簡単だが登りごたえあり~小菅川本谷

7/21 大菩薩峠登山口~小菅川本谷~フルコンバ~大菩薩峠登山口

沢登りに行く。
はじめて一緒に沢に行くメンバーがいるので、例のごとく奥多摩の易しい沢を探す。
「小菅川本谷」に決めた。小さな登れる滝がたくさんあって、しかも、沢を登ればそこは、かの大菩薩峠だ。一粒で2度おいしい。

早朝に東京を出る。丹波に入り、入渓点目指して林道大菩薩線を行くが、どこに車をとめたらいいか分からない。林道の終点に駐車スペースがあるだろうか?
不安になったので、その手前の大菩薩登山口の駐車場に車をとめる。

天気は快晴。既にうだるような暑さで、沢の水が待ち遠しい。身支度をして、出発!

180721小菅川本谷入渓点

えっちらおっちら林道を歩いて行く。そして、林道の終点には立派な駐車場が…ここに車をとめればよかった。

180721 小菅川本谷の堰堤

林道終点から明瞭な踏み跡をたどって沢に下りる。ありがたくないことに、大きな堰堤が出迎えてくれる。が、容易に越せる。

180721 小菅川の緑

いいね~、この緑の感じが奥多摩だね。

180721 小滝現る

崩れたワサビ田や、平凡なゴーロを我慢して歩くと、いよいよ核心となる。
核心と言っても難しいところはない。水をバシャバシャやりながら小さな滝を越えてゆく。
やっぱり、夏は沢だな~。

180721 シャワークライム

うひょ~、冷たくて気持ちい~。

180721 5mの滝

4、5mの滝がいくつかあるが、ホールドは豊富。

180721 ゴーロに戻る

ときどきゴーロになる。

180721 登らなかった滝

これは登らなかった。
一見、ホールドが豊富で登れそうだが、立っていて苔でぬめっている。そして、滝壺がなく、落ちたらダイレクトに岩に「ゴン」である。
右側からさっくり巻く。

180721 滑滝

源流が近づくと、やや傾斜のある滑滝が続くようになる。
登れる小さい滝が多く、初心者向けの簡単な沢だが、登りごたえがあってなかなか楽しい。

この頃から、青空が消え、かわりに鉛色の雲が空を覆う。おまけに冷たい風が吹き上げてきたかと思えば、突然雨が降りだした。天気予報は一日晴れだったのに、昼前から夕立か、かなわんな。ザックカバー持ってきてないよ。

右手に石垣が現れたところで終了する。作業道だ。
雨が降っているので、のんびりと余韻に浸る暇もなく、さっさと靴を履き替えて沢を後にする。

18021 登山道にのる

4、5分で登山道に出た。大菩薩峠に行くつもりだったが、なんか空がゴロゴロいっているので、すぐに下山。

激しい雨で登山道が川になっていて、いたるところでミミズがのたくっている。おまけに、途中で、1mはあろうかというコウガイビルを飲み込もうとするヒキガエルと、飲み込まれまいとしてヒキガエルに絡みつくコウガイビルの死闘を見てしまった。かなりグロいので、写真はなし。

180721 大菩薩峠登山口

大菩薩峠登山口に下山。
カメラも濡れてしまって、レンズが曇っている。

下山して、車に戻れば、そこはまた灼熱の夏空だった。雨が降っているのは稜線だけらしい。

沢の水と雨と汗でぐちゃぐちゃになった体を「小菅の湯」できれいさっぱり。
お腹が減ったので、小菅の湯に隣接する「道の駅こすげ」にある「源流レストラン」に入ってみた。
石窯で焼いたピザと岩魚のアヒージョがうまい。ドライバーにごめんなさいして、思わずワインも頼んでしまう。いや~、こんなところで美味しいものが食べれるなんて。また来たいな。でも交通が至極不便なので、車のない私にはつらいところ。

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