復興にまつわる2つの記事


「『被災地でボランティア不足』参加者の8割指摘」(1/10 YOMIURI ONLINE)

読売新聞と神戸大の調査で、被災地で活動するボランティアの8割が、ボランティアが不足していると考えているとの結果が出たとのことだ。

確かに、私が最初に6月に岩手で参加したときには、100人を超える個人参加者がいたのが、10月には20人もいなかった。ボランティアの急速な減少はまぎれもない事実だ。不足するのも当然に思える。

なぜか?すぐ思いつくのは、震災の記憶の風化だ。

しかし、そうとも言い切れない気がする。本当に不足しているのだろうか?

その理由のひとつは、ボランティアの仕事自体が減っているように見えるのだ。実際ボランティアの仕事が減ったという理由で、閉鎖されたボランティアセンターがあり、そこまでしなくても以前は無休であったボランティアセンターが、定休日を設けるようになってきている。

そしてもうひとつの理由。この調査はボランティアセンターや団体を通じて500人から回答を得ている。とすると、ひと月以上の長期ボランティアや何度もボランティア活動に参加している、いわゆるリピーターの回答の割合が多いと推測される。このような方々は非常に熱心だ。逆に、それほどのことはないと思って一度参加してやめた人も多くいるはずで、こちらの人のほうが多数のはず。このような人はアンケートの対象からもれている可能性が高く、別の見方をするかもしれない。

まあ、記事は記事として、しかし、私はボランティアが不要だとは思っていない。これからも間違いなくニーズはあるし、多くの人が参加すればそれだけ生まれるものは大きいと思う。

私にとって重要なのは、この記事の中でふれられているボランティア普及の課題、「情報、宿泊、活動拠点」だ。

本当だよ!

非常に個人的な不満なんだけど、ボランティアに参加したことのない多くの人が誤解しているが、被災地でのボランティア活動にはとてもお金がかかる。家から夜行バスで遠野を往復するだけで16000円くらいかかる。これに宿泊費が加わると…かといってテントでは今の時期…遠野では体育館を使わせてもらったからいいけど…

せめてボランティアの経費を義援金と同じように所得から控除してもらえれば…ブツブツ

一方、こんな記事もあった。

「復興国債、応募額7454億円 個人向けでは3年半ぶりの高水準 」(1/10 日本経済新聞)

すばらしい、多くの人がなんらかの形で復興を支援しようとしている。私もちょっと買った。

でもちょっとだけ…

それは震災復興とまったく別の次元の考えで。

今年度の国の一般会計の予算は90.3兆円。その収入のうちの44兆円ちょっとは国債、つまり収入の半分弱は借金。返せるのか?

しかも、復興国債は特別会計なのでこの中に含まれていない…入れたら国債依存度が50%越えちゃうのがはっきり見えちゃうからかな…

気持ちよく応援できないのがちょっと痛い。

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