父島の果て、ジョンビーチへ~小笠原諸島の旅(15)
5/6 父島・大村~小港海岸~高山~ジョンビーチ~大村
(前回の続き)
大村のバス停から海岸沿の道をバスに揺られ、15分ほどで終点小港海岸に到着。ここからジョンビーチへの遊歩道が始まる。例のごとく靴の泥を落として歩き始める。
すぐに父島最大の川、八ッ瀬川の橋を渡る。ギンユゴイと思しき稚魚が群れている。よく見るとこの川は直接は海とつながっていない。小港海岸の砂浜の途中で行き止まりになっている。
道端に咲いていた月桃(ゲットウ)の花。いかにもトロピカルな亜熱帯に似つかわしい派手な花だが、生姜の仲間だ。もともとは小笠原にない外来種。
小港海岸から20分ほどで中山峠に到着。荷物を下ろして一休み。ここからの景色が父島で最も美しいという人もいる。北側には小港海岸とコペペ海岸が見える。
南東には足元のブタ海岸の向こうに、海を挟んで昨日上陸した南島が平たくなが~く見える。せっかく中山峠まで100m登ったのに、これから遊歩道に沿って標高ゼロのブタ海岸に下りなければならない。
中山峠からの360度の展望。南国の海、そして陸側にはとても小さな島とは思えない、険しく森深き山々が連なる。
さて、休憩はおしまい。腰を上げてこれから行く方を眺める。タコノキの向こうに目的地のひとつ、高山がそびえる。さて、ブタ海岸へ下りるか…
写真を撮りつつ小港海岸からのんびり歩くこと2時間、標高228m、高山山頂に到着。メキシコ原産の外来植物、リュウゼツランに占拠されたぱっとしないピーク。もともとはどんな所だったんだろう。陸側の展望はあるが、海側はイマイチ。
岩尾根の先端にある展望台で、昨日見たハートロックのある円縁湾を眺めたあと、ジョンビーチに向けて一気に下る。そして小港海岸を出て3時間ちょい、やっとジョンビーチに到着した。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…