遠い遠い旭川、長い長い移動~愛山渓温泉から大雪山、トムラウシ山(8)
8/4 トムラウシ野営場~トムラウシ温泉~新得駅~旭川駅
(前回の続き)
今日も朝から晴れている。そして暑い。
テントを撤収し、棒ラーメンの朝食をさっさと済ませる。まずはトムラウシ温泉東大雪荘に戻る。
木陰でバスを待つ。
バスに乗ったのは私を含め4人ほど。
まず、北海道拓殖バスのトムラウシ温泉線で新得駅に向かう。
スマホはすぐに圏外。ぼーっと窓の外を眺める。森林、牧場、農園、そして青い空。北海道らしいスケールの大きな景色が流れていく。
人影のない新得駅。
新得駅の周りには、若干の商店がある。
駅前のスーパー「フクハラ」は、閑散とした新得駅に似つかわしくなく、ずいぶん大きく、品揃えも豊富だ。夕張メロンも売っている。カットのものが欲しかったが、残念ながら置いていない。地方スーパーあるあるで、お惣菜コーナーは充実している。
昼食には、でかい魚のフライが入った弁当を買って、駅のベンチに座って食べた。
新得駅から旭川駅までは、同じく拓殖バスのノースライナーに乗り継ぐ。また長いバス旅が始まる。
旭川は遠い。もともとの計画では、十勝岳から富良野方面へ下山するつもりだった。ところが、エスケープして反対側、大雪連山の東側のトムラウシ温泉に下りてしまった。
旭川より帯広のほうがずっと近いのだが、借りている熊スプレーを返却しなければならない。だから、旭川に戻らねばならぬ。
バスは十勝岳の南をぐるりと回るように、大雪連山の東側から西側へと抜けていく。富良野岳や十勝岳の眺めがいい。行くはずだった山々を、バスの車窓越しに眺める。
トムラウシ温泉から6時間ほどかけて、ようやく旭川駅に到着した。
旭川観光物産情報センターで、借りていた熊スプレーを返却する。これでミッションクリア。
トムラウシ温泉でネット予約しておいた今夜の宿、旭川駅前の東横インにチェックイン。
ホテルで荷物を整理し、洗えるものは洗う。ついでに広げて干す。
一段落したところで、旭川に着いた最初の日に見つけていた「天然温泉みなぴりかの湯」へ向かう。広い浴場。泉質はノーコメントだが、手足を伸ばしてのんびり。だらだらと思う存分入る。
旭川は蕎麦もうまいと聞いていたので、おやつ代わりに旭川駅でかしわ蕎麦をすする。
夕食はどうしようかと迷ったが、駅前のイオンの惣菜コーナーにあった握りずしに妙に惹かれた。寿司とその他の惣菜、それに日本酒を買って宿に戻る。ホテルの狭い部屋で、ちびちびとやる。
今日は久しぶりのベッドだ。快適この上ない。
思えば初日の夜に破裂したエアマットは、今やすっかり完全に破壊され、ただのビニール袋になり果てていた。無用の長物をボッカしていた。
柔らかい床の上で、ぐっすりと眠りについた。
(次回に続く)









赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…