梅の花は空振り、枯れ木の山へ~日向和田から日の出山
3/2 日向和田駅~梅の公園~三室山~日の出山~つるつる温泉
前回の山行はハセツネ30Kの試走、そして15日には、ハセツネ30K本戦の2週間前の試走予定。
さてさて、どこに行こうか?お手軽にサクッと行ってサクッと帰ってきたいな。
以前、日の出山に走りに行ったときに、梅の公園を通ったことを思い出した(「走って登れ、日の出山。」)。あの時は2月だったので、やっと数輪咲き始めたくらいだったが、もう3月なので満開に違いない。
よし、梅見ついでに日の出山に行こう。
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今日の天気予報は晴れのち曇り、日中の最高気温は19度。3月にしては暑くなりそうだ。
何を着ていくか迷う。とりあえず、いつもより1枚薄め。ズボンは夏も使うランパンにする。
外に出ると、まあちょっと涼しいというくらいだった。
ホリデー快速奥多摩号は、新宿では空いていたが徐々に混んでくる。立川を過ぎる頃には席がほぼ埋まっていた。
日向和田駅で下車する。梅の季節は臨時停車してくれる。
駅を下りると、空は曇り。
南岸低気圧が近づいているせいか、予報の「晴れ」はどこへやら。手袋をしないと手が少し冷たくなる。
駅前に立つ「吉野梅郷ノ図」の大きな案内板。青梅市吉野はかつて「吉野梅郷」と呼ばれた梅の里だ。最盛期には約2万5千本の梅が咲き誇っていたという。
梅まつりの準備のためか、沿道では出店の設営が始まっていた。
駅から梅の公園へ向かう通りには、梅の並木が続く。ちらほらとピンクの花が咲き始めている。
梅見に歩いてくるハイカーは3人くらいだろうか。思ったより人が少ない。
梅の公園の手前では、屋台が開店の準備中。
梅の公園に到着。肝心の梅は...まだほとんど咲いていない。山肌に広がる梅畑は、まだ枝ばかり。完全に空振り。
登山口の鳥居をくぐる。ここは琴平神社への参道の入口でもある。鳥居の前でダウンを脱ぎ、走り始める。
杉の林の中を登っていく。最初の登りはなかなかきつい。それでも、できるだけ走るようにして高度を稼ぐ。
上の方から甲高い声が聞こえてくる。野獣か?と耳を澄ますと、中国語で大声で談笑している声だった。少し行くと5〜6人のおばさんたちが大声で笑いながら休憩していた。ニーハオ、ニーハオと声をかけると、みんな一斉にニーハオと返してくれた。
こんなマイナールートにもインバウンド。
中腹に琴平神社の社殿がある。祭神は大国主命。古くは「金毘羅大権現」と呼ばれていたが、明治以降は琴平神社と改称された。増殖豊産の神様として、この地域で長く崇敬されてきた古社だ。山の斜面に凛とした社殿が鎮座している。
社殿からは、麓の街を見渡せる。
三室山(標高646m)の山頂に到着。雑木に囲まれ、展望はほぼない枯れ木の山。
山頂標識と三角点の石柱が、ここが頂上だと主張しているだけの、地味なピークだ。
以前、二俣尾駅からアタゴ尾根を登った時(「日の出アルプスに麻生山」)もそう感じたが、三室山はいつ来ても地味である。
三室山を後にして、稜線を日の出山方向へ進む。
三室山、お前もか。
稜線沿いの森が、大規模に皆伐されている。令和9年まで皆伐が続くとの表示があった。どんだけ切るんだろう。
その皆伐のおかげで、要害山の山頂は思いがけず展望が開けている。切り株の向こうに遠くの山並みが見える。
眺めは悪くないが...
進行方向に梅野木峠が見える。峠にはアンテナ塔が立っていて目印になる。峠まで下って、また登り返す。
稜線の細かいアップダウンが続くが、急な登りは日の出山までない。
梅野木峠を過ぎると、右の斜面に道標が現れた。「日の出山方面(高峰山経由)」。
この分岐は見逃しやすい。見逃してもトラバース道で日の出山に行くことはできるが、高峰山など日の出アルプスの稜線をまるごと巻いてしまう。以前(「走って登れ、日の出山。」)やらかしたのがまさにそれだ。今回はきちんと道標に従って稜線コースへ。
稜線上も道標が整備されていた。
高峰山(755m)の山頂。山頂部だけぽっかりと伐採されている。ここが「日の出アルプス」の主稜線上の一角だ。三室山から高峰山、日の出山へと連なる稜線は「日の出アルプス」とも呼ばれ、低山ながらアップダウンが連続する走りごたえのある尾根である。
稜線を快調に走っていると、道の脇に黒い小さな道標が現れた。「竜ノ髭」。はっきりしたピークはなく、道標がなければ通り過ぎてしまうところだ。なぜここが竜ノ髭なのか、毎回謎のまま通過している。
さあ、日の出山への最後の登りだ。長い階段が山頂まで続く。走り切れば山頂だ。
9時50分、日の出山(902m)山頂到着。
最初歩いたにもかかわらず、1時間50分で来てしまった。背中は汗でびっしょり。薄着で来たが、むしろ長袖Tシャツ1枚で十分だったくらいだ。
薄もやがかかっているが、眺めはよい。
山頂にはベンチでおにぎりを食べているハイカーが10人くらい。やはり人気の山だ。
私はおにぎりタイム。ワカメおにぎりを1個食べて10分休憩。塩気がうまい。
さて、そろそろつるつる温泉に下山しよう。
金毘羅尾根の道を右にわける。こうやって見ると金毘羅尾根は大きいな。
ハセツネ30Kでハセツネのエントリー権をゲットして、今年の秋はまたあの尾根を走ろう。
下山路の途中には「顎掛岩」。日本武尊が顎をかけて関東平野を見渡したと伝わる岩だ。実際にどうやって顎をかけたらよいのだ?
植林の森の中をノンストップで走り続ける。ハイカーを2、3パーティー抜きながら、あっという間に下山。
登山口のお堂に今日の無事を感謝する。
そのまま道路を走り続ける。トレランを始める前はここを歩いて「長いな~」と思ったものだが、走ればつるつる温泉まであっという間だ。
つるつる温泉で、名前の通り肌がツルツルになるお湯にたっぷり浸かる。水風呂も使って交互浴で筋肉の疲労を和らげる。
風呂上がりには食堂でメガカルビ丼とビール。早い時間に下りてきて、のんびりビール。これもまた良し。
(日向和田から日の出山、完)
参考:地図
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…