「登山の運動生理学とトレーニング学」~画期的な案内書


「登山の運動生理学とトレーニング学」 山本正嘉・ 東京新聞出版局

本書の帯には次のように書かれている。

「健康で、快適、安全な登山のために
 身体の仕組みを知り、
 疲労の正体とエネルギー補給、
 トレーニング法を学ぶ、
 画期的な案内書」

そう、これは登山のためのトレーニングの画期的な案内書だ。

登山やハイキングをするために、日頃、どんなトレーニングをどのくらいすればよいのだろうか?
身体に無理のない登山をするためには、行動中にどのくらいの水分補給とカロリー補給が必要だろうか?
アルパインクライミング、トレラン、高所登山をするためには、更にどんなトレーニングが必要なのだろうか?

本書はこんな問いにすべて答えてくれる。
ハイキングや登山の入門書に、断片的に生理学やトレーニング方法について書かれていても、網羅的に解説されている本は皆無だった。
本書の目次を見れば、この本の価値がわかるだろう。

第1章 登山と健康
第2章 登山界の現状と課題
第3章 登山の疲労とその対策
第4章 登山のための体力トレーニング
第5章 海外での高所登山・トレッキング
第6章 登山における人間の可能性と限界

本書では、登山の強度を客観的に評価し、その強度に見合ったトレーニングを行うことと、持久力だけではなく、筋力、敏捷性など登山に必要な能力をバランスよくトレーニングする必要性を強調している。

また、登山に関する様々なデータ、たとえば、登山の形態と脱水量の関係や、年齢と持久力の関係、ハセツネカップの完走者のトレーニングに関するデータなど、他の本ではあまり目にすることのないデータが豊富に掲載されていることも本書の特徴だろう。

興味があるなしにかかわらず、山登りをするならば、1冊買って本棚に置いておきたい本である。

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