青空を眺めながら待ちぼうけ,そして時間切れ~草津白根


3/14 草津国際スキー場~芳ヶ平~渋峠~芳ヶ平~草津国際スキー場

100314草津運動茶屋公園草津の温泉街の入り口にある道の駅・草津運動茶屋公園で夜を明かす。雲ひとつない快晴、風もなく穏やかなスキー日和だ。
当初は土日で昨年、断念した昼闇山に行く予定だったが、土曜日が嵐だったので、急遽、日曜日に草津白根に日帰りスキーとなった。
あぁ、昼闇山は遠い…


100314草津国際スキー場殺生クワッド

草津国際スキー場のリフト運転開始は8:30なので、サクサク山に上がれるように早めに行って待っていたが、リフトが動き出したのは8:45だった。こちらは早く山に登りたいんだ。時間通りに動かしてくれよ…

殺生クワッドリフトに乗る。溶岩がボコボコした台地の上をリフトは水平になが~い距離をのろのろ進んでいく。う~ん、山がまだらだ。3月半ばというのに雪が少ない。おまけに吹流しが水平になっている。風がでてきた。不安…

100314白根火山ロープウエイ

ロープウエイ乗り場にやってきた。入り口になにやら看板が立っている。なになに、強風のため運休…悪い予感的中。

ロープウエイ乗り場のまわりをうろうろしたり、缶コーヒーを飲んだりして時間をつぶす。腹を決めて待っているものの、なかなか動き出さない。早くしないと行けなくなっちゃうよ~。
1時間半ほどしてやっと動き出した。

100314草津逢ノ峯から志賀

ロープウエイの山頂駅のパトロールでツアー届けを記入して、ツアーカード(下山したときに返す)をもらう。そして芳ヶ平、渋峠、そして天狗山ゲレンデへのツアーコースから出ないで下さいと注意を受ける。(出るつもりなんですが…)そして、湯釜は立ち入り禁止。(行きたかったけどあきらめるか…)

逢ノ峯リフトを上がり、5分ほどつぼ足で歩くと逢ノ峯山頂。浅間山から北アルプスまで、見事な雪山の展望だ。志賀高原が間近に見え、その向こうに妙高、火打、そして行くはずだった昼闇山が見える。

100314草津逢ノ峯から湯釜

山頂から白根レストハウス目指してドロップイン。木がじゃま…雪面は凍ったシュカブラでデコボコ。氷の上を横滑りしたり、シュカブラにスキーが突き刺さったり、かなりかっこ悪く滑り降りる。

100314除雪前の志賀草津道路

あっという間に志賀草津道路に到着。道路はきれいに圧雪されていた。

100314草津白根山腹

真っ直ぐ芳ヶ平に向けて湯釜の山腹を滑る。ギリギリシールなしで行けるびみょ~な下り。今日は雪面がカチカチに凍っているのでシールを着けずにスケーティングで行けるが、雪が柔らかかったらひたすらシールで歩きになりそう。

滑り半分、歩き半分の状況だが、風も弱くなり日差しもポカポカしてハイキング気分だ。見渡す限りの雪原が気持ちいい。でも風があったり視界がなかったりしたら地獄だろうな…

100314草津白根シュカブラ

大きなシュカブラが、強風の地獄具合を表している。

100314草津白根芳ガ平

水釜から東に延びる小尾根を越すと、芳ヶ平と芳ヶ平ヒュッテが見えてくる。途中、コースのすぐそばに噴煙がモクモクと上がっている場所がある。写真を撮りたかったが、パトロールに絶対に立ち止まらないようにと言われていたので、さっさと通り過ぎた。硫化水素の匂いがきつい。

100314草津白根芳ガ平ヒュッテ12時ちょうどに芳ヶ平ヒュッテ到着。ロープウエイが動かなかったせいで予定よりだいぶ遅れた。
芳ヶ平ヒュッテは通年営業している。ゲレンデのパトロールからあらかじめ、小屋に入山者の情報が伝えられていて、小屋番さんが私の名前を確認する。


100314芳ガ平西斜面

小屋の前で少し休み、12時20分に出発。すぐに左手に滑降予定の芳ヶ平西側斜面が見える。気持ち良さそうだ。今日は雪崩の心配もなさそうなので期待が持てる。しかし、時間がない。もう遅いと言う小屋番さんに、14時までに帰ってくると約束して出てきた。渋峠まで2時間はかかるということなので、かなりきわどい。

急げ!

100314草津白根ダマシ平登り渋峠へと続くダマシ平の尾根は広くてなだらかだ。マークもベタ打ちしてあるので安心して歩ける。

わき目もふらずせっせと登る。風はなく、日差しは強く、まるでGWの残雪の山のよう。あまりの暑さに汗びっしょり。


100314草津白根渋峠

目の前に突然ゲレンデが現れる。渋峠だ。

時刻は13時15分。1時間かからずに登ってきたが、ここからドロップポイントまで15分はかかる。そうすると14時までに小屋に戻れない可能性が…

しかたがない、今日は時間切れ、ここから引き返そう。汗びっしょりで苦労して登りついた所がスキー場…登山とは思えない、最悪のシチュエーションだ。

100314草津白根ダマシ平滑降1

ダマシ平の尾根を滑り降りる。まるでゲレンデのような広さ。

100314草津白根ダマシ平滑降2

滑りながら眺める草津白根も雄大。

100314芳ガ平ヒュッテの犬

13時45分、小屋に戻ってきた。下りはあっという間。小屋の犬が我々の無事を確認。

小屋番さんに戻ってきたことを報告する。渋峠まで1時間かからなかったことを報告すると、「速過ぎる」だそうだ。

100314芳ガ平ヒュッテを後に

滑りそこなった西側斜面に未練を残しつつ、小屋を後にする。ここからはゲレンデの駐車場まで、ただただ夏道に沿って下るだけだ。

100314大沢川源頭

大沢川源頭。地図には「迷い易い」とある。確かに視界のないときにここを滑るのは嫌だな。でも今日は快適なバーン、と思いきや広大でデコボコなアイスバーン。ガガガー、ガリガリ、スッテンと滑り降りる。

100314大沢川橋すぐに樹林帯に入りひたすら夏道を行く。夏道なので橋もある。


100314草津白根登山道夏道は雪の溝になっていて、多くの登山者が滑り固めるのでカチカチ。きっとリュージュのコースはこんなのに違いない。溝にはまってターンができず、ひたすらパンパンになった太ももに耐えながら、ものすごい勢いで真っ直ぐ滑ってゆく。


100314草津白根登山口ポン、といった感じで雪溝から解放されて登山口に出た。終了。ここからゲレンデまでは道路を5分くらい歩く。

ゲレンデのパトロールに下山報告をして終了。


100314草津大滝乃湯草津と言えば温泉。大滝の湯で汗を流す。草津に数ある温泉で、なぜ大滝の湯に来たかといえば、大きな駐車場があるから。


100314八ツ場の橋

帰り道、八ッ場ダム建設予定地を通りかかった。見上げるような橋や、コンクリートの塊のような橋など、いくつもの橋を建設中だった。威圧感あふれる建築物群は日本の山里の風景を破壊している。

これらの橋は完成させて欲しいと思う。そしてそのたもとに設計者と施工責任者の名前をしっかりと刻んで欲しい。このような愚行が二度となされないように…

(草津、完)

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