身延山観光～下部温泉（２）

7/24 下部温泉～身延山

（前回の続き）

ただただ温泉、とか言いつつも、せっかくなので観光もする。
　身延山は下部温泉のすぐ近く。「山」とつけば、身延山であれ代官山であれ行ってみたくなる。
　下部温泉駅から特急に乗り、車内で切符を買うとすぐ、１０分もたたずに身延駅に到着、そして駅からバスで１０分ちょいで身延山久遠寺に到着。

バス停から参道を直進し、三門をくぐれば、いきなり２８７段の階段が、我々を出迎えてくれる。

朝から湿度が高いので、空気が澄んでいる朝早いほうが景色がいいだろうと、まずは身延山山頂にロープウエイで上がる。本当は歩いて山頂まで行きたかったが、時間がなかったのでやむを得ない。

標高１１５３ｍの身延山山頂に到着。日蓮さんがいる。そうか、ここは日蓮宗の総本山だった。
　日蓮さんを横目に見つつ真っ先に展望台に向かった。しかし、時はすでに遅し、山々は雲に覆われ、南アルプスの山並みの片鱗さえ見ることはできなかった。

山頂付近は杉の森となっている。日蓮さんが植えたといわれる樹齢７００年を超える杉の大樹をはじめ、立派な杉の木が林立している。

３０分くらいで山頂を一回りし、ロープウエイで身延山久遠寺の本堂に下る。

久遠寺の本堂は威圧感のある巨大な建築物。さすが日蓮さん。仏教であれ、キリスト教であれ、宗教建築には威圧感が重要だ。

日蓮さんのお墓（たぶん）をみて、参道に戻る。途中、土産屋には、干しシイタケが売られている。ここの特産物らしい。
　ちょうど昼食時だったので、食堂に入って「シイタケ丼」を注文してみた。
　味は、写真から皆さんが想像する通り。うむ、うまみの濃い干しシイタケだ。一度に干しシイタケをこんなに食べたのは初めてだ。

身延山のバス停から、新宿バスタ行の高速バスに乗り、短かった旅の帰途につく。

（下部温泉、完）