梅雨の晴れ間に、花の蝶ヶ岳、大滝山へ~蝶ヶ岳から徳本峠(1)
6/21 三股~蝶ヶ岳~大滝山~徳本峠~上高地バスターミナル
蝶ヶ岳から徳本峠を経て上高地へ抜けるロングルートを走ってみたい、とずっと思っていた。
去年の10月、彗星を見るために蝶ヶ岳に登ったとき、下山はこのルートを歩くつもりだった。ところが足をひどく痛めてしまい、泣く泣く上高地に直接エスケープしたのだった(「紫金山・アトラス彗星を見るためアルプスに登る」)。
あのときの宿題を、今回ようやく片付けに来た。
前夜、いつもの毎日アルペン号で竹芝を23時に出発。途中、3時半頃、バスからタクシーに乗り換え三股登山口へ向かう。
三股手前のゲートの駐車場に着いたのは4時半。眠い。
まだ薄暗い中、駐車場はすでに満車だ。夏山シーズン前のこの時期でこれだ。さすが人気の山域である。
ここ3、4日、30度を超える真夏のような暑さが続いていた。しかしここでは、長袖Tシャツを着ていても少し肌寒い。
三股の蝶ヶ岳登山口。標高約1,340m。ここが今日のスタート地点だ。三股はその名の通り蝶ヶ岳と常念岳の登山口が分岐する地点で、松本市安曇野から入山する北アルプスの主要な玄関口のひとつ。
登山口に入るとすぐ、吊り橋が現れる。
橋を渡ると、深い樹林の中の道が始まる。
ウグイスの声が森に響いている。道はなだらかで走りやすい。
ハイカーが多い。ワシワシとハイカーを追い抜いていく。
しばらく走ると、藪に隠れるように白い花が咲いているのを見つけた。
おなじみギンリョウソウだ。葉緑素を持たず、菌類から養分を得て育つ不思議な植物。
ゴゼンタチバナ。
足下をよく見れば、いたるところに花が咲いている。
ただ、今日の体はどうも重い。心拍数が体感より10近く高い気がする。足も重い。一昨日スクワットとカーフレーズでみっちり追い込んだのが祟っているのか、はたまた夜行バスの寝不足か。おそらく両方だろう。
それでもコツコツと高度を稼いでいくと、まめうち平に到着した。
まめうち平は、蝶ヶ岳登山道の中間地点にあたる平らな休憩ポイントだ。ここでひと息入れる登山者も多い。
私も休もう...早々とおにぎりタイムだ。
オサバグサ。
比較的珍しい植物らしい。グーグルレンズのおかげで、珍しい花の名前も分かる。ありがたや。
なんだ、この緑のツブツブは?ケチョウチンゴケ?
でも苔は種類が多く似たものも多いので、グーグル先生もちょっと信用できない。
まめうち平を過ぎると傾斜が増してくる。道は針葉樹と苔の世界から、だんだん急な山道へと変わっていく。
低木と草付きの急斜面をジグザグに登って行く。
サンカヨウ。山荷葉?
山荷葉は雨に濡れると花弁が透明になると言うけど、これは透明になってないな...
2120mあたりで蝶沢を横切る。奥に見えるのは常念岳。
山頂まで階段の急登をラストスパート!
オオバキスミレ。スミレのイメージをぶち壊す、すくっと立ち上がった大きなスミレ。
花がいっぱい咲いていて、写真を撮っているとラストスパートにならない。
高度を上げるにつれて展望が開け、陽射しが強くなってくる。
まだペースが上がらない。でも焦らず、脚を一歩ずつ運ぶ。
稜線が近づくにつれて周囲の景色が見えてくる。
蝶ヶ岳から常念岳へと続く稜線。稜線上のハイマツの緑と残雪のコントラストが鮮やかだ。
モフモフ。シダなんだろうけど、シダの種類はわからない。
6月後半にもなって桜が咲いている!
稜線に飛び出し、蝶ヶ岳ヒュッテと大滝山への分岐に到着。
まず蝶ヶ岳山頂へ。大滝山はその後だ。
蝶ヶ岳の山頂が目の前に見えてきた。
歩き始めて2時間50分で、蝶ヶ岳山頂に到着。
山頂から去年の秋に泊まった蝶ヶ岳ヒュッテのテント場を見下ろす。赤い屋根の山小屋の奥には常念岳、そのさらに奥には大天井岳。
そしてもちろん、穂高連峰から槍ヶ岳へと連なる大パノラマ。
山頂は陽射しが強烈だが、風があって心地よい。日焼け止めを塗り直して、おにぎりタイム。
もう小さい虫がワンワン飛び交っているのが気になる。
南の方角に目を向けると、うっすらと富士山のシルエット。そこから西に連なるように南アルプスの峰々。
眺めを堪能したら、いよいよ大滝山へ向けて出発だ。
来た道を少し戻り雪渓を渡る。
みんなアイゼンなんて持っていないので、おっかなびっくり。私はトレランシューズでキックステップ。
雪渓の近くにはサクラソウが咲いていた。
乾燥した道端にはキヌガサソウ。
さて、蝶ヶ岳-大滝山分岐に戻ってきた。ここから先、大滝山へ向かうルートは未知の世界だ。
(次回に続く)
参考:
地図
|
|





























赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…