巨大間欠泉ゲイシール&世界遺産シンクヴェトリル~アイスランド&グリーンランド(6)


8/5 レイキャビック~グトルフォス~ケルリンガル~ゲイシール~シンクヴェトリル~レイキャビック

前回の続き)

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ケルリンガルから流れ出る川に沿って下ってゆく。途中、小さな滝があり車を止める。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・ケルリンガールの滝

氷河に削られたなだらかな大地に氷河を源とする川が流れる。そして大地の小さな段差が豊かな滝になる。ハイランドにはこんな滝が無数にある。

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乾いたダートをひたすら走る。はるか地平線から空に昇る土色の線が見えてきた。対向車だ。Baja2000の記録映画を思い起こさせる、強烈な土埃を巻き上げながらすれ違う。自動車同士のすれ違いはいいのだが、てんこ盛りの荷物を積んだツーリング用のMTBとも頻繁にすれ違う。さぞけむたいことだろう…でもここをツーリングするのはちょっとうらやましい。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・ハイランドの帰途

ハイランドからゴールデンサークルへひたすら緩く緩く下ってゆく。道はシワシワに刻まれた谷を避けるように曲がりくねって着いている。まさに飛行機から見た大地のシワの間を走っているのだ。単調な景色、単調なダートの振動、だんだんねむくなる、ねむくなる…

120805アイスランド、グリーンランドの旅・道路からゲイシール

いつのまにか舗装道路になり、ゲイシールの駐車場について目が覚める。地面からモクモクと湯気が上がっている。日光湯本温泉の源泉みたいだ。でもちょっと違う。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・ゲイシール間欠泉

のわ~、これはすごい。普通の温泉に見える小さな池から、突如として水柱が吹き上げる。飛沫が逆光にキラキラ光る。美しい。これが世界で5本の指に入るというゲイシールの間欠泉だ。間欠泉の周りには吹き出す瞬間を取ろうと、観光客がカメラを構えて取り囲んでいる。私もカメラを構えてその瞬間を待っていた。

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出た~、でも入りきれない。5~10分おきに噴出すると言われたが、そのときによって10mくらいあったり1mくらいのが1分おきだったり、一定していない。直前にちょっとした予兆があるので静止画は取れるが、起動に時間がかかる動画はスイッチを入れっぱなしで待つしかない。その間にどんどん電池は減ってゆく。コンデジでの撮影はなかなか難しい。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・ゲイシールの青い温泉

ブルーラグーンより正真正銘ブルーな温泉。でも熱くて立ち入り禁止。

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次は世界遺産シンクヴェトリルを目指す。途中、馬の群れが道をふさぐ。ガイドさんが「馬が道路を走るのは合法だけど、馬は道路交通法を知らないから困ったね~」などと言いながら、馬がいなくなるのを気長に待つ。アイスランドでポピュラーなアウトドアスポーツはゴルフと乗馬ということだ。ここにかぎらずあちこちに馬の群れはいるし、ハイウエイ沿いにはレンタル馬の看板も見る。そして登山道ならぬ馬道の地図まである。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・シンクベトリル、大地の割れ目

シンクヴェトリル国立公園には大地の割れ目がある。この割れ目がアイスランドを世界でも珍しい地質構造を作り出している。大西洋には中央海嶺という山脈があって、ここから湧き出すようにプレート、つまり海底が生まれているためにアフリカ大陸と南アメリカ大陸は離れつつある、と高校で習う。その中央海嶺が陸地を通っている唯一の場所がアイスランドであり、離れつつある地面が作る裂け目を見ることができるのが、ここシンクベトリル国立公園だ。この割れ目の左側は北アメリカプレート、右側はユーラシアプレートで、毎年2cmずつ離れてゆく。そしてその2つのプレートは地球の裏側、日本で再び出会って押し合い3.11の大地震を起こしたのだ。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・シンクベトリル、断崖が続く

地面の割れ目は平行して幾すじも走り、この断崖もその一部だ。この断崖の麓では、おそらくその音響効果を利用したと思われるが、930年に世界初の民主議会が開かれた。それによりシンクベトリルは2004年、世界遺産に登録されている。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・シンクベトリル、断崖の上からの眺め

遊歩道にそって断崖の上に立ってユーラシアプレートを眺める。日が暮れかけ寒々しい景色、と言うか気温が10度ないので本当に寒い。時は9時を過ぎている。このツアーは7時までの予定だから、すでにガイドさんは2時間サービス残業をしている。それなのに手を抜くことなく、休憩を挟みつつしっかりガイドしてくれる。アイスランド人は律儀でサービス精神にあふれている。

120805アイスランド、グリーンランドの旅・レイキャビックの夕日

帰路レイキャビックへ急ぐ。10時近くなりやっと日が沈む。まだレストラン開いているかな…。ガイドさんは明日も同じツアーがあるらしいけど大丈夫なのかな…

レイキャビックに戻り、まずは買い物、明日からのキャンプのための買出し。そんなこんなでレストランはほぼ間にあわず。閉店間際で駆け込んだピザハウスでテイクアウトのピザを買う。日本より安かった。シャワーを浴びて、ピザをワインで流し込み、さっさとベッドに入る。明日の朝も早いぞ…

次回に続く)

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