ドタキャン&プカラ遺跡~南米4ヶ国の旅(14)


9/2 サンペドロ・デ・アタカマ(プカラ遺跡、月の谷)

前回の続き)

早朝4時。まだ外は真っ暗で満天の星空に細い月が浮かんでいる。身震いするほど寒く、ヒートテックやダウン、ニット帽など持っているだけの衣類を着込む。間もなく世界最高所のタティオ間欠泉のツアーのお迎えがくるはずだ。
 が、来ない…。6時になっても来ない。ドタキャンか?しまった、ここは南米だった。メールでは確認したが、昨日、直接旅行会社に行って確認しておけばよかった…。

130902サンペドロの朝からやっているカフェ

しかたがないので朝食を食べに通りに出る。しかし、7時に開いているのはこの一軒だけだった。いくつかのモーニングメニューがあるが、適当に選んだのは、でっかいパン(パリージャ)と、目玉三つの目玉焼き、カプチーノのセット。

9時になると今朝のツアーをすっぽかした旅行社が開いた。タブレットに入れておいたメールを見せて、ちゃんと確認したのにどうなってるの?と問いただすと、このメールの相手はサンチアゴのオフィスにいて、彼女からは連絡を受けていないとのこと…やっぱり南米だ…。どうしようもないので、今日の午後の月の谷ツアーの確認をしてオフィスを出る。

観光案内所で近くの観光地について聞いたが、プカラ遺跡くらいしかないらしい。歩いてプカラ遺跡へと向かう。地球の歩き方には「マチュピチュのミニ版」とあるが、はたして?

130902サンペドロ、プカラ遺跡への道

どう行ったらいいのか始めは迷ったが、すぐに道標があらわれる。道も一本道だ。枯れ木ばかりに見えるが、よく見ると桜のような花も咲いていたりして、気が芽吹く日本の初春の雰囲気のような気もしないこともない。

130902サンペドロのプカラ遺跡への道の渡渉

プカラ遺跡へは川を渡る。むむ、飛び石で渡れそうだが、落ちたらちょっと不愉快なことになりそうだ。キョロキョロと見回すと、すぐ下流に人がひとり通れるくらいの小さな橋があった。
 それにしても、なんでこの犬は我々についてくるのだろうか?

130902サンペドロ、プカラ遺跡の入り口焼け付くような陽射しの下、何台もの自転車に抜かれ、川沿いに歩くこと1時間弱。プカラ遺跡に到着。ここで入場料を払う。

130902サンペドロ、プカラ遺跡

これが「マチュピチュのミニ版」、プカラ遺跡だ!マチュピチュってこんなんなのか?
 山の斜面に石組みの住居跡が残る。インカ帝国以前の1200年ごろの遺跡。チリで最も古い町のひとつの根拠だろうか。説明はあるのだがスペイン語のみ。

130902サンペドロ、プカラ遺跡の花

プカラ遺跡はカラッカラッに乾いた岩屑の山。そんなところにも緑があり、花が咲いている。指先ほどの小さな植物がなぜ枯れないのだろうか?私はひからびそうだったので、売店でコーラを買って一気飲み。

130902サンペドロ、プカラ遺跡の展望台

プカラ遺跡の隣の丘には展望台がある。1時間かけて丘を登る。

130902サンペドロ、プカラ遺跡の展望台のパノラマ

展望台に到着。展望台からの360度の展望。砂漠をうがつ谷あり、砂の丘あり、雪をかぶったアンデスあり、不毛な乾いた大地あり。

130902サンペドロ、プカラ遺跡から砂の丘

まさに砂漠の細かい砂の丘。スキーができそうだ。

130902サンペドロ、プカラ遺跡からアンデス

サンペドロ・デ・アタカマの街とアンデスの山々。サンペドロの街は水と緑の豊かな谷沿いにあることがよく分かる。

130902サンペドロ、プカラ遺跡の展望台から谷

その谷の源流方面。ウマワカ渓谷のような激しく侵食された谷が続いている。

あまりにも暑いのでのんびりしたくない。さっさと丘を下る。下りは早い。そして来た道をサンペドロへと戻る。帰りは長い…。ついてきた犬はしばらく遺跡の入り口で待っているのが遺跡から見えていたが、我々が帰るころにはいなくなっていた。

130902サンペドロの昼食

午後2時の遅い昼食。幅の広いパスタをラザニアのように調理してある。ミートソースと濃厚なチーズがうまい。そしてもちろん昼からワイン。こんな暑いときには冷えたフレッシュな白に限る。うまい。サンペドロのレストランは高い、でもうまい。

次回に続く)

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