第1の関門、無事通過!~チリの旅(18)
11/21 プエルト・ナタレス~プエルト・モン
(前回の続き)
昼食。メインは鶏肉、カレー味?ジャガイモのオムレツとか。う~ん、ビートのサラダ以外はいまいち。皮ごとの洋ナシのコンポートが意外とうまい。
向いの席に西洋人?が座って話しかけてきた。スウェーデンから来たとのこと。ヨーロッパ人は、ゆっくり話してくれるので英語が聞き取りやすい。アメリカ人は容赦ないからな。
食事を終えて甲板に出る。さっきまで晴れていたのに、雨。というかめちゃくちゃな嵐。
デイパックにデジイチを入れて肩にかけて外に出たとたん、風でデイパックを持っていかれそうなった。1キロ近いカメラが入ったデイパックが鯉のぼり状態だ。ゴアアマもちぎれそう。何かにつかまっていないと自分も飛ばされそう。今までいろんなところに行ったけど、こんなに強い風は初めてだ。
嵐かと思ったら晴れ間が出てきた。
湾の出口が近づき、小さな島がいっぱいある。波をかぶりそうなこんな平べったい島に森があるのが驚きだ。さらに、よく見れば、木はみんな傾いて立っている。
第一の関門、船腹の倍の幅しかないチャネルが近づいてきた。ここから見ると、倍の幅もないように見える。あんなところ通るのか。
船はスピードを落として様子をうかがった後、意を決したように進み始めた。
島と岬の間を腹をこするように通過した後、左に舵を切る。
無事、第1の関門突破!
松島の遊覧船みたいだけど、でもこれは全長100mを越えるフェリーなんだよ。
関門を通過し、まったりタイム。もっとも、風が強くて寒いんだけど。
廊下にある案内図。
第1の関門は通過したが、この先、いくつもの同じようなチャネルを通過する。昼はまだいいけど、夜は怖いよね。クルーは大変だな。
おやつの代わりにカフェでカプチーノ。久しぶりにインスタントではないコーヒーが飲めて満足。
デッキに出れば、そこには虹。
「だから知りたいの、広がる夢のすべて~、星の明かりたど~って、歩き続ける、」
虹を見ながら、20年前(だったと思う)からの自分の旅のテーマ、NinaのAurora Tourを口ずさむ。おそらく、20年後もそうしている。そして、さらに20年後には、自分はもういないかな。
部屋に戻ってしばらく昼寝。
そして目覚めるが、いまいちお腹が空いていない。そこで、プライベートルームであることをいいことに、HIITをやる。効果抜群、すぐに腹が減ってくる。
シャワーを浴びてさっぱりしたころ、食事の放送が入る。
サーモンはまあまあ。やっぱりビートのサラダがいける。スープがめちゃまずい。なんでこんなにまずいものが作れるのかが謎だ。
なんとなく顔見知りになった人たちと話をする。みんなクジラが見たいという。私も見たい。明日からずっとデッキで案山子だな。
通路に連絡用の黒板がある。
今日のアクティビティに「Yoga」とある。ヨガは世界共通なのだ。その下は「Charlas」。おしゃべりかな?雑談かな?雑談がアクティビティなんだろうか。さらにその下は、「Karaoke」。おお、カラオケも世界共通だ。
まあなんでもいいや、寝よう。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…