トムラウシの最上のトレールから、最凶の下山路~愛山渓温泉から大雪山、トムラウシ山(7)
8/3 ヒサゴ沼避難小屋~トムラウシ山~トムラウシ温泉~トムラウシ野営場
(前回の続き)
山頂に到着。
う~ん、これが2回目のトムラウシだけど、こんなにごつごつした山だったろうか…?以前の記憶がまったくない。
岩の合間に、十勝岳へと続く十勝岳オプタテシケ山縦走コースが見える。
ひと休みして出発。
急な岩の斜面を下る。
岩の上に、へばりつくようにして秋の花、リンドウが咲いている。
足下には登山者の列。その向こうには大きなオプタテシケ山。
十勝岳オプタテシケ山縦走コースを十勝岳まで縦走する計画だった。しかし、途中のキーポイント、双子池キャンプ場の水場がほぼ枯れているという情報もあった。双子池方面から来た登山者に会って確認するつもりだったのに、残念ながら双子池方面からの登山者には出会えなかった。
急斜面を下りきってトムラウシ分岐。ここで、縦走路とトムラウシ温泉に下りる道が分岐する。
目の前には南沼のキャンプ指定地。
振り返って、トムラウシ山の山頂を仰ぎ見る。
正面の十勝岳へと続く縦走路に未練を残しつつ、トムラウシ温泉に下山する。
少し下ったところから見るトムラウシ山はなだらかで、登ってきた山とはまったく別の姿を見せる。
トムラウシ公園に下る。
トムラウシ山を境に、急に登山者の数が増えた。家族連れの姿も多い。さすが百名山。
トムラウシ山をバックにトムラウシ公園。トムラウシ公園はひろびろとしたカール状の地形に、沼が点在する。
パタゴニアのフィッツロイを思わせる雰囲気(「フィッツロイ・トレッキング出発、まずはポインセノットへ」)があって、最上のトレールだ。
ここから、今までにないほど多くの登山者を追い抜き、またすれ違う。
前トム平まで来ると、広くなだらかな尾根がしばらく続く。
このあたりまでは開けたトレールで、雄大な景色の中を気持ちよく歩ける。
大きなゴーロの沢状地形を横切ると、この先は樹林帯に入っていく。
こまどり沢に沿って、しばらく樹林の中を下る。
こまどり沢分岐、つまり渡渉点に着くと、多くの登山者が休憩していた。冷たい沢水に手をひたすと、思わず声が出るくらい気持ちいい。今日も本当に暑い。
ここから先が、今回の山行で最凶のトレール。
こまどり沢から尾根に上がるトレールがドロドロなのだ。ドロドロというより水が溜まっていない場所を探すほうが難しいくらい。泥にはまらないように歩くので気疲れする。でも結局はまる。
なんとか水たまりを避けながら登り、尾根のトラバース道に入る。
樹林を抜けると、今度は笹原を切り開いたトレール。頭上からは容赦なく日が照りつけ、まさに灼熱地獄。これがうんざりするほど続く。
その名前とは裏腹に、カムイ天上も森の中のドロドロ広場だった。
休憩しようと思っていたが、座れる場所さえない。
足元ばかり見ていたら、道端にキノコを見つけた。
樹林に入って少しは暑さが和らいだかと思ったら、またドロドロ。
絶えることのない地獄に、正気を失いそうになったときに、温泉コース分岐に到着。
先は見えた、もう少しでトムラウシ温泉だ。
樹林の中のしっかりとしたトレールに変わる。ほっと一息つく。
ところが、今度はブーン、ブーンとアカウシアブが付きまとってくる。初日に付きまとわれたスズメバチのようなアブだ。
緩く下る登山道を駆け下る。途中で学生さんのパーティーを追い抜く。追い抜いた拍子にアブたちはそちらへ移動した。
ようやくトムラウシ温泉の登山口に下山。
それにしてもひどいトレールだった。下りのトレールとしては、私のワースト1、2を争う。
トムラウシ温泉東大雪荘は登山口からすぐ。大部屋に泊まろうかとも思ったが、思ったより料金が高い。食料もあることだし、徒歩10分ほどのトムラウシ野営場でテントを張ることにした。
野営場の先客はオートキャンプの1張りのみ。
残念ながら、テントを設営する間もアカウシアブとの戦いは終わらなかった。蚊取り線香を焚いても、まったく効果なし。自分やテントに虫よけをかけてもなんの効果もなし。
アブだけでなく羽虫も多く、うかつにテントを開けられない。
設営を終えて、着替えを持って東大雪荘に戻り、温泉に浸かる。
日本秘湯の会の温泉だが、地味に単純泉。それでも久しぶりに湯船につかって満足。
風呂から出れば外は土砂降りの雨。自動販売機で買ったビールを飲みながら、明日のバスと宿の予約を済ませる。
もう一本ビールを開けて、雨脚が弱まるのを待つ。頃合いを見計らって、水たまりだらけの未舗装の林道を歩いてキャンプ場へ戻り、夕食を済ませて眠りについた。
(次回に続く)
参考:
地図
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…