やっぱり塔ノ岳は大混雑~丹沢・宮ヶ瀬から鍋割山(2)
12/4 本厚木~三叉路~丹沢山~塔ノ岳~鍋割山~大倉~渋沢
(前回の続き)
なだらかな尾根を塔ノ岳に向かう。ブナが丹沢山から塔ノ岳の尾根道が好きだ。
見晴らしのいい尾根道を白銀に輝く富士山、そして南アルプスの山々を右手にずっと眺めながら歩く。
丹沢山と塔ノ岳の中間付近にある展望台からは、関東平野一円が見晴らせる。横浜や新宿はもちろん、写真では分かりにくいが、筑波山や房総丘陵の黒々とした山並みまで見ることができた。
主稜線はさすがに人が多い。御高年の団体さんがゆっくりと前を歩いている。それにくっついてゆっくり歩いてみる。このペースだと徐々に疲労が回復してくる。80%くらい回復したところで、抜かせてもらって先を急ぐ。それにしても太陽と青空がまぶしい。
なぜかいつも同じところにいる鹿。まわりを囲んで写真を撮る登山者を無視して草を食んでいる。
あ~、やっぱり塔ノ岳山頂はすごい人。
秋より少ないが、それでも黒山の人だかりといった感じ。でも私のように半袖を着ている人は少ない(2人くらい)。ダウンを着ている人はたくさんいる。暑くないのか?それはそれとして、さすがに自転車の空気入れを持っているのは私くらいだろう…
いつものように人混みに圧倒され、早々に塔ノ岳山頂を後にする。海を見ながら階段を下りる。目指すはお隣、鍋割山。
花立をすぎると登山者は減ってくる。また快適なブナの林の尾根歩き。振り返れば冬木立の向こうにさっきまでいた塔ノ岳。
南に目を向ければ、眼下に青い海が広がる。いくつか島が見える。一番左は伊豆大島だ。その右隣は新島?ずいぶん遠くの島まで見えるんだな~。
この尾根道でも富士山と一緒。
今日、最後のピーク鍋割山到着。風もなく暖かい。腰を下ろしてゆっくり休む。
今日は行動食にスーパーで100円で買ったチョコチップクッキー、総カロリー630kcalしか食べていない。ずいぶん安上がりだ。
みんな、鍋割山荘名物、鍋焼きうどんを食べている。かなり待たないと食べられないようだ。今日はもうあまり時間がないので、断念して下山開始。
後沢乗越まで急な尾根を下る。大倉から塔ノ岳の馬鹿尾根はもはや遊歩道と化していて、なるべく避けたい。しかし、この尾根の登山道は森の雰囲気も良く楽しく歩ける。標高を下げるにつれて紅葉が戻ってきた。
後沢乗越で尾根から離れ、沢に沿って下山する。前回はここから稜線伝いに寄に下りたが、今回は未知のルートを行く。なんか「渡渉に注意」の看板が立っている。
始めは厚く落ち葉が積もった、紅葉した森を下ってゆく。なかなか良いが…
渡渉とはこれだろうか?水深10cmくらい。
あれ、もう林道に出ちゃった。なんだ、つまらないな~。
巨大堰堤あらわる。この道は「林道」、「杉の植林」、「堰堤」と私が山で出遭いたくない3大人工物がすべてそろっている。その上1時間くらい歩く。寄に下りるほうがずっといいや。そう言えば、小草平ノ沢や勘七沢を登ったときに、この林道を歩いたはずだが嫌な道なのですっかり忘れていた。
大倉が近くなったところで、いったん林道を離れて森の中に入る。
そして立派な白菜畑の横に出た。登山終了。あとは大倉からバスに乗って帰るだけだ。
参考
アプローチ:
小田急本厚木駅北口、道路を渡ったところにあるバス停から、神奈中バス厚20、21バスで三叉路下車
コースタイム:
三叉路7:39-7:45登山口-8:50高畑山9:00-10:25本間ノ頭10:38-11:51丹沢山12:08-12:58塔ノ岳13:08-13:58鍋割山14:15-16:00大倉
丹沢登山情報リンク:
丹沢に登ろう!・登山情報(NEVERまとめ)
今回のルート:
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赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…