快晴の悪沢岳に立つ~荒川三山(2)

8/20 千枚小屋~悪沢岳~荒川小屋~小赤石岳~赤石小屋

前回の続き)

20230819 荒川三山、千枚小屋の夜明け

4時30分、びちゃびちゃのテントを撤収し、出発。
快晴。風はないが、涼しい。草木が濡れているので、ゴア雨の上下を着る。
先行者のヘッドランプの灯が斜面にちらちらと見える。

20230819 荒川三山、登っている途中で日の出

千枚岳の手前、ちょうど森林限界線を越えたところで陽が昇る。
斜面を登っていた登山者はみな足を止め、写真を撮っている。

20230819 荒川三山、大井川を挟んだ山々

大井川には朝霧がかかっているようだ。その向こうの、笊ヶ岳の稜線も静かに目を覚ます。

20230819 荒川三山、茜色の赤石岳

茜色に染まる赤石岳。真っ赤。

20230819 荒川三山、早朝の千枚岳山頂

千枚岳山頂。
赤石岳から南に聖岳に続く稜線が見える。反対側には塩見岳から北岳に続く稜線。この山は、南アルプスの主稜線から離れているので主稜線の展望がよい。

暑くなってきたので、ゴア雨を脱ぐ。そよ風が心地よい。

20230819 荒川三山、千枚岳の下り

千枚岳から悪沢岳までは、初めは細い岩の尾根。はしごや鎖あり。岩峰は登らずに、左右からトラバースするように道がつけられているので、クライミングは必要なし。

20230819 荒川三山、千枚岳のマツムシソウ

細い尾根から崖のように落ちている斜面はお花畑。

20230819 荒川三山、千枚岳の花

足元のザレザレの道にも花が咲く。

20230819 荒川三山、丸山

尾根が広くなるとじきに丸山。点々と登山者が見える。ハイマツの稜線のるんるん山歩き。

20230819 荒川三山、岩の間の花

岩の隙間の生態系。

20230819 荒川三山、悪沢岳山頂

ちょっと岩っぽい道(八ヶ岳の三岩岳みたい)を行くと、悪沢岳山頂。
やった、未踏の3000m峰、快晴の悪沢岳山頂に立った。

20230819 荒川三山、悪沢岳山頂から塩見岳、北岳方面

これから行く、塩見岳や北岳、南アルプス北部の山々。
山頂からはまさに360度、さえぎるもののない展望。

20230819 荒川三山、悪沢岳から中岳、前岳

景色を堪能し出発。
目の前に見えるのは、荒川三山のうちの中岳と前岳。

20230819 荒川三山、リンドウ

リンドウのつぼみが秋の訪れを待っている。

20230819 荒川三山、悪沢岳の下り

落石注意のゴロゴロした急斜面を一気に下る。

20230819 荒川三山、悪沢岳に雲がかかる

振り返れば、悪沢岳に雲がかかる。まだ朝早いのに空気がもやっとしてきた。今日も早くに雷雨がありそうだ。
それにしても、すごい斜面を下ってきたな。

20230819 荒川三山、悪沢岳に向かうパーティ

中岳の登りで20人の大パーティーと遭遇。この大パーティーと悪沢岳の下りですれ違わなくてよかった。

20230819 荒川三山、中岳避難小屋が見えてきた

中岳避難小屋が見えてきた。中岳の山頂はすぐそこ。

次回に続く)

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