鹿島槍から光城山へ転進


4/28 光城山

GWの前半は、扇沢をつめてから爺ヶ岳に登り、冷池にベースを置いて鹿島槍ヶ岳周辺を滑りまくる計画。入山前日に扇沢の駐車場に入る。下界は晴れているのにここはなぜか吹雪。それも20cmくらい積もっている。嫌な予感を感じつつも、一杯やって車中泊。

雪煙なびく蓮華岳の尾根

外が明るくなっているのに気付いて目が覚める。一晩中風のうなりを聞いていた気がした。窓の外を見れば稜線は雲に覆われている。時々雲が切れてモウモウと雪煙を巻き上げる稜線が姿を現す。ムムム、この駐車場でさえ軽い地吹雪だから、稜線はかなり辛そうだ。おまけに谷はまるで厳冬期のように真っ白な新雪で埋め尽くされている。最新の情報では冷池の昨日の降雪は1mとのこと…。これでは急峻な扇沢をつめる=死、だ。爺ヶ岳南尾根を登れば安全だが、スキーを背負って兼用靴で登るのはしんどそう。ましてや雪が安定せずにスキーを背負って南尾根を下りることになったら目も当てられない。3月ならそれでもいいと思うのだが…。決めた、中止!

君子危うきに近寄らず。虎穴に入らないから虎子もいらない。青空に後ろ髪を引かれるが早々に撤退。

安曇野の春

このまま帰るのはもったいないので、適当な観光地を探してドライブ。水ぬるむ安曇野の春。こんな景色を見ながら毎日を過ごしている人々がうらやましい。

光城山登山口

やってきたのは光城山登山口。「ひかりじょうやま」という名前がいい。安曇野ICで高速を下り後立に向かう途中、右手に山頂から麓まで防火帯のようなすじがある山が見える。すごい気になっていたのだが、それが光城山、で桜の名所らしい。なるほど、登山口の駐車場にはびっしりと車が止まって、次から次へとハイカーが登ってゆく。

光城山の花

よく整備された登山道をゆるゆると登ってゆく。桜の名所と言うが桜はない。しかし足元は草花に覆われている。

光城山の桜コース

途中で桜コースと赤松コースに分かれている。桜コースを進むと、枯れ木のような暗い林の中にぽつぽつと花をつけた桜の木があった。でも実はこの林が全部桜の木で、今年はなぜかつぼみがつかなかったそうだ。

光城山頂上付近

30分ほどで光城山頂上制覇!白馬から蝶ヶ岳まで延々と連なる白銀の北アルプスをバックに、足元に安曇野の平野が広がる。すばらしい眺望だ。人が多いわけだ。

光城山から蓮華岳方面

山頂から蓮華、爺ヶ岳方向を望む。朝かかっていた雲はだいぶ晴れてきた。う~ん、行けばよかったかな…

蝶ヶ岳から蓮華岳までは稜線に雲はないが、そこから北の後ろ立山、白馬方面の稜線は雲に覆われていた。風が直接当たるか当たらないかで、同じ北アでも天気はぜんぜん違う。

光城山赤松コース

赤松コースを下る。なぜか赤松コースのほうが桜が満開だった。

光城山の桜の花

桜の花のアップ。花と同時に葉が出ているけど、なんていう桜なんだろう。

湯多里山の神下山後は車で10分ほどのところにある温泉「湯多里山の神」で入浴。ナトリウム炭酸水素塩温泉で肌がすべすべになる。無加水循環でちょっと塩素の臭いが気になるのが玉に瑕。でも休憩所がガラガラで、心おきなくゴロゴロしてリラックスすることができた。

豊科のうちぼりの天ざる

ハイキングして、温泉に入って腹減った~、と言うことで温泉の受付でおすすめの蕎麦屋を尋ねたところ、「どこも同じ」とのつれない返事。そこで豊科駅に向かいつつ、えいやっ!と入ったのが「うちぼり」。蕎麦はふつ~う。ただ、天ぷらが絶妙。別に特別な材料とかではなくふつ~うの素材なのだが、揚げ具合が絶妙。ふつ~の海老や椎茸がうまい。

上諏訪サービスエリア

普段の山行では考えられないほど、だらだらと温泉に入り、だらだらと食事をし、やっと帰途に着く。途中、上諏訪SAでだらだらと休憩。朝見た雪煙舞う稜線がうそのような穏やかな日だった。

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