整備された榧ノ木尾根~奥多摩駅から鷹ノ巣山(2)
5/29 奥多摩駅~六ツ石山~鷹ノ巣山~倉戸山~倉戸口バス停
(前回の続き)
広いトレールを鷹ノ巣山目指して登ってゆく。
獣の足跡が。鹿かな?でも爪があるから熊かな...
久しぶりに富士山を見た。
今年は何度か奥多摩にきているが、なぜか富士山の見える頂はいつも曇りだった。
昔滑った吉田大沢や小御岳流し(「小御岳流し滑降」「富士山滑降、祝世界遺産登録。」)にはまだ雪がある。あ~、滑りて~。でも都民は都外への移動は自粛中。
11:28鷹ノ巣山山頂到着。奥多摩駅から2時間54分かかった。前回(「石尾根トレーニング、その2」)から40分縮めた。ただ、今回は登山口までのショートカットで迷わなかったこと、荷物が前回より1kgくらい軽いことを考えると、実質15分くらいの短縮か。
人気の山だけあって、多くのハイカーがソーシャルディスタンスを保って、のんびりと休んでいる。雲が厚くなって日が陰り、風も強くなってきたので、登りでかいた汗もスッと引いていく。
おにぎりも食べ終わったし、下山するか。
七ツ石山まで行く余裕はあるが、夕方になるとバスが混雑しそうなので早めに下りる。
来た道を水根山の分岐まで戻る。正面が下山路の榧ノ木尾根。
鷹ノ巣山の斜面はツツジが満開。
水根山の榧ノ木尾根分岐。道標が新しくなってる。
道標に従って右へ。
二重稜線のブナの森。
ここはいつきても気持ちがよい。
下るにしたがって、ツツジが散ってゆく。
榧ノ木山の先は、道が落ち葉に埋もれ、広い尾根が東に屈曲して、道が分かりにくいところがかつてあった。しかしきっちり整備されていた。これで迷う人はいないだろう。
登山道が整備されたせいだろうか、以前来た時はすれ違う人もいなかったが、今日は次々とハイカーが登ってくる。
ブナに包まれた倉戸山。お気に入りの山頂。深呼吸。
葉擦れの音、セミの声、以上。
森の香りの中を泳ぐようにして先に進む。
倉戸山はいい山だが、下りはちょっといやらしい。
ととと、と、小走りの忍者走りになりそうな急斜面に、石畳のような硬いトレール。
小河内ダム(奥多摩湖)が見えてきた、下界は近い。
標高も下がって蒸し暑くなってきた。
温泉神社に到着。無事を感謝し、熊鈴をはずして本日の山旅は終了。
いつもであれば、倉戸口バス停そばの、丹下堂で温泉に入り、鹿肉定食とビールをやっつけてからバスに乗る。
しかし、今は休業中。
奥多摩駅まで戻ってから、営業再開したもえぎ野湯へ。
久しぶりの温泉、露天風呂。あ~、しみる~。でもビールはまだお預け。
奥多摩駅のホームで列車を待つ。ふと見上げると山の中腹に露岩が見える。
あぁ、氷川屏風岩か。学生の頃何度か通ったが、長い間ご無沙汰で記憶から消えかけていた。アイゼンを付けて登攀の練習をしたりしたが、今はそんなことをしたら怒られるのだろうか。
参考:
奥多摩駅8:34-10:21六つ石山10:31-11:28鷹ノ巣山11:39-12:50倉戸口
(奥多摩駅から鷹ノ巣山、完)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…