フィヨルド縦断フェリーに乗船~チリの旅(16)


11/20 プエルト・ナタレス

前回の続き)

窓から入ってくる光で目が覚める。晴れ間があるようだ、悪い天気ではない。

今日はやることがない。午後8時にフェリーにチェックインするが、それまでやることがない。
パイネトレッキングのサイト場がとれず、1日早く切り上げたからだ(プエルト・ナタレスでリベンジのはずが・・・)。

宿でコンチネンタルの朝食をすませ、シャワーを浴びてひげをそる。
部屋に干してあった洗濯物はなんとか乾いている。
荷物をザックに詰めて、チェックアウト。夜まで荷物は宿に預かってもらう。

171120 プエルト・ナタレスのホテル

ふた晩お世話になったホテル。英語が通じる人がいないときがあるが、従業員はフレンドリーで部屋も清潔、快適な宿だった。

やることがないので街中をぶらぶら。ランチに向けてお腹を減らすために歩き回ろう。

171120 ウルティマエスペランサ湾の岸辺のオブジェ

プエルト・ナタレスは、ウルティマ・エスペランサ湾に面した海辺の街だ。しかし、これはどう見ても湖だ。
チリの西海岸のフィヨルドは、まるで白アリが食い散らかした木のまだら模様のように陸に入り込んでいる。このウルティマ・エスペランサ湾も河のように細長く、そして湾の入り口は数十メートルしかない。幅だけなら川と言って差し支えない。
水がしょっぱいから海なのだろうか?

171120 ウルティマ・エスペランサ湾の鴨?

これは鴨?

171120 プエルト・ナタレスのスパーマーケット

プエルト・ナタレスには、大小さまざまなスーパーマーケットがある。「大」は、日本ならば「イオン」だろうか。「小」は個人商店。この写真は「中」くらい。この写真くらいのスーパーが、品揃えもほどほどで、それほど混んでいないので買い物しやすい。マヌエル・ブルネス通りには、プエルト・ナタレスで一番大きなスーパーがあるが、いつ行っても激混みで、レジの列にうんざりする。

171120 前回のホテル

ああ、これは前回、インフルエンザでダウンして寝込んでいた独房ホテルだ(あっ、元旦だった)。
独房ホテルと呼んでいるが、独房のように、コンクリートの壁のベッド1つ分の狭い部屋が並び、部屋には小さな窓が1つあるだけ、それだけのことだ。清潔で安いので、お金を節約するにはいいホテルだ。

171120 アウトドア用品の店

数件のアウトドア用品や登山用具の店がある。プエルト・ナタレスは、トレッキングやクライミングのベースの街なので、ゴア雨からアイスアックスまでなんでも手に入る。

さて、そろそろお昼の時間かな。

171120 raices de chiloeのスープ

シーフードがうまいという”Raices de Chiloe”へ。今晩チェックインするフェリーの終着であるプエルト・モン近くのチロエ島の料理の店だ。

店に入るとおばあちゃんがニコニコと出迎えてくれる。

まずはシーフードスープ。赤貝、マッスル、ジャガイモ、、、スープより具のほうが多い。貝のうまみがぎっしり、食べごたえあり。常人ならばこれでお腹いっぱいになるはず。
しかし、メインはこれからだ。

171120 スズキのフライ

スズキのフライを頼んだら、まるまる一匹出てきた。
白身がふんわりとしていてうまい。
ここのパンの友(パンにつけるものが店によって異なる)は、ガーリックマヨネーズみたいなやつで、それもちょっとアクセントがあってよい。

ワインがミニボトルなのは残念だが、チリはどこでもそうなのでしょうがない。

ゆっくりと食事を楽しむ。
あ~、腹がパンパンだ。幸せ。

さて、店を出て散歩を再開。夕ご飯に向けて腹ごなしをしなければ。
と、海からの冷たい風に当たりながら歩いていると、トイレに行きたくなってきた。
しかし、公衆トイレなどという気の利いたものはここにはない。

手じかにあったカフェに飛び込む。

171120 ラズベリーのクレープ

紅茶とクレープの店だった。アールグレイとラズベリーのクレープシュゼットを注文し、トイレに飛び込む。
戻ってくると、どでかいクレープがテーブルに載っていた。
大して期待はしていなかったのだが、意外にうまい。「甘さ控えめ」「カロリーオフ」なんてことは全然考えていない。やっぱりお菓子はこってりと甘くないと。紅茶がよく合う。
完食。腹が苦しい…。

171120 パタゴニアの風景

また腹ごなしに海岸をぶらぶら。
冷たい風が海から吹きつける。灰色の雲の塊が次々と頭上を走り去ってゆく。それとともに、雲間から射すカーテンのような陽射しも海面をキラキラと移動していく。
ああ、パタゴニアの風景。

フェリーにチェックインするために、宿に預けてあった荷物を回収し、18時にバスターミナルへ。
しかし、フェリーが遅れているために20時乗船予定が、23時になるとのこと。プエルト・ナタレス最後のディナーのために、荷物を置いてまた街に出る。

171120 パタゴニア・ラムのアサド

どうも肉がはずれ続きなので、前回来たときにうまいと思った店(“La Pica de Carlitos”)に入った(うまいもんでも食うしかない)。

頼んだのは、まずは、ピスコサワー。そして、パタゴニア名物、パタゴニア・ラムのアサド(薪で焼いた肉)。
すごいのが出てきた。大きなジャガイモとそれより大きな肉の塊、どう見ても3人前はありそうだ。食べきれるかな…

炭火で焼かれたラムは、薪の香りが香ばしい。ちょっと硬いのはご愛敬。噛めば噛むほど味が出る。
でも牛肉のほうがうまいかも。

1時間半、格闘を続けたが、結局食べきれずジャガイモを1つ残した。ごめんなさい。

171120 アサド

こんな感じに焼かれている。

171120 バスターミナルへ

重たい腹を抱えながら、バスターミナルへ戻る。今日は一体何千キロカロリー飲み食いしたことだろう。
もう時間は22時をまわったが、南極が近いこの地は、まだ日が完全には暮れていない。
バスターミナルの横にコンビニ発見。これは便利だ。

171120 プエルト・ナタレスのバスターミナルで待ちくたびれる人々

バスターミナルで待ちくたびれる人々。
23時にはここからバスに乗ってフェリー乗り場に行くことになっているが、まだバスが来ていない。

171120 プエルト・モン行のフェリーに乗船

23時ちょっとすぎ、やっとバスがきてフェリー乗り場に。
みんないそいそとフェリーに乗り込む。これから(やや)長い船旅が始まる。なんかワクワクしてきた。

171120 フェリーのAA等船室

窓からの景色が楽しみたかったので、奮発して、4人部屋のプライベートバスもあるAA船室を予約しておいた。自分としてはとてもゴージャスなクルージングだ。
そしてなんと!なんと、4人部屋に私一人だけ、完全なプライベートルームだ。床で筋トレをやっても誰も文句は言わない。そして、4つのベッドをどう使おうと私の自由!使わないけど。

贅沢にプライベート・シャワーを浴びて、1時過ぎにやっとベッドに入った。

次回に続く)

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