ヨーロッパ最北端?ノールカップへ~スカンジナビア北極圏の旅(10)
1/3 ホニングスヴォーグ~ノールカップ~ホニングスヴォーグ
(前回の続き)
昨夜は船はずっと揺れていた。外洋に面した海の航海は揺れる。
酔い止めを飲んで朝食へ。
今日も朝から爆食。
朝はうまいものをたらふく食べ、そして、昼は日本から持参したインスタント。
11:50、ノルウェー最北の都市、ホニングスヴォーグ(Honningsvåg)に寄港。
ここで船を下りる。たくさんの人が下りる。
目的はただ一つ、ヨーロッパの最北端、ノールカップ(Nordkapplatået)だ。
ノールカップへはバスツアーに参加する。係員に誘導されてバスに乗る。
気温はー4℃、空気は冷たいが風はなく、空は晴れ渡っていて気持ちが良い。
バスははじめ海沿いを走るが、やがて島の内陸に向かって坂道を上る。上り切ると雪の丘陵地帯。
バスに同乗したガイドが、ホニングスヴォーグやノールカップの説明をする。ホニングスヴォーグは、フッティンルーティンが寄港するノールカップ観光のベースとなる街だが、小さな漁村だ。ホテルはあるそうだが、冬の間は営業していないとのこと。
車2台ぎりぎりの幅の道が雪原を2つに分ける。雪に埋もれてしまわないように、維持が大変らしい。
それにしても暗い。正午なのに光を失う直前の夕暮れのようだ。本当に北の果てまでやってきた。
雪原の丘の向こうから、クロスカントリースキーのトレースが真っすぐにこちらに延びてくる。こんな幻想的な世界でバックカントリースキーをやったらどんなに楽しいだろう。でも暗くてちょっと怖い。
突然、本当に突然、猛吹雪。打ちつける雪で前はほとんど見えない。
冬にノールカップへ向かうのは危険なので、車1台で行くのは禁止されているらしい。
さっき、スキーをしていた人は大丈夫だろうか。
ノールカップに到着!
でも吹雪が激しいので、バスを下りたらまずノールカップホールに避難。
暖か~い。
ノールカップホールには、カフェや土産屋、レストランがある。とりあえずコーヒーを飲む。
大きな窓からノールカップの景色が見えるとのことだが、吹雪で何も見えず。
雪が弱くなったので、ノールカップ岬の先端に向かう。
そこには、ヨーロッパ最北端を示すモニュメントがある。
モニュメントには、記念写真を撮る人の列。
これがノールカップホール。
私の番だ。
気がつけば、雪はやんで晴れ間が見えてきた。いい感じ。
少し離れたところからノールカップ岬を眺める。
岬は300mの断崖となって冷たい海に落ちている。
ノールカップ岬はヨーロッパ最北端と言われるが、実はそうではない。
隣にあるクニフシェロッデン岬のほうが1.5km北にある。ただ、こちらは車道が通じていないので、歩いて行かなければならない。
ノールカップ岬はヨーロッパ大陸の最北端かと言うと、これもそうではない。ここノールカップはマーゲロイ島という島の岬なので、ヨーロッパ大陸の最北端は別にある。
また、ヨーロッパ最北短ならノルウェー最北端かと言うとそうではない。遥か北にスヴァールバル諸島というノルウェー領がある。
あちこちふらふらしてバスに戻り、船への帰途につく。
いつの間にか地平線近くに細い月の姿があった。
細い月は太陽に近い。なので、地平線から姿を見せると、地平線を這うように動き、すぐに沈んでしまう。
上ってきた坂道を下り、海岸線の道に出ればホニングスヴォーグの港は近い。
(次回に続く)
参考:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…