クスコ近郊ツアー~ペルーの旅(13)
5/2 クスコ(クスコ市街、サクサイワマン、ケンコー、タンボ・マチャイ)
(前回の続き)
そろそろ昼食の時間。とりあえずアルマス広場まで戻ってきた。
何を食べようか...広場をかこむレストランはちょっと高い。エル・ソル通りにレストランが並んでいたのを思い出した。
エル・ソル通りのレストランもそんなに安くなかったが、腹が減ったのでそのうちの一軒に入る。
とりあえず、魚料理っぽいものを注文したらこれがきた。
むむ、見た感じでは、トマトスープと玉ねぎとニジマス。食べてみると、、、やっぱりトマトスープで煮たニジマス、玉ねぎ、そしてジャガイモ、以上。見た目以上でも以下でもない料理。
骨はとってあって食べやすかった。
午後は、クスコ郊外のインカの遺跡を巡るツアーに参加。
サントドミンゴ教会前に集合。参加者は8人くらい。ワイヤレスイヤホンを装着して、教会に入場。今日2回目だが、今回は解説付き。
次は、ワゴンに乗ってアルマス広場のカテドラルへ。
広い。宗教画の数が多い。400はあるそうだ。これら宗教画のうち8割はネイティブの画家によるもので、現地文化と微妙に融合した絵画が見られる。例えば、最後の晩餐の絵のキリストの前の皿に「クイ」(ペルーではポピュラーなネズミの丸焼き)がのっている。
また、祭壇も金と銀があしらわれ、これはインカの太陽神と聖母マリアを意味するらしい。
残念ながら教会内は撮影禁止。
カセドラルの後は、バスに乗り込み郊外へ。
「サクサイワマン」に到着。これはなんでしょう。よくわからないらしい。
こんなのもあるけど...。スラブ登りの練習用か。
そしてこんな感じ。要塞なのか宗教施設なのか分かっていないらしいが、地元の子供たちの遠足適地であることは間違いない。
反対側はこんな感じ。単純に、集会場か競技場じゃないだろうか。
3段のジグザグの石組に囲まれている。
遺跡からは、クスコの街が一望できる。この眺めのためだけにここに来てもいい。
ちょっと頭がくらくらしてきた。高山病かな。ここの標高は富士山に近い。
次は、「ケンコー」
ケンコーは宗教施設。岩をくりぬいた建築物の内部には、生贄を捧げた祭壇も残る。
とてもクスコっぽい。でもこれは遺跡の装飾品ではありません。
岩を掘りぬかれた洞窟のなかに生贄の祭壇がある。
ガイドにくっついて岩の間をぞろぞろ歩いていたら、あっという間に外に出て終了。
次は、「タンボ・マチャイ」。暗くなってきたけど大丈夫か。
小さい駐車場にぎゅうぎゅうに観光バスが止まるタンボ・マチャイ。
人の波に身を任せ、奥へ進む。写真だと明るく写っているが、実際はすでに日が暮れていて、薄暗くて寒い。
道に沿って、リャマを連れたおばさんたちが、民芸品を売っている。
これがタンボ・マチャイ。何度も言うが、実際は薄暗くて、なんだかよく分からなかった。水場であることは間違いない。不思議なのは、ここは丘のてっぺんで、どこから水がきているのか分からないこと。
ツアーのお約束、土産屋に寄る。野生種しか存在せず、狩猟が禁止されているピクーニャ毛織物が売られていた。毛が細くてフワフワした触り心地だが、恐ろしく高価。
クスコの夜景を眺め、盆地に下りアルマス広場に戻って解散。
広場の角にある、川海老がうまいという日本人の経営するレストランへ。
入って、しまったと思った。そこはリトルジャパン。客はほとんど日本人。飛び交う言語は日本語。
おまけに川海老はなかった。
しかたがないの、牛肉と豆の煮込み。
ワインが飲みたかったが高いので、現地のビール、クスケーニャ。ここ2、3日こればかり飲んでいる。
ペルーはワインの生産国だが、ワインはあほみたいに高い。庶民は絶対に飲めない価格設定。日本の感覚で言えば、グラスワイン1杯が、吉牛5杯くらいの値段。
夜もアルマス広場は賑やか。
もう1杯行こうか~、という気分だが、ここはペルー。気を引き締めて宿に戻る。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…