刻の21:15にオスロ行きに搭乗。
しかし、機体は動き出さない。先行する機体が雪を払い終わるのを待っている。
オスロについたら日が変わっていたなんて嫌だな。そういえば、お腹がへったな。パンとバナナしか食べてないし。空港のカフェは開いているかな...
我々の番がやってきた。
消防車のノズルのようなものから、ブジュアーー!と不凍液のようなものを容赦なく浴びせられる。
白煙に包まれて何も見えなくなったと思ったら、翼の上の雪はなくなってっていた。
すぐに飛び立つ。
雲を抜け、漆黒の空が広がる。最後のチャンスと窓の外を凝視する。
あ、見えた。
真っ暗な空を背景に、緑から青緑色のオーロラが、前方から後方へと広がっている。船で見た時よりもカラフルでコントラストもはっきりしている。本当にきれいだ。
オーロラのカーテンに囲まれて、飛行機は南へと進む。
オーロラの女神から、この旅最後の贈り物をもらった。
あと10分で午前零時。オスロ空港に到着。店はやっていない。
空腹を抱えてオスロ市内に向かうバスに乗る。
オスロ駅に到着したのは午前2時過ぎ。空港から駅まで50kmも離れている。成田空港みたいだ。
道路には雪が積もり、ホテルまでスーツケースを曳くのがしんどい。
ホテルのロビーは薄暗く、人はいない。
バーカウンターを兼ねたフロントで人を呼び、チェックイン。ついでにビールも1杯。
部屋に入ってひと安心。あ~疲れた。
(次回に続く)
参考:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…