フィヨルドの中の極タウン、プエルト・エデン~チリの旅(19)

11/22 プエルト・ナタレス~プエルト・モン

前回の続き)

7時半起床。窓から外を見る。
鉛色の空に鉛色の海。昨日と同じような天気。
朝食も昨日と同じ。

食事を終えて、クジラ探索のためにデッキに出る。
冷たい風に吹かれ、雨に打たれ、ぼーっと3時間。凍える寸前。

171122 魚雷のようなイロワケイルカ

私と同じようにデッキでぼーっとしていた乗客から歓声が上がる。
魚雷だ!
いや、ちがう。マゼラン海峡を渡るフェリーで出会ったのと同じ、イロワケイルカだ(世界の果て、ウスアイアへ)。
魚雷のように物凄いスピードで海面下を突き進み、そのまま真っすぐ何処かへ行ってしまった。あまりにもスピードが速すぎて、オートフォーカスが追い付かない。

イルカ第2弾を期待したが、2度と現れることはなかった…

171122 巨大な岩壁

フィヨルドの狭いチャネルをフェリーはゆっくり進む。
左手の島には屏風岩をはるかに超えるスケールの岩壁があった。
屏風岩よりは立っていないな…垂直な巨大なクラック、おそらくトラックを突っ込めるくらいの幅があるだろう、が何本も刻まれている。あの下に立って見上げたら、どんな景色が見えるのだろうか。

171122 二日目の昼食

昼食。
豚肉。かたくてパサパサ。サラダは山盛り食べる。

171122 クジラを求めて海を眺める

クジラを求めて海を眺め続ける。寒いよ~。

171122 プエルト・エデン

船内放送が入る。今日の第1の見どころ、プエルト・エデンだ。250人ほどが暮らす村だ。
集落はウエリントン島という島の岸辺にあって、道は他の街にはつながっていない。それどころか、この村は、パタゴニアの無人地帯のど真ん中にあり、最も近い町まで海路で500kmも離れている。

なんでこんなところに住んでいるのか。まさに極タウン。

フェリーは寄港することなく、いくらかの荷物を島からきた船に渡して、プエルト・エデンを後にした。

171122 狭いチャネルを通過

また船内放送。今日2つ目の見どころ。狭いチャネルを通過。
日中は、狭いチャネルを通過するごとに船内放送が入る。そのたびに暇を持て余した人たちが、わらわらとデッキに出てくる。

う~ん、暇だ。

次回に続く)

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