晴天のレスキュー訓練
今年もやってきました、恒例のクライミング・レスキュー訓練。
まずは、始めてください!の掛け声で、受講生が一斉にロープの登り返しを行う。最後に残るとちょっと恥ずかしい。
まずは、始めてください!の掛け声で、受講生が一斉にロープの登り返しを行う。最後に残るとちょっと恥ずかしい。
以前は、”プルージック登攀”などと言っていたが、今やプルージックは使わずに、上下ともオートブロックで止める。
次は基本中の基本、懸垂下降での結び目通過。
始めに講師が地べたでシステムの説明をする。
始めに講師が地べたでシステムの説明をする。
次はディスタンス・コントロール。これは確保時の結び目通過だが、システムの基本は懸垂と一緒。
そして一息ついてふと眺めると、隣では縦走のレスキュー講習チームが搬出の訓練をしていた。
そして一息ついてふと眺めると、隣では縦走のレスキュー講習チームが搬出の訓練をしていた。
この講習で最も緊張する、振り分けラッペルのシステム。ザイルの途中にぶら下がっているケガ人を懸垂下降で救護し、相手のロープを切るという荒業だ。懸垂下降は、ダブル用のロープ1本で2人分の加重がかかるので、2回折り返して制動を確保する複雑なシステムになっている。
上の人間がケガ人で、下が救護者。下の人間が上の人間のロープをナイフで切断する。目の前でナイフが振られるのが怖い。切れた瞬間の、ドンという衝撃も怖い。
カウンターウェイト・ラッペルを終え、最後にこの講習で最も緊張感のない、3分の1引き上げシステムを学ぶ。緊張感はないが、やたらと力はいる。さっさと引き上げてくれないと、ハーネスで締め付けられている足が痺れてくる…本当にケガ人になってしまう…
去年は小雨交じりの肌寒い日で、雨具を着ながらのつらい訓練だった。でも今日は雲ひとつない秋晴れで、秋の丹沢を見ながら、適度な緊張感のある楽しい講習だった。
赤星山もおといこさんも地元で親しまれている山のようですね。調べてみたら行ってみた…