もう手放せない~Adobe Lightroom3

画像処理ソフトを変えた。

今まではデジカメが一般的になる前の”Photo Shop”のすっごい古いバージョンを使っていたが、さすがに現状に合わなくなってきた。かといって、”Photo Shop”を買う金もなし…

そこで”Adobe Photoshop Elements9″を試した、が全然使いものにならない。コントラストや色温度の調整がまともにできない。おまけにシャープフィルターもざっくりとしか使えない。ボケーッとしているかと思えば、ギラギラしてみたり。

で、たどり着いたのが

“Adobe Lightroom3”

画像のブラウズ、選別からRAW現像、プリントまで一連のフォトワークをカバーするソフトだ。

このあたりの試行錯誤の跡は薬師岳に行った時(「暑いぃっ!!~薬師岳(1)」~「新鮮な夏の室堂~薬師岳(5)」)の写真に現れている。

Lightroom3を使ってみて…

快適だ!

今までのPhoto Shopがアホに思えてくる。まず、ブラウズ、選別機能が使いやすい。Lightroom3では一群の写真をライブラリとして管理する。例えば、薬師岳に行ったときの写真をコンデジ、デジイチまとめて一つのライブラリに登録した。

110902Lightroom.jpg

ライブラリに登録した写真は、まるでライトボックスにのせたスリーブのようにして、ザーッと見ていくことができる。そして、同時に拡大された画像も表示される。その画像を見ながら、カチカチ、とクリックしながらチェックをして、後でチェックしたものだけをゆっくり見たり現像すればよい。二つの画像を並べて比較することもできる。効率がいい。

さらにチェックした画像のうち1つを現像しファイルに落とすと、残りのチェックした画像も簡単におなじ設定で現像してファイルに落とすことができる。さらには、ファイルに落とす解像度だけを変更して、変更した設定でまた一斉に処理することもできる。なんて効率がいいんだ。

もちろんRAW現像の機能も充実している。申し訳ないが、今まで使っていたカメラ付属の純正ソフトはもう使う気になれない。Lightroom3の弱点の一つはレイヤーが扱えないことだ。しかし、マスク1枚は使うことができるので、空と山を別々の露光量で現像することができる。これができれば、レイヤーがなくても風景写真ならなんとかなるだろう。

JPGcomp.jpg110718五色ヶ原山荘の手前で日が昇る

上の写真、左(または上)はデジカメが出力したJpegをPhotoshop Elements9で縮小して、デフォルトのシャープをかけてファイルに出力したもの。右はおなじ写真をRAWで出力してLightroom3で、空と地上をマスクを使って別々に現像して、縮小、デフォルトのシャープをかけて出力したもの。

ついでながら、個人的にはファイル出力用のシャープ処理が気に入っている。デフォルト値でなんの調整もしなくても、だいたい自然な仕上がりになる。ちょっと不思議。

ブログでたくさんの写真を扱う人や、たくさんプリントする人にはお薦めのソフト。もう手放せない…

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