ヒルとツツジの丹沢主脈~丹沢主脈縦走(1)


5/27 焼山登山口~焼山~姫次~蛭ヶ岳~塔ノ岳~大倉

3/19の塔ノ岳(「塔ノ岳で体力測定」)に続く、体力測定企画第2弾。

丹沢主脈縦走。

焼山登山口から蛭ヶ岳を経て塔ノ岳に至る尾根道で、丹沢主稜とともに、丹沢を代表する縦走路だ。7年前に行っている(「ロングコース~丹沢主脈縦走」)。そのときのコースタイムは、休憩時間を含め、焼山登山口から塔ノ岳まで5時間47分…。

誰ですか?これは?

山と高原地図で9時間10分のルートを、途中、無人小屋の偵察をしたりしながら、5時間47分…。
先日の塔ノ岳で体たらくぶりをさらけ出した私には、このタイムは絶対に無理だ。私は、ここ4、5年の間に、なにか別のものに入れ替わったらしい。

しかし、そこはお金で解決する。
トレランシューズという新兵器を投入する。私がいつも履いている軽登山靴の半分以下の重さだ。きっと足に羽が生えたように軽快に歩けるだろう。あわよくば、下りは走ってしまおう。
目標は、焼山登山口から塔ノ岳まで休憩を入れて6時間。

・・・

橋本駅6時20分発、三ケ木行のバスに乗る。三ケ木から焼山登山口へ行くバスは1日2本しかないので選択の余地はない。だから、バスはザックを持った人でギュウギュウだ。
そして、焼山登山口のバス停で、1ダースくらいの登山者と一緒にバスを下りる。
短パン、Tシャツ、トレランザックにトレランシューズという正真正銘のトレイルランナーも数人いる。私は、足はトレランシューズだが、残りのウエアは、例のごとく全部ユニクロだ…。
7時28分、歩き始める。

170527焼山登山口

焼山登山口のゲートは閉まっていた。「進入禁止」とあるが、その横に、とってつけたように「登山の方はお入りください」とある。
ゲートを入ると、犬の散歩をしているおじいさんに遭遇した。「今日はヒルが出るぞ~、気をつけてな~」と注意してくれる。そう、昨日は土砂降りの雨で、今日は雨が上がって朝から蒸し暑い。山にはガスがかかっている。絶好のヒル日和だ。しかし、私は、足に虫よけジェルという新兵器をたっぷり塗っている。なんとかなるだろう。

170527焼山への登り

朝日で温められた地面から湯気が立ち上る。そこに木漏れ日があたり、幻想的な景色を作り出している。
それにしても蒸し暑い。なにげなく足元を見ると…

ヒル、ヒル、ヒルだ!

新兵器の虫よけに上昇を阻まれたヒルが、靴下とトレランシューズの隙間に潜り込もうと、頭を隙間に突っ込んで、茶色のまだらの体をうねうねさせている。
ざっと見ても、両足で 10匹以上いる。
さらに何匹か、靴の上をはっている。

うーん、イソギンチャクの触手みたいで、かなり気持ち悪いぞ。一瞬、写真を撮ろうかと思ったが、あまりにも気持ち悪すぎて、うっかりそれを見た人のトラウマになりかねない。それより、早くどっかに行って欲しい。
写真を撮らないで、さっさとヒルを取ることに決めた。

靴の上のヒルは踏んでねじりつぶす。ヒルはただ踏んだだけでは死なない。
そして、靴と靴下の隙間に潜り込もうとしているヒルを、木の枝で挟み取ろうとしたが、靴下や靴にしっかりと噛みついて、そんなものじゃぜんぜん歯が立たない。
仕方がないので、ヒルを指でつまんで、うにょ~、と引きはがす。はがれた瞬間、ヒルは体をUの字にして、今度は、つまんでいる指に噛みつこうとする。オラ!とばかりに遠くに放り投げる。投げそこなって、手についたりしたらえらいことになる。

…そのとき、私の中でスタンドが目覚めた。
狙いをつけたヒルのしっぽを寸分たがわずオラ!っとつまむと、ヒルに反転する隙も与えず、次の瞬間にオラ!っと放り投げる。スタープラチナだった。
「オラオラオラオラ、オラ~ッ!」
すべてのヒルをつまみ捨て、ズボンのすそをまくり上げてヒルがいないことを確認すると、何事もなかったかのように、また歩きす。

焼山の山頂で、トレランシューズを履いている登山者に出会った。「ヒルが多いですね~」と声をかけると、「そうですか?」との声。そして次の瞬間その方は自分の足を見て、「うわぁ!」と叫び声をあげていた。

170527焼山から姫次へ、ヒルに注意

そう、ヒルに注意。幸いなことに、今日はマムシには遭遇していない。

170527姫次への登り

姫次が近づくにしたがって、だんだんいい雰囲気になってくる。
雨に濡れた新緑が光っている。ミツバツツジの紫も美しい。道が平坦になったところで軽く走る。体全体にそよ風が吹き抜ける。

姫次で10分の休憩。姫次は、私の一押しの絶景の地なのだが、今日は、山がガスに覆われて展望がいまいち。餡ドーナツを食べてさっさと出発。

170527地蔵平

姫次から、蛭ヶ岳へ続く稜線を駆け下りる。原小屋平、地蔵平とぶなに囲まれた気持ちのいいトレールが続く。人も少なく静かな山を堪能する。

170527蛭ヶ岳のシロヤシオ

コルを越え、蛭ヶ岳への400mのきつい登りが始まる。満開のシロヤシオが気を紛らわしてくれる。遠くから見ると真っ白な綿アメのようだ。登山道を進むと次々と現れる満開のシロヤシオは本当にきれいだ。

170527シロヤシオ拡大。

まさに見ごろ。花びらもフレッシュ。

170527蛭ヶ岳山頂

やっと着いた~。蛭ヶ岳山頂だ。
山にかかっていた雲は、すっかり消えて、例年より雪の多い富士山もはっきり見える。
現在、11時14分。まあまあのペースだが、疲れた。牛乳を飲みながら餡ドーナツを食べ、まったりと休憩する。

次回へ続く)

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