さようなら小笠原~小笠原諸島の旅(17)
5/7 父島・小港海岸~出港
(前回の続き)
今日の午後、父島を発ち東京に戻る。そこで、朝食の後にメインストリートで土産を物色する。ラム酒、青パパイヤ…。そして、ついでに大神山神社に行ってみる。通りから見える長い階段を上り、鳥居の下で後ろを振り返る。大村の街、青い海、そして相変らず雲がかかる山々。
これは赤目が1匹丸々入った味噌汁。もちろんだしがたっぷりでている。
食事を終えるとおがまるの出港まで1時間切っている。あわてて港に着くと、すぐに乗船が始まった。たくさんの見送りが来ていて、乗船する人と別れの挨拶を交わしていた。
おがまるに続々と乗客が乗り込む。港側のデッキは島と別れを告げる乗客でびっしり。そして、汽笛が鳴り船はゆっくりと港を離れる。島の人々が一斉に「いってらっしゃ~い!」と大きく手を振る。我々も「いってきま~す!」と、再び島を訪れることを願って手を振る。デッキから赤い花が海に投げ入れられる。子供たちが防波堤から海に飛び込む…
おがまるが動き出すのにあわせて、見送りのボートが一斉に出港する。ボートの上でみんな「いってらっしゃ~い!」と手を振っている。ツアーでお世話になったガイドさんの姿も見える。「先生、いってらっしゃ~い!」と手を振る子供たちを乗せて走るボートも見える。
港を出てもたくさんのボートとともに進む。しかし、一隻、また一隻と速度を落として後に小さくなってゆく。
最後のボートが島に戻っていった。そして今度は私が現実に戻る番だ。さようなら小笠原、そして温かい島の人たち。
帰りの船は島で知り合った旅人達が船内のあちこちで宴会をしていて、来たときとはまったく違った雰囲気だ。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…