夏の日に楽しく遊ぶ~奥秩父・竜喰谷


7/30 石楠花橋~竜喰谷~井戸沢~大常木林道~二ノ瀬

暑い夏。
 春や秋には気持ちの良い縦走やハイキングも、夏は単なる修行である。そんなときは、沢に水遊びに行こう。

かねてから行きたかった竜喰谷に、昨年沢デビューした(沢デビューはシダクラ沢で)沢ガールを含めて行ってきた。
 竜喰谷は水量の多い立派な滝が連続する沢だが、高巻がしっかりしているので、初心者でも楽しく登れる。

160730竜喰谷・出合

奥多摩側から見て石楠花橋手前の駐車スペースから、踏み跡をたどって一之瀬川の本流に下りる。
 いきなりごつい滝だと思ったが、これは本流の滝で、竜喰谷はこの滝の手前に右から流れ込んでいる。

160730竜喰谷・ゴルジュ

しばらく河原Fullな流れが続くが、こんなゴルジュもある。
 竜喰谷の記録を調べると、水量が多いと書かれているものが多い。しかし、今年は空梅雨気味だったせいか、水は少なく、滝に干からびた苔が貼りついているところもあった。

160730竜喰谷・釜をまく

沢のぼらーには2つの人種が存在する。
 寒くても釜に飛び込む人種と、暑くても釜をへつる人種である。
 一般に後者は、沢に行きたいがパンツが濡れるのは嫌だ、というわがままな人たちである。今回はみな後者である。

160730竜喰谷・下駄小屋ノ滝

小さな滝を登ったり巻いたり、ルンルン進み、竜喰谷最大の滝、下駄小屋ノ滝に到着。最大と言っても12m、威圧感はない。むしろ涼やかだ。
 左から登る中段までは易しい。上段は滑りそう。中段から左へ巻くこともできる。
 初めから巻くときは、右岸の巻道を行く。

160730竜喰谷・曲り滝

竜喰谷最大の難所と言われる曲り滝。
 登るなら水流のない右側。写真で見ると簡単に登れそうに見えるが、最後が少々ハングしている。あそこで落ちたらシャレにならん。
 受験勉強に明け暮れ、年に1度か2度しかザイルに触らない、ひ弱な私は全く自信がない。素直に巻くことにする。

巻くにしても少々危険が伴う。
 少し戻って、階段状の滝下の右岸の急な踏み跡を登る。右から曲り谷の直下につながる踏み跡が合流し、もう数ステップ登ると小さな切り立った尾根の上に出る。ここから下りるなら懸垂下降がいいな~、と思うくらい切り立っている。沢はずっと下(20mくらい?)に見える。
 そこから尾根に沿って、トラバースする。死亡事故があったというのは、おそらくここだろう。
 崩れた土の急斜面に踏み跡、というか、足跡がついているので、そこをあまりあてにならない木の根などをつかみながら慎重にトラバースする。足元はそのまま沢床までストンと落ちている。足を滑らせなければなんということはないが、滑らせたら終わりだろう。
 沢を始めたばかりの、よそ様のお嬢さんをこんなところで落とすわけにはいかないので、今日の最初で最後、ザイルを出してフィックスした。

160730竜喰谷・滝がたくさん

難所を通過し、あとは気楽に登ってゆく。滑と適度に楽しめる滝が交互に現れる。

160730竜喰谷・巻道

巻道は大体こんな感じ。しっかり踏まれていて迷うことはない。

160730竜喰谷・源流部

原生林の緑が美しく、とても気持ちがいい。

160730竜喰谷・サイト適地

サイト適地は随所にある。
 明日、学校がなければこの辺りに一泊したかった...
 同行の沢ガールも、沢から出たくない、もっとゆっくりしていたい、と言っていた。それほど穏やかでいい沢である。

160730竜喰谷・大常木林道

源流部の二俣は井戸沢に入る。盾ノ沢のほうが遡行が長いらしいが、盾ノ沢はヤブっぽく見えた。
 井戸沢に入るとすぐに大常木林道の橋があり、遡行終了。
 大常木林道に沿って七ツ石尾根のほうに進む、途中、盾ノ沢の遡行終了点を通る。確かにこちらのほうが長い。
 大常木林道には、分岐がいくつかあるが、何も考えず全部下のほうに進む。等高線に沿って水平に延々と森の中を歩き続けると、無事に一之瀬林道の二ノ瀬の辺りにでた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です