ピチョーラー湖上のサンセット~インド、ラージャスターン州の旅(7)
1/1 ウダイプル(シティパレス、サンセット・パーク)
(前回の続き)
シティ・パレスの城門前には、派手な衣装の店が並ぶ。
こんなの着てる人見かけない。土産屋かな。
ジャグディーシュ寺院の向かいの通りを人混みが道をふさいでいる。揚げパンのようなものを売る店だった。大人気だ。
インドのナイスガイ。髭がチャームポイント。
ジャグディーシュ寺院は、メンテナンス中。ここも壁面の彫刻がすごい。
口をぽかんと開けて見上げていたら、通りがかりのおじさんが説明してくれた。
寺院から急な階段を広場へ下る。広場というか...バイクも人も牛のうんこもごちゃごちゃ。
シティ・パレス近くのMillets Of Mewarで昼食。
カリフラワーとジャガイモのカレーにビリヤニ、ローズラッシー。ヘルシーフードのお店らしいが、インドのヘルシーフードが一体何を意味するかは不明。生のトマトを食べてお腹を壊さなければ、それだけでヘルシーな気も...まあ、うまいのでよし。
ただ、ベジなのがちょっとさみしい。
食後、街を散歩。SBIのATMでお金を下ろし、そのまま通りを進んで行く。
白い建物があって、その入り口に数足の靴が脱ぎ置かれている。Shri Mahalaxmi Mandirという寺院だった。
中をのぞいているとおじさんに招かれ、靴を脱いで中に入り寺院を一周案内してもらう。動物の顔をした神様の絵を指さして、これは何だと思う?と聞かれたのでライオン、と答えた。ブブー、ハヌマーンという猿の神様でした。
日本から来たことを告げると、このおじさんにもJapanはFriendと笑顔で返される。会うインド人は皆、JapanはFriendという。インドに来ると友達が増える。
本当に友達かどうかはわからないが、ここまで、ここにかぎらず案内してもらってもお金を要求されない。親切心で案内してくれるようだ。道を聞いただけでお金をせびられる某国とは違う。
おじさんにお礼をして寺院をあとにする。
おお、ホワイトシティ!
湖畔には美しい白い建物が並んでいる。
野良牛だけでなく、野良犬もたくさんいる。
狂犬病の多発国なのでちょっと怖いが、どの犬ものんびりしている。
昨夜大渋滞していた、街の中心部に入る橋。今もたくさんの人とリキシャが行きかっている。
橋渡り、中心部の対岸にやってきた。公園みたいなところがあったので、入ってみる。Taj Lake Palace View Pointという観光名所のようで入場料を払った(払う時と払わない時があるらしい)。湖をはさんで対岸の街並みを見渡せるが、それ以外、特に何もなかった。
相変わらず空はモヤモヤしてクリアーなブルートは言えないが、それでも日射しは強く、暑い。
歩道の橋を渡って、中心部に戻る。
ここにも犬がのんびりしている。のびている?
日が傾いてきたので、夕日が美しいというサンセット・ポイントに行こう。
サンセット・ポイントは丘の上にあって、ロープウエイで上る。ロープウエイ乗り場まで街から2kmくらいあるのでリキシャに乗る。ガタガタ揺れるリキシャにしがみつきながら、混雑した道を運ばれてゆく。
ロープウエイ乗り場は人であふれていた。聞けば1時間半待ち。日が沈んじゃうよ!
このロープウェイが恐ろしく非効率な乗り物。長いケーブルにスキー場のゴンドラのような4人乗りのゴンドラが、たった6両しかついていない。それがまとまって、のんびりと丘の頂上に向かって上ってゆく。
ロープウェイはあきらめて、すぐ近くのサンセット・パークに向かう。
日没にまにあった。
サンセット・パークはピチョーラー湖の湖畔にあるDudh Talaiという池?を中心にした公園(たぶん)。
観光客を乗せたラクダが歩き、ストリートパフォーマンスと思われる少年が躍る、にぎやかな公園。
ここでも行列を発見。湖の遊覧船のチケット売り場だ。切符を買って怪しげな船に乗る。
湖から見るシティパレス。
ボートは20人くらい乗れる屋根付きのボート。ブンブンガーガーいいながらいくつものボートが湖面を走り回っている。隣のボートの運転手はスマホを見ているぞ、大丈夫か?
夕日は低くなるにつれだんだんと薄くなり、いつの間にかうすぼんやりともやの中に消えていった。
ここにも湖上に宮殿がある。17世紀に王族が建てた宮殿。今はお高いホテルやらレストランやら。
船を下り、リキシャを拾ってホテルに戻る。
夕食はホテル近くのRainbow。おしゃれで快適なレストランだが、ちょっと高い。
でも高いだけあって、チキンカレーは肉山盛り。
もちろん、レストランからの夜景はすばらしい。
日が沈むと風が冷たい。ウインドブレーカーを羽織る。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…