長野県、登山計画義務化を検討

登山計画、義務化を検討 長野県、御嶽山噴火受け 」(日経新聞 11/21)

長野県が、県内の広範な山を対象に、登山者に計画書提出を義務付ける条例を検討しているそうだ。

私の知る限り、計画書の提出を義務付ける条例は、
  「群馬県谷川岳遭難防止条例」
  「富山県登山届出条例」
 だ。
 これらの条例はざっくり言えば、危険なエリアに危険な時期に入るときに計画書を義務付けるもので、対象が狭く限定されている。
 また、来月から岐阜県で「岐阜県北アルプス地区における山岳遭難の防止に関する条例」が施行される。
 今回検討されている長野県の条例は、これらの条例より広く一般の登山を規制するもののようだ。

思うところはいろいろあるけれど、登山者の登山者としての意識が低下している昨今、しょうがないかな、というのが正直なところ。
 ただ、計画書のフォーマットを指定されると、山岳会用の計画書と長野県に提出する計画書の2つをつくらないといけないので、面倒だな~、というのも正直なところ。

条例の目的は登山者の意識の向上のように書かれている。
 しかし、今回の御岳でも問題になった、計画書を提出していない遭難者の捜索が困難であること、その困難な捜索のために、捜索者を二次遭難の危険にさらすこと、の是正の目的もありそうだ。

このニュースを見て思い出したのは、自分が高校生だったときのことだ。
 私が通っていた高校はかなり自由な校風で、校則もほとんどなかった。ただ、好き勝手にやると教師のいらん介入を招くおそれがあるので、学生は自主的にルール、マナーは(できるだけ)守るようにしていた。
 登山者も自分でよく考え、また、人の意見をきいて、守ったほうがいいマナーは守ったほうがいいだろう。 (当たり前か…)
 

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