真名井沢で沢デビュー~奥多摩・真名井沢


8/27 川井駅~真名井沢~赤杭山~古里駅

ボルダリング仲間のひとりを沢デビューさせることとなった。
どこがいいだろう?いつもは、シダクラ沢だけど(「沢デビューはシダクラ沢で~奥多摩・シダクラ沢」「御前山へお気軽バリエーション~奥多摩・シダクラ沢」)、ちょっと飽きたな~。
ルートガイドをパラパラとめくって、一番易しそうな沢を選んだ。

奥多摩・真名井沢

大丹波川の支流で、川苔山につきあげている。そして、手元のルートガイドでは、1級、初心者同士の入渓も可能のように書かれている。

この夏の天候は不安定でちょっと心配したが、青梅線の川井駅に下り立った時、天気は晴れ。暑い。
川井駅から上日向に向かうバスのバス停を探す。乗り継ぎのための時間は4分だ。が、駅前には、住宅に挟まれた狭い通路があるだけで、とてもじゃないけどバスは走れない。

バス停はどこだ?

あたりをうろうろても見つからず、駅で立ち話をしていたおじさんに尋ねる。なんと、駅前の坂道を下って、国道411号まで行かなければいけないそうだ。ダッシュして国道に向かうも、時すでに遅し、バスは行った後だった。上日向まで40分歩いて行くことになった。

170827祭りの行列

途中で、祭りの囃子が聞こえてきて、行列とすれ違う。
獅子はおそらく男子、赤い筒はおそらく女子。なんかすごい。バスに乗り遅れて良かった。

バス通りから分かれ、アゲハ蝶と戯れながら林道をたどり、「とりがや橋」と書かれたガードレールから入渓。両岸から木がかぶさるようなちょっと藪っぽい沢だ。しかし、沢に下り立てば、空気はひんやりとし、テンションが上がる。

170827真名井沢に入渓してからしばらくは堰堤越え

しばらくは右に左にうんざりする堰堤越えが続く。簡単に巻けるので両岸を注意して見ること。

170909真名井沢、堰堤の先

堰堤を越えるとやっと沢登りっぽくなる。しかし、相変わらず藪っぽく、トップは蜘蛛の巣を払うため、拾った棒切れを振り回して難儀している。

170827真名井沢、支流の滝

藪っぽい沢ながら、小滝がつづき、ミニゴルジュもあって変化はある。

170827真名井沢の小滝

小滝が続く。
一昨年シダクラ沢デビューし、昨年、竜喰谷(夏の日に楽しく遊ぶ~奥秩父・竜喰谷)に一緒に行ったトップは、道を歩いてるのと同じくらいの速さでずんずん小滝を越えてゆく。そして、沢デビューの仲間も臆することなくずんずん小滝を越えてゆく。

170827真名井沢、二俣

二俣。右から明瞭な支流が入る。

170827真名井沢F1

二俣を左に入ってすぐ、本日のメインイベントF1がある。巻く。

コースガイドには易しい滝で残置があると書かれている。
ほぼ垂直の5mの滝。いくつもの割れ目が横方向に走っていて、ホールドはある。しかし、…黒苔で猛烈にぬめっていて、初めの一歩が踏み出せない。そして、残置がどこにあるのかわからない。簡単な沢ということで、ハーケンはおろか、ザイルも持ってきていない、補助ロープしか持っていない。

なので、右側の斜面を巻くことにした。長雨のせいか、斜面がグズグズしていて足元から崩れて悪い。落ちれば、3mほどダイブして沢床に直撃。はらはらしながら、トップを見守る。が、トップは、しっかりした足取りでさっさと登って行ってしまった。そしてリーダーの私が、うっかりスリップし、腕に多数のひっかき傷をつくる。

170827真名井沢、苔から染み出る水

沢の水はなんとなく濁っていて飲む気になれない。でも、苔の間から染み出る水は澄んでいる。

二俣と奥の二俣の間に、5mのF2がある。やや垂直。トップにでて登る。やっぱり黒苔がぬめるが、階段状のホールドにしっかり乗れるので難しくない。ただ、落ち口のぬめりが嫌な感じだったので、念のため、後続に補助ロープを出す。

170827奥の二俣の先の植林帯を登る

沢の源頭部のガレ場が悪いようなので、奥の二俣の先の右岸の植林帯を200m直登して赤杭尾根の登山道に出ることにする。こんな半端なところで沢と別れるのは残念だ。
トップの沢登り女子は崩れやすい急傾斜の植林帯を高いほうへと、猛烈な勢いで登ってゆく。このままではコルではなく、エビ小屋山に出てしまう。それは無駄足だ。
「コンパス見て、140度だよ!」と叫ぶ。
一方、沢デビュー男子は、ぼろぼろと斜面を崩しながら、息を弾ませ、一歩登っちゃー止まり、登っちゃー止まり。

1時間後、無事、赤杭尾根の登山道に出た。予定では、ここから川苔山山頂を経て、鳩ノ巣に下山するつもりだった。しかし、約1名、登山道でのびている限界に近い人がいるので、このまま古里に下った。

170827本日のピーク、赤久奈山

本日、唯一のピーク、赤久奈山。ピークというより、尾根上の出っ張り。三角点はあるが展望はない。

帰途、可部駅で下車し、駅前の温泉「梅の湯」で汗を流し、駅前のはなの舞で打ち上げをする。最近の定番だ。

今まで、奥多摩での沢デビューの沢として、「ヒヤマゴ沢」(「予想外の沢・・・北秋川・ヒヤマゴ沢」)、「シダクラ沢」、「真名井沢」を選んできたが、個人的には、「シダクラ沢」が初心者でも安全で楽しめると思う。「ヒヤマゴ沢」は、水が少なすぎ、源頭を詰めるとえらい急なガレがある。「真名井沢」は、今回はF1がちょと危なかった。距離も長い。ワサビ田の跡がありすぎ。「シダクラ沢」は、適度に登れる滝がちりばめられ、詰めのルートが適切なら、藪漕ぎもなくすぐに稜線に出れる。バス停からのアプローチもよい。

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