イースター島、駆け足観光~チリの旅(7)
11/14 イースター島
(前回の続き)
この赤い花が垣根の山茶花のように咲いている。風が止まず、花が常に揺れているので、こんな写真を撮るのもひと苦労。
モアイの丘の全景。モアイが、まるで公園でくつろぐ人々のように見える。
車で次の目的地、アフ・トンガリキに向かう。
アフ・トンガリキ。立ち並ぶモアイ。かなりでかいな。
モアイは、波打つ太平洋を背にして立っている。
このモアイは、高松のタダノというクレーン会社の援助により再建された。そのことを示すプレートがあったが、割れていた。
モアイの周りをぐるりと一周する。モアイの土台は黒い岩でできてる。そして海岸も黒い溶岩の岩の浜だ。硫黄島も、セントヘレナ山も、ハワイも絶海の孤島はみな火山島なのだろうか。
あわただしく、次はアナケナビーチに向かう。
イースター島の人気のビーチ、アナケナビーチ。白い砂浜が広がる。
ここは、なぜか1時間も時間がある。泳いでいる人がいたが、寒くてそんな気にはなれない。
ここにもモアイが立っている。だいたいどこのモアイも風雨に浸食され、角が取れて丸みを帯びている。しかし、ここのモアイは砂に埋もれていたために保存状態が良く、あごや鼻のとんがり具合がよくわかる。
ビーチでやることがないので、あちらこちらウロウロする。赤い花が多い。何度も言うが、風が強いので花の写真をとるのが難しい。
時間を持て余し、駐車場の裏の丘に登る。馬がいた。この島では、どこに行っても馬にあう。何に使う馬だろうか。
そして、遠くには虹が。私はどこに行っても虹にあう。
16時半にバスに乗る。ツアーは終了。
なんか眠い。耐えられん眠さ。ダラス~サンティアゴ~イースター島と時差が行ったり来たりしているので、一向に時差ボケが治らない。しょうがないので宿に帰ってひと眠りする。
目が覚めたところでシャワーを浴び、洗濯をし(明日の朝までに乾きますように)、昨晩洗ったフリースがまだ乾いていないのに絶望し、身支度をして出かける。
夕日を背にしたモアイを見に行かなければ。駆け足で慌ただしい観光だが仕方がない。ちょうどいい飛行機がとれず、明日の朝一番の飛行機でサンティアゴに戻らなければならないのだ。
街(ハンガ・ロア村)の中心から10分ほど歩いて、タハイ儀式村の海岸にやってきた。例のごとく、途中、猛烈なスコールに叩かれる。
ここは草原のような海岸に、西の海を背にしてモアイが立つ。たくさんの人が日没の瞬間を取ろうと、カメラを持って待ち構えていた。が、残念ながら陽が沈もうとしたその時、完全に雲に覆われて、水平線に沈む夕日を見ることはできなかった。
人影のまばらな、薄暗い道をとぼとぼと街に戻る。
途中、ホテルの人が薦めてくれたレストランに入る。南国風のオープンテラスがあるこじゃれたレストランだ。
メニューを見る…高っ!!
名物はピル・ピル・エビらしい。が、15000ペソもする。2500円くらいか。たか~い!
迷う。高すぎる。でも、せっかく来たのだから…。意を決してピル・ピル・エビを注文する。
土鍋に入ったエビチリが出てきた。グツグツいっている。
早速一つ…もぎゅもぎゅ………ん…。
煮すぎて固くなったエビチリ。寄せ鍋で鍋の底に沈み、最後に鍋をさらった時に発見されたエビのように、固くてパサパサ。これでは、エビと私が可哀そう。
15000ペソ払うなら、サンティアゴでウニと白ワインを頼んだほうがよっぽど良い。
口直しに、雑貨屋で缶ビールを買って宿に戻る。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…