野生のベンガルタイガーを激写せよ!~インド、ラージャスターン州の旅(10)
1/4 ランタンボール国立公園
(前回の続き)
サワーイー・マドプルまでやってきた理由はただ一つ。ここは、北インドの有数の、いや、世界一のベンガルタイガーの保護区、ランタンボール国立公園の入り口だからだ。
ランタンボール国立公園で野生のベンガルタイガーを見ること、そして激写することがこの旅の一番の目的だ!
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朝起きてバナナを食べて始動。6時半に予約しておいたジープが宿に迎えに来る。
右端の席に座る。じっとしていれば寒くないが、ジープで風が当たるとやたら寒い。手がかじかむ。ここは本当にインドか?宿で毛布を借りてよかった。
国立公園に近いリゾートホテルで人を乗せて、参加者は全部で6人。
ガイドが入園手続きなどやってくれるので、座っているだけで国立公園の中へ。
未舗装の道、ガイド曰くジャングル(日本的には林)は乾燥している。もやがかかっていて遠くの木々は霞む。
国立公園の入り口は観光客を乗せた多くのジープで渋滞していた。
しかし、手続きを済ませると、列をなしていたジープはガイドの判断に従って、思い思いの方向へ林の中に散っていった。
ガイドがランタンボール国立公園について説明する。国立公園の一部が一般に開放されていて、そこがいくつかのゾーンに分かれている。1回のツアーで1つのゾーンをまわる。1つのゾーンに数匹のベンガルタイガーが住んでいる。
第一動物と遭遇。鹿だ。丹沢でさんざん見ているけどとりあえず撮る。
猿とイノシシ。イノシシは日本のものより小ぶりだ。う~ん、とりあえず撮る。
餌付けしているようだ。
ベンガルタイガーとの遭遇確率をあげるため、虎のための水場が作られている。
ずっとこんな道。ガコガコ揺られながら、ガイドがベンガルタイガーを探す。
ガイドがベンガルタイガーの足跡を発見!
ジープで後を追う。そして見晴らしのいいところで車を停めてベンガルタイガーの出現を待つ。
しかし、しばらく待ったが現れる気配なし。あきらめて先に進む。
左側に座っていた西洋人風の女性が、左手の斜面の森の中に何かを発見。
ヒョウだ!
おお、肉食獣の目は鋭い。こちらにむかって下りてくる。
車を停めて見守る。道に下りてきて、我々にお尻を向けて、我々のことなど全く気かけぬ様子で去っていく。
うねるように動く筋肉が印象的だった。
ヒョウを見送って、先に進む。
なんだかよくわからないが、川岸にいた鳥。
やあ、また鹿だ。いっぱいいる。
左手、遠くの茂みに熊発見。
ガイドは、ヒョウと熊はベンガルタイガーより珍しい、ラッキーだと言っていたが...虎が見たい。
やあ、孔雀だ。これもいっぱいいる。
動物に気をとられていたが、植生も変化がある。
ガジュマルのような巨木。
ガイドはぎりぎりまで粘ってくれたが、タイムリミットとなり、ベンガルタイガーに会えぬままあえなく終了。
宿に送ってもらう。
10時に朝食だか昼食だかわからない食事。ベジカレー。
辛さをミドルにすると全然辛くない。量は多い。昨日と味が違う...きわめてインド的。昨日も頼んだハニージンジャーティーはお茶自体が違う...
しっかり食事をとって、午後のツアーに備える。
今度こそはベンガルタイガーを撮るぞ!
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…