紅葉の早池峰山~早池峰山(1)
10/2 河原坊登山口~早池峰山~小田越登山口~河原坊登山口
早朝4時、夜明け前の寝静まるボランティアセンターを後に、濃い霧の中、早池峰山河原坊登山口に向かう。3日間ボランティア活動を頑張ったので、最後に早池峰山に登って帰京する。
河原坊の駐車場に車をとめる。まだ6時ちょっとすぎだが、駐車場には既に数台の車がとまっていた。さすが日本100名山。山に雲がかかっているのがちょっと気になるが、日差しもありまずまずの天気だ。登山口で山行届けを出して歩き始める。

目の前に山頂めがけて真っ直ぐに登山道が延びている。本当に真っ直ぐだ。おまけにどんどん急になっているように見える。ついでに稜線にかかった雲がどんどん下がってくる…

今年は紅葉が色づくのが遅いと聞いて心配していたが、中腹までくるとそこそこ色づき始めている。でもちょっとまだらかな。穏やかな秋の風景、紅葉を眺めつつのんびりと豆大福を食べる。
道はますます急になりガレ場が始まる。樹木は姿を消し、低い山ながら立派な森林限界線となる。これは早池峰山が蛇紋岩できているという特殊な地質のためらしい。さらにそのために早池峰山は高山植物の宝庫となっている。今の時期は咲いていないけど。

山頂に突き上げる急な岩場を登り、標高をかせいでいく。と、ついに雲の中に突入。気温が急低下し、冷たい風が吹き付ける。うお~、私は真夏の沢登りと同じ服装なのでかなり寒い。あわててフリースを着る。さっきまでののんびり秋山気分は、冷たい風に吹き飛ばされた。
気温氷点下2℃。雲の粒を含んだ強風が吹きつけ、草木は霧氷で真っ白になっている。これが本当の早池峰うすゆき草?
傾斜が落ちた。もう頂上はすぐそこだ!景色は全く見えないけれど。

(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…