ホワイトシティ、湖の都、東洋のベニス、ウダイプル~インド、ラージャスターン州の旅(6)
1/1 ウダイプル(シティ・パレス、サンセット・パーク)
(前回の続き)
目が覚めれば元旦。朝食を求めて外に出る。
昨日、リキシャにあおられながら歩いたウダイプルの路地。人影はなく、昨日の喧騒がうそのようだ。
元旦の朝8時だからか、開いている店がほとんどない。薄暗いカフェを見つけて入る。
チーズサンドと、ゆで卵、コーヒーを注文する。チーズサンドには生のトマトが挟まれていてた。申し訳ないが、危険なのですべてきれいに取り除く。コーヒーは極めて希薄なアメリカン。ゆで卵はふつう。
食後は街をぶらぶら散歩。SBIのATMを見つけ現金を下ろす。インドでも電子マネー、みたいなニュースを日本で見たことがあるが、少なくともここまでは現金が使える、というか、小銭がないと困ったことになりかねない。
ご存じ野良牛。
牛のうんこが大量に落ちていて、それが車やリキシャのタイヤで引き延ばされ、道路のいたるところがドロドロ。泥に見えるけど、泥じゃないよ、うんこだよ!
商店の前では、店員と思しき人がうんこを水で流していた。あれだな、雪国で店員さんが店の前を雪かきして、すべらないようにするのといっしょだな(?)。
ここでも建物の壁には、さまざまな絵が描かれている。
ウダイプルはピチョーラー湖の湖畔に広がる街。メーワール王国の都だったことから、湖の都とも呼ばれる。
湖に目をやれば、そこには白亜の宮殿が。王様の離宮として建てられたもので、今はお高いホテルになっている。
今日は快晴のようだが、いつものように空気はモヤモヤとかすみ、対岸は見えない。
王様の居城へ。
今はその一部、シティ・パレスが公開されている。
入り口を象が守る。やっぱりインドは象。
シティ・パレス正面。まるで大理石の壁。その奥にある建物には、今でも旧王族が住んでいるとのこと。
とりあえずシティ・パレスに入ってみよう。
今度は馬。でもくつわで無理やり象にしている。やっぱりインドは象。
内部には、さまざまな装飾品や絵画などが展示され、博物館になっている。
武具はとても洗練されている。
屋上に出たかな?
建物の中では、宮殿に似つかわしくない、頭をこすりそうな天井の低い薄暗い通路や、肩幅ほどの幅の狭い階段を上がったり、下ったりして、どこを歩いているのかよくわからない。
木が植えられているが、おそらくここは屋上。
ウダイプルの街を見下ろす。白い建物が多いウダイプルは、ホワイト・シティとも呼ばれる。
そう、ここの絵もこんなインドな感じ。
部屋の中にブランコ?
壁の装飾がすごい。あそこに王様が立ったのだろうか。
シティ・パレスの正面の広場には、屋台?
“MERRY Christmas”?いいのか?ヒンズー教じゃないのか?
さらによく見ると”&HAPPY NEW YEAR”とある。いい加減だな~、と思うが日本も似たようなものだ。
シティ・パレスをあとに、街の散策を再開する。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…