富士と一緒に縦走~本社ヶ丸から河口湖アルプス(2)

10/24 笹子駅~本社ヶ丸~御坂山~鬼ヶ岳~根場

前回の続き)

20211024 御坂峠

御坂山からほどなくして御坂峠。
藤の木から河口湖へ続く道が横切る広々とした峠。休業した御坂茶屋が立っている。
そして、峠の一角には天神様が祀られている。

20211024 御坂峠から黒岳への道

御坂峠から黒岳への道はまるで遊歩道。御坂峠から黒岳へ登るハイカーが多いのだろうか?峠ではひとりと会っただけだが。

20211024 黒岳山頂

黒岳山頂は展望がない。だが、南にちょっと行くと展望台があるそうだ。
ぼちぼち時間が気になってきたので、展望台を割愛して先に進む。

20211024 黒岳の下り

引き続き快適なトレールをスズラン峠目指して駆け下る。

スズラン峠を通過し、破風山を越え、新道峠に向かって走り続けると...

20211024 新道峠の展望台

突然下界に出た。
新道峠はすぐそばまで車道が通っていて、観光地になっていた。ザックを背負って走っている私は完全に場違いだ。
写真だけ撮って、そそくさと退散。

20211024 中藤山山頂

トレールに戻れば、静けさが戻る。
誰もいない中藤山の山頂で一休み。ちなみに中藤山は「なかっとうやま」と読む。

20211024 中藤山の露岩

中藤山から、細い尾根道をふさぐような露岩が現れる。走り続けるのも疲れるし、気分転換にちょうどいい。

20211024 大石峠

13:07大石峠に到着。やっと終わりが見えてきた。
ここまでの峠は林の中だったが、ここはカヤトの原で、開放感がある。
この時期は、1時を過ぎると、早々と陽が弱くなり風も冷たく感じる。

20211024 大石峠から金堀山への登り

大石峠から先は、やや道が悪くなる。いや、今までが良すぎたか。
それにしても、後半にこの登りはしんどい。

20211024 きのこがたくさん

美味しそうなきのこがたくさん。

20211024 節刀ヶ岳山頂

稜線から外れ、ガレをひと登りすると、節刀ヶ岳山頂。
低灌木に囲まれた眺めの良いピーク。

20211024 節刀ヶ岳から来し方

来し方を振り返る。
黒岳より先は見えないが、朝、大きく見えた三ツ峠山が遥かに遠い。

20211024 鬼ヶ岳山頂

節刀ヶ岳から稜線に戻り、岩のぴょこを登りきると鬼ヶ岳山頂。本日最後のピーク。ここで下山開始。

20211024 鬼ヶ岳山頂から西に続く縦走路

縦走路はさらに西に、王岳、三方分山を経て本栖湖へと延びている。かつて歩いたことがある(「陽だまり、改め地獄のハイキング」)。
2時半を過ぎ、山々は靄に溶け込んでいく。

20211024 鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳の中間点

鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳の間は、岩々していてちょっとあぶない。ここも両側が切れていて、ちょっとした岩のへつりみたいなところがある。写真ではわかりにくいが、岩陰は霜柱が融け残っていて、ぐじゅぐじゅ滑る。こんなところで落ちても誰も助けてくれない。

20211024 雪頭ヶ岳へのはしご

さっきの岩を越えると、今度ははしごで下る。
そして、岩のぴょこの雪頭ヶ岳をすぎれば、もう危ないところはない。

20211024 西湖と富士山

西湖、そして静かにたたずむ富士山。今日はずっと富士山と縦走してきた。
こうして正面から向き合うと圧倒される。富士山には何回か登ったが、やっぱり見る山なのかもしれない。

20211024 午後の森は赤みが強調される

順調に高度を落とす。耳がつんとしてきた。
冬の午後の森は、赤みが強調される。

20211024 鬼ヶ岳登山口

15:31、鬼ヶ岳登山口に無事に下山。
最近では珍しいことに、ついに今日はトレイルランナーに一人も会わなかった。走りやすいトレイルなのに。
山は走るところじゃない!と思っている(気持ちはわかる...)ハイカーにお勧めのルート。

根場入口バス停で富士急行バスの西湖周遊バスに乗る。16:12の終バスだ。これに乗り遅れたら帰宅困難者になってしまうので、気が気じゃなかった。

20211024 車窓から河口湖アルプス

車窓から、河口湖を囲む暮れ行く山並みを眺める。今日登った山々だ。

河口湖駅について、さて温泉だ!と温泉を探す。しかし、コロナのためすぐに立ち寄れる温泉が見つからない。1時間ほどうろうろしたあげく、あきらめて帰途につく。
今日は長かったな~、温泉入りたかったな~...最後に不完全燃焼。

参考:
笹子駅7:27-9:29本社ヶ丸9:39-11:05御坂山11:10-13:07大石峠13:17-14:02節刀ヶ岳14:08-15:31鬼ヶ岳登山道入口

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(本社ヶ丸・河口湖アルプス、完)

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