今さら初スキー~越後駒ケ岳(1)


4/20 銀山平・白銀の湯~柳沢~小倉山~肩ノ小屋~柳沢~白銀の湯

桜も散る頃、今さら初スキー。貧乏暇なしでなかなか計画が立てられず、立てた計画はすべて天気に恵まれず・・・。山を始めてから初めてのありえない状況を打破すべく、曇後雪の天気予報にダメ元で越後駒ケ岳に向かう。

奥只見シルバーラインゲート
前夜のうちに小出インターそばの道の駅「ゆのたに」に車を停め車中泊。そして5時に起きて奥只見シルバーラインのゲートに着くと、そこにはすでに車の長い列があった。ゲートが開くのは午前6時から午後6時まで。今並ぶのはいいとして、帰りも6時を過ぎると帰れなくなってしまう。

白銀の湯駐車場
長いトンネルを抜け銀山平へ。東京は桜も終わったというのに、ここはまだ厚い雪に閉ざされている。白銀の湯の駐車場に車をとめて出発。遠くに真っ白い山が見えている。今日の目的地、越後駒ケ岳だ。

北ノ又川を渡る
白銀の湯からちょっと戻って北ノ又川に架かる小さな橋を渡る。このまま沢沿いに行くと崖で行き止まりなので、いったん正面の林道に上がって林道沿いに左岸をさかのぼる。

北ノ又川をさかのぼる

しばらく北ノ又川に沿って進む。尾根の雪解けが進み、雪割れがそこかしこにある。雪を削って流れる川は春の色をしている。なんだかんだ言っても雪国にも春は来ていた。2月並みの寒さとの天気予報に恐れをなして、冬用のジャケットを着てきたが、平らなところを歩いているだけで汗をかく。失敗した、ゴア雨にすればよかった。

柳沢から尾根に取り付く

北ノ又川から離れ柳沢に入る。ここから道行山の稜線に上がるルートはいくつか取れる。一本目の枝尾根は始め緩く後がきつい、二本目は始めちょっときついがあとは緩い、三本目は全体的になんとなくきつい、...。二本目を登る。固い氷にうっすらと新雪が積もる。初心者なら腰が引けるほどの傾斜だが、新雪のおかげでシールが気持ちよく雪面に吸い付く。

道雪山への登り

短い急登りをこなし、雲に覆われた越後駒ケ岳を眺めながら、緩やかなブナ林を登ってゆく。下から見て雪割れしているんじゃないかと心配して場所に来てみると、雪割れどころか雪がなかった。

道雪山山頂

突然、林が切れ雪原に出た。これが道行山の山頂。いつの間にか雲が切れ青空が広がっていた。曇の天気予報はどこへ行った?暑いじゃないか。

道行山から越後駒ケ岳

越後駒ケ岳もこのとおり。いや~、雪山ってやっぱりいいな~。雪山万歳!越後の山万歳!山スキー万歳!

道雪山から荒沢岳

たおやかな越後駒ケ岳と対照的に、鋸の歯のような岩尾根を連ねる荒沢岳。荒沢岳ってこんなにかっこ良かったっけ?

越後駒ケ岳へのルート

はっと我に返る。こんなところでのんびりしちゃいけない。あまりの展望の良さとポカポカ春山陽気に、タイムリミットがあることを忘れてまったりしすぎた。まだまだ遠い山頂目指してあわてて出発する。

越後駒ケ岳

道行山から広いなだらかな稜線が続く。トレースに沿って進む登山者が蟻んこのように続いている。今は天国のような稜線だが、吹雪かれたら地獄の稜線なんだろうな。

霧氷が落ちる

適当なところで一休み。霧氷が春の日差しに照らされて、ぽたりぽたりと地面に落ちる。そしてそれがそのまま雪面に刺さっているのが面白い。なかなかうまく撮れず、あーでもない、こーでもないと向きや構図を変えていろいろ撮る。はっと我に返る。こんなところでぐずぐずしている暇はない…。

肩ノ小屋直下の稜線

肩ノ小屋までもうひと登り。小屋の屋根が見える。しかしその手前の尾根の雪が大きく割れて、深いシュルンドになっている。尾根の反対側も滑落したら止まらない急斜面。念のためにスキーアイゼンをつけて慎重に割れ目の横を歩く。

雪割れを越える

崩壊直前のでこぼこの雪の塊を上り下り。足元にはいくつも割れ目が走っている。おっかな~い。きっとある晴れた暖かい日に突然ズドンと谷底に落ちて行くのだろう。そう言えば、今日の午前中も雷もような雪崩の音が聞こえていたっけ。

次回に続く)

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