ブルーラグーン、世界最大の露天温泉~アイスランド&グリーンランド(2)

8/4 コペンハーゲン~アイスランド・ケプラヴィーク国際空港~ブルーラグーン~レイキャビック

前回の続き)

120804アイスランド、グリーンランド・デンマークの夜明け

5時に目覚まし時計が鳴る。ちょうど日が昇るところだった。窓を開けっ放しにして寝たが、暑くもなく寒くもなくちょうどいいすがすがしい朝。7:50発レイキャビック行きの飛行機に乗るために、こんなに早く起きた。

120804アイスランド、グリーンランド・ホテルの食事安いホテルなので、朝食はハムとチーズとパンのコンチネンタルだろうと思っていたがうれしい誤算。ホットミールが数種類、生野菜もたっぷり、ハム、チーズも数種類と大満足。何があるか分からないので、腹いっぱい食べておく。


120804アイスランド、グリーンランド・コペンハーゲン空港ホテルの送迎でコペンハーゲン空港へ。途中、住宅地が洗練されているように見えた。レンガ造りのアパートが並び、道は広く、電柱、電線はほとんどなく、街灯のライト部分がとても高い位置にあって、パットみて街灯がないようにも見える。すごい景観に気を使っているようだ。これが北欧か。
空港は早朝から活気に満ちている。


120804アイスランド、グリーンランド・コペンハーゲン空港内の所要時間チェックインして、荷物検査を受けたら手続き終了。あっという間。国内線並み。デンマーク、アイスランド両国はシェンゲン協定に加盟しているため、パスポートチェックがない。
さて、ターミナルの地図を見ると…現在位置からの所要時間が書いてある。これは便利。


120804アイスランド、グリーンランド・AIRICELAND機内誌アイスランドエアーに乗り込む。なんだこの機内誌は。一冊に機内誌と免税品カタログがまとめられている。合理的。食べ物は有料だし、飲み物もなかなか出てこない。合理的?



120804アイスランド、グリーンランド・アイスランド氷河

コペンハーゲンから飛び立ち、イギリス上空に差し掛かると空は雲に覆われ、景色が見えなくなった。寝る。そして、目が覚めるとそこにはアイスランドがあった。無数のシワのような深い谷に刻まれた、褐色の大地。山の上は融けて流れ出したアイスクリームのような氷河に覆われている。そして機体が高度を落とすと、黒や灰色、茶色に赤と油絵の具を適当に塗りたくったような、ありえない色の大地が見えてくる。なぜかナミビアの大地を思い出した。

アイスランドはイギリスの北西に浮かぶ、北海道と四国を合わせたくらいの面積の島国。人口も30万人くらいしかいない。しかし、かなりユニークな存在だ。地質学的な特異性や世界一のインターネット普及率、世界初の民主議会、女性大統領誕生、核軍縮を決定付けたソ連とアメリカのレイキャビック会談が行われた、と挙げていったらきりがない。それなのにアイスランドの地球の歩き方は出版されていない。

120804アイスランド、グリーンランド・ケプラヴィーク国際空港機体を振るわせながら厚い雲をぬけ着陸。雨だった…。3時間ほどのフライトでアイスランド・ケプラヴィーク国際空港到着。時差に合わせて時計を2時間遅らせる。
空港の荷物受け取りのコンベアはバックパックが多い。そしてそれをとる人はトレッキングシューズを履いている人が多い。さすが火山と氷河の国。


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日本の地方空港よりターミナルが小さいように思える建物をでて、すぐそばのバスターミナルから予約してあったブルーラグーン行きのバスに乗る。40分ほどのドライブだ。車窓の景色は…ほとんど草木が見えず荒涼としている。何にもない平原が広がっている。飛行機の窓から見えた黒は溶岩、灰色は地衣類、赤や緑は苔の色だった。道路が湿原を突っ切る木道のように見えた。

120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン1

もうもうと蒸気を上げるスヴァルスエインギ地熱発電所が見えてくると、そこが世界最大の露天温泉「ブルーラグーン」だ。地熱発電所の排水=温泉をつかった露天風呂がある。大きな駐車場があってバスが何台も並んでいた。ヨーロッパ中から観光客が訪れるらしい。

それにしてもこの入り口は鬼押し出しそっくり。

120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン2

受付でバウチャーをICカードに交換していざ入場。ICカードはロッカーの鍵や買い物の精算に使えて便利。とりあえず水着とタオルさえ持っていれば入場料だけで事足りる。さて、この露天風呂、確かに広い。池だ。水深が腰から胸くらいで、しゃがみながら一周すると10分弱かかる。そして水温が場所によってかなり違う。お湯の吹き出し口は風呂と言ってもいいが、そこから離れると温水プール並みで、曇っている今日は寒くて出られなくなる(気温10℃ちょっと)。「ブルーラグーン」というが、ブルーではなくて白いにごり湯だった。おそらく晴れている日はブルーになるのだろう。

老夫婦がゆったりと浮かんでいたり、ビキニの女の子達がキャッキャとはしゃいでいたり、中国人が大声で話していたりと、楽しみ方は人それぞれ。私も際限なくつかる。癒される~、会社のリストラのことも忘れる~。

120804アイスランド、グリーンランド・ブルーラグーン3

露天風呂だけでなくサウナのような風呂の付属品?やカフェ、レストランがあって1日楽しめるようになっている。そして極めつけは、風呂に桟橋のように突き出た売店があり、ビールやスナックを売っている。温泉に入りながらビールが飲めるのだ!もちろん飲みましたとも。ここは北極圏に近いため冬至のころはほとんど夜で、風呂に入りながらオーロラを見ることができるらしい。オーロラを見ながら温泉でビール…夢のようだ。

参考

アイスランドまでのアクセス
アイスランドエアー:コペンハーゲンからレイキャビックまで利用。食事が出ないのに高い…。レイキャビックへはヨーロッパの主要都市、北米の数都市から直行便が出ている。
ブルーラグーン、レイキャビックのアクセス
Reykjavik Excursions:長距離バス、空港リムジンバスを運行している。空港からブルーラグーン、ブルーラグーンからレイキャビックのバスもここ。他の会社からも同様のバスがあるらしい。
ブルーラグーン
公式ページ:とりあえず水着とタオルがあれば入場料だけで楽しめる。タオルやバスローブのレンタルもある。温泉に突き出た売店はICカードで買い物をして、退場時に精算。レストランやカフェ、みやげ物など支払いはカード利用可。バックパックやスーツケースなど大きな荷物は駐車場横の小屋の中に置いておく。鍵のない木の小屋だがみんなバンバン置いている。

次回に続く)

2件のフィードバック

  1. しらちゃん より:

    今レイキャビクにいます。
    雨に降り込められてカフェでビール飲みながら読ませていただきました。おやりになってることがすご過ぎて圧倒です。
    あまりの強風と雨でホエールウォッチングが中止となりカッパ姿で町をトボトボ・・・びしょ濡れで疲れました。寒いとロブスタースープのことしか考えられなくなりました。雨のレイキャビクで他にできることはないのでしょうか。

  2. 惰性人 より:

    しらちゃんさん、こんにちは
    レイキャビックなうですね。いいですね。
    私はそこそこお天気に恵まれました。雨のときは何をしたらいいのでしょうね…
    やっぱり食べる飲む!?ビールも安いし。
    私はパフィンとラムは食べましたが、ロブスターは食べそこないました。心残りです…

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