サルタ到着、大ピンチ!~南米4ヶ国の旅(8)

8/29 サルタ

前回の続き)

130829バスから見る夜明け

車内照明が点灯し起される。外を見ればまだ夜明け前、もうちょっと寝かしてくれよ。

130829バスでの朝食起されてすぐに朝食が配られる。やっぱりお菓子系。ここ何日か、夜は肉とジャガイモとワイン、朝はお菓子系、の繰り返しのような気がする。絶対体に悪い。


130829名も知らぬターミナル

食事が終わり片付けられると、ちょうど名も知らぬ小さなバスターミナルに到着。ほとんどのバスターミナルは、せいぜいプラットフォームが5つ、それどころかバス停の標識しかないところもある。切符売り場があっても、やってるんだかやってないんだかわからなくて、ちょっとぼろい。

130829サルタのバスターミナル

珍しく予定より30分も早い9時半、サルタのバスターミナル到着。さすが大都市、ターミナルが広くて、きれいで空港のロビーのようだ。ブエノスアイレスのターミナルよりずっときれい。

130829サルタ・サンマルティン公園

えーっと、市の中心街はどこだ?知らないところに来たら、まず通りの名前を探して、地球の歩き方の地図で確認。うん、これがサンマルティン公園だな、そうするとこのAv San Martinに沿って1kmほど歩けば中心街だ。ぼちぼち人が歩いているし、バスも走っているので治安もまあ大丈夫だろう。

120829サルタ・市街中心部

中心部はヨーロッパ風の歴史を感じさせる町並み。あちらこちらに教会の塔が見える。

まず、サルタからアンデス越えでチリのサンペドロ・アタカマへ行くバスのチケットのお金を払うために、手配をお願いした旅行会社に行く。オフィスはすぐに見つかり、初老の紳士が応対してくれる。が、英語がOKと言うが、日本の中学生レベルで何を言っているかよくわからない。チケットがないことだけはわかる。仕方ないので英語、スペイン語のミックスで説明してもらう……。
 えーー!!!季節はずれの大雪でアンデス越えの道路は閉鎖、いつバスが通れるか分からない!?イグアスでは冷たい大雨だったが、こちらでは大雪だったのだ…。困った。これは大ピンチ。おじさんはラ・キアカからボリビアに入ればいいという。とんでもない、ボリビアの交通の時間はめちゃめちゃだと言うし、3日後にサンペドロ・アタカマで友達に会うことになっている。おじさんは、明日の17時に道路の状況がわかるので、それまで何も考えずに楽しんで観光しろと言う。どんだけお気楽なんだ…これがラテンか。しゃあない、飛行機を使うか。夜、宿に戻ったら検索だ。今日はもう楽しんで観光するしかないな~。

130829サルタのビール・サルタ3時間ちかくおじさんと掛け合いをして疲労困憊。何も考えず地球の歩き方の最初に紹介されている”La Chueca”に入ってランチ。もう、昼真からビール飲んじゃうよ。いつものことだけど。これはサルタのビール”Salta”。日本のラガービールとほとんど同じ。ちょっと薄くて切れが悪い。


130829LaChuecaの鶏の煮込み

ランチセットがあるはずだがメニューを見てもわからなかった。毎日牛肉ばかり食べている気がするので、鶏の胸肉の煮込みを注文する。可もなく不可もなく。でもからい。パンにつけるソースもからい。ブエノスアイレスではあまりからい食べ物はなかったが、北に行くほど唐辛子が使われるようになるのだろうか。

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特にやることもないので、街の中心、7月9日広場へ。7月9日はアルゼンチンの独立記念日。するとこの彼はサンマルティン将軍かな。広場のベンチは、なぜか座っているだけの何もしない人で満席。

1308297月9日広場の周辺

7月9日広場は1700年代から1800年代にかけて建てられた、由緒正しい建築物で囲まれている。今はそれらは博物館やホテル、カフェになっている。

1308297月9日広場のカテドラル。

1858年に建てられた7月9日広場にある教会。中はキンキラキン。子供向けのミサなのか、子供達がお坊さんの言葉の後について何か大声で叫んでいた。

130829サン・フランシスコ教会

サルタの中心部には教会が密集している。これはサン・フランシスコ教会。残念ながら工事中。

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ぶらぶらと街外れ。ターミナルに近いサンマルティン公園。大きな池に足漕ぎボートがある。木曜日の夕方だというのにボートを漕いでいる人が多い。ボートの後を水鳥がくっついて泳いでいるのを、ボーっと見ていた。

130829サルタ・サン・ベルナルド修道院

地図を見て近くに教会があるのを発見。もう、教会めぐりだ。で、これはサン・ベルナルド修道院。この後ろに見えている丘がサルタの展望台、サン・ベルナルドの丘。

130829サルタ・サンベルナルドの丘のゴンドラ

丘はゴンドラで上る。

130829サルタ・サンベルナルドの丘の像

山頂からサン・ベルナルドの像が夕暮れの街を見下ろす。

130829サルタ・サンベルナルドの丘の土産屋

サン・ベルナルドの丘の山頂は公園のようになっていて、土産屋やレストランがある。そしてここに限らず、街中で犬が寝ている。

130829サルタ・サンベルナルドの丘で日没を待つ

展望台で日没を待つ人々。風が冷たい。ユニクロのペラペラウインドブレーカの出番。

130829サルタ・サンベルナルドの丘の夕暮れ

雲があってきれいな夕日はみられそうにない。眼下にはすでに夕闇に覆われつつある人口100万の大都市、サルタ。その向こうには標高5000mを越えるアンデスの山々。雄大な展望だ。
 夜景が見事とのことだが、夜の街をふらふらしたくないので、日が沈んだのを見届けて丘を下りる。

130829サルタ・夜の7月9日広場

食事のためにまた7月9日広場に戻る。夜になってさらに賑やかになった。

130829サルタ・土産屋のショーウインド

土産屋のショーウィンド。真ん中の丸い入れ物は、マテ茶を飲むためのコップ。

130829サルタ・7月9日広場のカフェで食事

7月9日広場に面したカフェで食事。Clasico Argentinoという、郷土料理のセットメニューを頼む。これは「ロクロ」。豆やとうもろこし、豚肉を煮込んだシチュー。このドロドロ系の食感は山梨のほうとうそっくり。広場を囲む建物は美しくライトアップされている。美しいサルタの街に乾杯!

130829サルタ・ライトアップされたカテドラル

ライトアップされたカテドラル。

130829サルタ・Hostel in Salta

宿は街の中心からちょっと離れたところにある。人通りの少ない道を足早に歩く。無事到着。
寝る前に大仕事。アンデス越えができないときの代替策を考えなければ。タブレットをWiFiにつなげて、バスの時刻表やLAN航空のページを調べる。便利だー。明日の17時で道路が開通していない場合は、そのまま夜行バスでメンドーサに向かい、一泊してから早朝のサンティアゴ行きの飛行機に乗り、カラマ行きの飛行機に乗り換え、カラマからバスでサンペドロ・アタカマに向かう。う~ん、金が…。カードの限度枠を確認する。

次回に続く)

参考

カラマのバスターミナル(Station Centra)
市街中心部の東にあり、中心部から徒歩15分ほど。Av San Martinにそってバスも走っている。
カフェやATMあり
サン・ベルナルドの丘
ゴンドラは10:00-19:30、19:00に注意を促すサイレンがなる。片道ARS10。
ATM、両替
ATM : バスターミナル、Av. San MartinとBuenos Ariresの交差点、7月9日広場の周辺、Caseros通りなどにある。City Bankがあり、ATMもあったがなぜか私のCityのカードは使えなかった。7月9日広場の北西の角に両替所があるが、US-ARSのみのよう。
宿
Hostel in Salta : スタッフがとてもフレンドリー。英語はほぼ通じる。部屋は清潔でシャワーもちゃんと出る。部屋でWiFiがつながる。ランドリーサービスあり。団体客が多い。

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