アップグレード!~中国・東北、漠河の旅(2)
12/25 成田空港~北京国際空港~北京駅
(前回の続き)
金曜日だが空港には人が多い。特に親子連れが目に付く。冬休みに親子で海外旅行か~、いいねぇ。
今回は中国の最北端を目指すので、ザックがいつもより一回り大きく、それも防寒着がぎっしりつまり重い。機内持ち込みできるか不安だったが、あっけなくOKだった。
これが待ちに待った夕食。
牛ヒレ肉のステーキ、松の実風味マディラソース添え。
ワインもうまい。
そう、ここはビジネスクラス!座席調整のためにエコノミーからビジネスにアップグレードされた。こいつは幸先いいぞ!
搭乗の時にエコノミー席に向かうおじさんが、ぼそりと、
「いいよな~。」
とつぶやいた。うん、うん、痛いほどその気持ちはわかる。
座席調整だけされて、夕食はエコノミーだったらどうしようかと思ったが杞憂だった。
分不相応な快適な空の旅を満喫。
数ヶ国語で書かれた中国来訪を歓迎する旗が、天井から下がっている。確か成田は英、韓、中、台だけじゃなかったかな。日本も見習うべし。
快速に乗って北京市街に向かう。東直門駅で降りて、地下鉄に乗り換えようとするが、改札で駅員らしいおばさんが大声で乗客を追っ払っていた。どうも地下鉄が動いていないようだ。いきなり-11℃の戸外に追っ払われた。
駅前の終バスは23時になっている。今は23時06分。くそ~、飛行機が遅れたせいだ~!とわめいていたら、バスがやってきた。バスに飛び乗り北京駅に向かう。
もう少しで12時になろうかというのに、駅前は大勢の人がうろうろしている。皆、白い息を吐いている。寒かろう。何しているんだろう?
まず、外国人向け切符売り場に向かうが、もう終わりだと追い出される。しかたがないので、人民向け切符売り場の列にならぶ。が、ちょうど12時になった瞬間、窓口のシャッターがバシャっと閉められてしまった。おいおい、どうするんだよう…行き場を失った人民達も大騒ぎしながら、明かりのついている窓口へならぶ。が、人が並ぶと、またシャッターがバシャ…。
すっかり手と耳が冷たくなった。明日の朝は早い。ホテルに戻りシャワーを浴びて、さっさと寝る。
(次回に続く)
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…