岳人7月号

ほとんどブログを更新していない今日この頃。
 それでもコンスタントにアクセスがあり、ありがたく、申し訳ない限りだ。
 できるだけ更新しなくては。

と言うことで、岳人7月号の紹介。

特集「山岳トレイルを行く」

一瞬、「山岳トイレ」の特集かと思って、目を疑ってしまった。
 もちろんそんなことはない。長距離の縦走、トレッキングの特集と思えば大体あっている。
 巻頭で紹介されるコースは「北アルプス 槍ヶ岳から剣岳へ」。
 他には「大雪旭日岳から十勝岳」、「大峯奥駆道」など。バリエーションに富んでいる。
 縦走が好きな人には参考になる記事だろう。

ただ、岳人をナショナルジオグラフィックのような雑誌にしたい、という編集長の言葉とは裏腹に、ちょっとインパクトのない特集だ。

「山に生きる父と子の170年」、「MY CLIMBING JOURNEY IN 20YEARS」などの連載も今月も楽しく読ませていただきました。でもやっぱりちょっとインパクトはないかな。

「タイ西部熱帯雨林の渓谷 46日間の連続遡下行登攀記」
 のこぎりで胴体を切断されながらも逃げ失せたニシキヘビはどうなったのだろう?

「とっておきの山歩き」
 鳥取の三鈷峰とか香川の笹ヶ峰とか、関東に住む私にはまったくなじみのない山が紹介されている。行きたいは思わないが、でも、ローカルな山を紹介するのはいいことだと思う。山は百名山やアルプスだけではない。

「Dr.Mの山道具考」
今月は「トレッキングポール」。ストックとか杖とか呼ばれるやつだ。トレッキングポールの構造やメンテナンス方法が説明されている。

しかし、私が注目したのは、トレッキングポールの石突、つまり先端に、キャップをつけて使うか、はずして使うかだ。
 トレッキングポールの石突は道に穴をあけ、さらに植物の根を切断するするので、環境保全のためにキャップはつけたままにすべきという「つける派」。そして、キャップをしたら滑って危ないし、キャップはよく外れてなくなるので、キャップを山に残すほうが環境によくない、キャップははずすべき、という「はずす派」。この両派の対立がある。

私は「つける派」だ。キャップをすると滑って危ないなら、すべるところはポールを使わなければいい。あるいは、そこだけキャップをはずせばいい。面倒だけど。そして、環境について言えば、山に残された幾ばくかのキャップよりも、登山道、あるいはその脇の花畑に何千何万と穿たれたの穴のほうが環境によくないと思う。

さて、Dr.Mのモンベル社長はどう言っているか?
 ...ネタバレはよくないと思うので、それは岳人を買って読んでください。

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